12月28日、「第72回NHK紅白歌合戦」(19時30分~23時45分、NHK総合ほか)のリハーサルに高橋洋子が登場した。
高橋は紅白内の企画「カラフル特別企画~明日へ勇気をくれる歌~」に出演。今年、興行収入100億円超えの記録的大ヒットを記録した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2021年を代表する映画作品となった。企画内では「エヴァンゲリオン」シリーズの人気キャラクターが東京国際フォーラムに登場する。
「エヴァンゲリオン」シリーズの公式アンバサダーを務める高橋は、テレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌である『残酷な天使のテーゼ』を紅白のステージで歌唱する。
リハーサル後に報道関係者向けの会見に登場した高橋は、「26年間生き証人として見てきました私が、『エヴァンゲリオン』の代表として出させていただきます。大勢のみなさんに支えていただいて、今日を迎えられたこと、感謝の気持ちを込めて精一杯歌わせていただきます」とあいさつ。
『残酷な天使のテーゼ』歌唱に込める思いについて記者から聞かれると、「26年という年月は本当に長く、内容の濃い時間でした。特にこの2年間はコロナで世界中の方がステイホームを過ごし、(『エヴァンゲリオン』の)テレビシリーズや映画を改めて見てくださって方が大勢いると伺っています。その方にとっては、今がエヴァンゲリオンのシーズンなので、見てくださった大勢の方がへ向けて心を込めて、『これからもいろんなことを乗り越えて元気でやっていきましょう』、それから、『ありがとう』の気持ちを伝えさせていただきたいと思います」と意気込みを語った。
また、今回の出演オファーについて、「正直びっくりした」という高橋。「(紅白は)その年に活躍された方やヒットした曲が流れると知っていたので、みなさんに聞いていただいても旬なものではないのかなと思っていました。今回、企画で歌わせていただくということで、特に2021年を象徴するという意味では『そうだったかもしれない』と思って、一生出れないと思っていた憧れの紅白だったので、非常に感慨深く、ありがたく、嬉しい気持ちです」と心境を明かした。
「第72回NHK紅白歌合戦」は2021年12月31日の大みそか、NHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1にて19時30分より放送。
■「第72回 NHK紅白歌合戦」
毎年12月31日に放送される「NHK紅白歌合戦」。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため史上初の無観客での開催となった。今年は2年ぶりに有観客で開催されるが、例年、会場となっているNHKホールが工事中のため、東京国際フォーラム ホールAにて行われる。
また、司会者は俳優の大泉洋、川口春奈、和久田麻由子NHKアナウンサーが務める。これまでは「紅組司会」、「白組司会」、「総合司会」という呼称となっていた司会者だが、多様な価値観を認め合う意味も含めた今年のテーマ「Colorful~カラフル~」に沿い、役割を分けず「司会」に統一された。
また、今回のテーマである「Colorful~カラフル~」に合わせて、「カラフルな日本中」の今の姿や表情をさまざまな形で届ける企画も実施される。