2016年11月12日、PATA(Gt)、michiaki(Ba)、DIE(Key)、西田竜一(Dr)の4人で構成されるロックバンド・Ra:IN(ライン)が横浜BAY HALLでPATA 復活記念ライブを開催した。
今年1月、Ra:INのライブ終了数日後にギタリストPATAが緊急入院をし今後の動向が危ぶまれたが奇跡的な回復を果たし、VISUAL JAPAN SUMMIT 2016でX JAPANのステージに復帰、そしてRa:INでのライブも決定。PATA完全復活ともいえる待望のステージにファンの期待は高まるばかり。
メンバーがステージに姿を現すと大きな声援が沸き起こる。両手を突き上げ天を指差すPATA、盛り上がる会場にそのサウンドを存分に響かせる。エッジの効いた鋭さがありながら温かみのある音が会場を包み込み、オーディエンスはそのサウンドに身をゆだねる。
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「1月10日以来、我々が帰ってくることができました。」とmichiakiが復活宣言。DIEから今日Ra:IN初ライブより丁度14周年であることが語られ盛り上がる会場。しかしPATAが「そうだったっけ?」と言わんばかりに首をかしげると会場は温かな笑いに包まれる。感想を求められるとPATAは「すみません、長いもので14年もやってたって全然気がつきませんでした。あの頃30代だったのにもう51歳になりました。」と挨拶すると温かな拍手が送られた。
それぞれの個性が存分に発揮され、そして4人が揃っての圧倒的なサウンドが繰り広げられたRa:INステージはファンも満足の圧巻のステージであった。
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本編を終えた後も鳴り止まぬ手拍子に再びステージに登場するRa:IN。するとDIEの発声で『Happy Birthday to You』が歌われ、11月4日に誕生日を迎えたPATAを祝うサプライズバースデーが行われるとPATAも「ありがとうございます。」と感謝の言葉を伝えた。
一時期には年内の復活は難しいと思われていたRa:INであったがPATAの奇跡の復活によって実現した今回のステージ。世界一の轟音を存分に響かせ、Ra:INの完全復活を証明したステージであった。
(取材/文:山岸一之)
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