【ライブレポート】MAN WITH A MISSION、現状への思いを込めてステージ上で吠えまくる！＜COUNTDOWN JAPAN 21/22＞

2022.01.14 公開

MAN WITH A MISSION＜COUNTDOWN JAPAN 21/22＞(※提供写真) 画像 1/7

2021年12月28日から31日まで、幕張メッセで開催された株式会社ロッキング・オン・ジャパン企画制作の国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN 21/22」に29日、5人組ロックバンドのMAN WITH A MISSIONが出演した。

「COUNTDOWN JAPAN 21/22」は、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、例年とは大きく異なる形で開催されている。

「MAN WITH A MISSIONデス。宜シクオ願イシマース！」ボーカルのジャン・ケン・ジョニーの挨拶から始まった1曲目は『Change the World』。イントロの「Woo」という叫びにのって荘厳かつ広がりのあるサウンドが耳に飛び込んでくる。曲が進むと間奏のギターの響きにメンバーの声が重なり、会場中に彼らの世界観が浸透するのが肌で感じられる。

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「ヨッシャ。2曲目！」勢いをつけるような掛け声とともに流れたのは『database』。会場にはレーザー光線が走り、曲のイメージを増幅していく。そんな中、ステージには突如、次に出番を控えた10-FEETのTAKUMAが登場。まるでメインアクトであるかのようにボーカルをかっさらう。一瞬驚いた観客も手拍子で参戦。さらに10-FEETの他2人のメンバーまでステージに現れ、ベースのNAOKIに至っては腹筋ローラーをステージ床に転がしてトレーニングを始める始末。「楽しんでる人、手ぇ上げてー！」TAKUMAがマイクを通して声をかけると客席からは一斉に手が上がった。「10-FEETノ皆サンニ大キナ拍手ヲ！」『database』が終わると10-FEETのメンバーは舞台袖に戻っていった。

本来ならここで会場は大声援に包まれるところだが、コロナ禍が続く現状、ライブで観客は声を出せない。こういった状況の中、各アーティストが様々な盛り上げ方を考えているが、MAN WITH A MISSIONにはサンプリング担当のDJ Santa Monicaがいる。彼がSEで仕込まれた歓声を効果的に流すことでバーチャルな歓声が会場を埋め尽くし、マンウィズならではの世界観を演出していた。

ここでジャン・ケン・ジョニーのMCが入る。COUNTDOWN JAPANの復活への喜びを語り「コノ年末ハ一杯笑ッテ新年ヲ迎エマショウ」とメッセージを伝えると、そんなシチュエーションにピッタリの『yoake』をドロップ。キレの良いDJプレイが印象的なイントロから疾走感がみなぎるナンバーだ。「皆様モ一緒ニ立チ上ガリマショウ！」とジャン・ケン・ジョニーがステージ前へ出て会場をあおる。

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続いても『Take Me Under』『Emotions』と怒涛のロックサウンドが会場を席巻。速弾きでのギターリフ、厚みのあるベース、そして怒涛のドラムスから生み出された音がで広大なホールをパワフルな音圧で埋め尽くしていった。

DJ Santa Monica によるSEの歓声が再び会場中に響き渡り、スクラッチでピタリと止まると、ここで改めてジャン・ケン・ジョニーのMCへ。「色々ナ状況ノ中、我々モ歩ミヲ止メナイトイウ事デ、新シイアルバムヲ作リマシタ。アーティストニドレダケノ事ガ出来ルカ分カリマセンガ、想イヲタップリ詰メ込ンデイマス。今年笑イマシタカ？笑ッテ無サソウデスネ…。様々ナ1年ダッタト思イマス。後僅カシカ無イデスガ、笑ッテ締メククッテ下サイ。ソシテ来年ハ目一杯笑エル1年ニ成ルヨウニ！」

轟音とともに次の曲『INTO THE DEEP』が始まる。ステージ背面のディスプレイにはリリックビデオが映し出され、曲の世界が増幅していく。Jean-Ken Johnnyによる中盤のラップパートになると、客席は縦ノリのジャンプで応戦する。会場中が小刻みに溢れ出す歌詞の心地よさに酔いしれた。

続くのは、ピアノフレーズが鳴り響き、鼓動のようなドラムが絡み合う『Remember Me』。ステージ上のDJ Santa Monicaの腕の振りに合わせてオーディエンスも一斉に左右に手を振って曲に身を委ねる。ラストチューンは『FLY AGAIN -Hero's Anthem-』。アンセム感あふれる彼らの代表曲で、荘厳な世界観に満ちた彼らのステージは締めくくられた。
（Text：バッキー☆大坂）

※記事公開時に誤植があったことをお詫びいたします。

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