新時代の音楽フェスティバル・SAMURAI SONIC(サムライソニック)が11月28日、立川ステージガーデン(東京都立川市)で行われた。記念すべき第1回の公演には、ハイブリッドバンドBACK-ONなど、6組が登場。光りや香りなど、五感に響く演出で1000人を魅了し、立川から世界に熱い思いを発信した。
記念すべき第1回のイベントで大トリを飾ったのはミクスチャー・ロックバンド、BACK-ON。ステージでは11月にリリースしたばかりのアルバム『Still B/O』に収録した『Down』など新旧8曲を披露し、会場を盛り上げた。
幕開けの『Chain2020』から一体になった観客たち。フロアで揺れるスティックバルーンを目にしたボーカル・ギターのKENJI03は、メロディアスな『flower』を披露する前に「みんなが揺らしているのが、花みたいできれいです」と目を細めていた。
ギターを置いた『Misty rain』では、マイクを手に伸びやかな歌声を披露。「最後まで残ってくれてみんなありがとう!」と感謝したラストは、『SKY WALKER』を熱唱し、フロアを揺らした。
MCのTEEDAは、「コロナ禍で一緒に手を叩いたり、ライブを共有できることがありがたい」と頭を下げていた。
BACK-ONは地元・東京都足立区の幼なじみであるKENJI03とTEEDAが2002年に結成。2005年にメジャーデビューした。キャッチーな音楽性と熱量の高いライブパフォーマンスが、国内外で人気に。アニメ『ガンダム』シリーズや、ゲーム『テイルズ オブ』シリーズのタイアップに加え、ほかのアーティストへの楽曲提供など、多彩に活躍している。
SAMURAI SONICは、どんな時代になっても自分自身の心の奥底に眠る『魂動(こどう)』を聞き、力強く生きていこうというメッセージを音楽を通して伝えることを目的に初開催された。
WWSチャンネルではSAMURAI SONICのライブ後にBACK-ONのインタビューを実施。ステージを終えた感想や、2021年の活動を振り返るコメントを動画で視聴することができる。
(取材・文:西村綾乃)