今年デビュー25周年を迎える2人組アーティスト・ゆずの新曲『風信子』(読み:ヒヤシンス)が、俳優の阿部 寛、北村匠海が出演する映画『とんび』の主題歌に決定。1月24日(月)に、同楽曲が使用された本予告映像も公開された。
映画「とんび」ポスタービジュアル (c)2022「とんび」製作委員会 画像 2/2
映画『とんび』は、幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描く、作家・重松 清による不朽の同名小説の初映画化作品。破天荒ながら愛すべき父、主人公ヤス役には、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部寛。ヤスの息子・アキラ役には、若手実力派の中でも突出した才能を発揮する北村匠海。さらに、メガホンを取った監督・瀬々敬久の元に、薬師丸ひろ子、杏、安田 顕、大島優子、麻生久美子ら豪華キャストが集結。古き良き時代の物語にとどまらない、新たな時代への希望を予感させる、家族の絆の物語となっている。
主題歌のオファーを受けて北川悠仁が書き下ろした『風信子』は、北川と岩沢厚治による唯一無二のハーモニーが響きわたる壮大なミディアムバラード。風信子(ヒヤシンス)の花言葉『変わらぬ愛』が示すように、劇中で描かれる親子の絆や物語に寄り添いながらも、誰しもが抱く大切な人を想う気持ちが歌詞に綴られている。公開された予告映像では、『風信子』の一部を先行で視聴することができる。
映画『とんび』は、4月8日(金)より全国公開。なお、ゆずは今年3月に16thアルバム『PEOPLE』をリリースし、3月26日(土)からは4年ぶりとなる全国アリーナツアー「YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you-」を開催。さらに6月には17thアルバム『SEES』のリリースも決定しており、デビュー25周年イヤーを精力的に駆け抜けていく。
【北川悠仁・コメント】
主題歌のオファーを受けた際の感想
「とんび」は原作の小説を読んでいて、とても大好きな作品でした。お話をいただいたときはびっくりしましたが、同時に「この映画に最高に合う楽曲を作りたい」と強く思いました。
映画「とんび」を観た感想
心の芯がとても温かくなり、何度も涙が溢れました。不器用だけど深い愛情。たくさんの葛藤やぶつかり合いがありながら、真の愛を確かめあっていく親子の姿に感動しました。
主題歌「風信子」に込めた思い
僕は既に父が他界しているんですが、若い頃に想う親への気持ちと、今この年齢になったからこそわかる親の気持ちみたいなものがあって。それでもやはり、計り知れない想いもたくさんあります。そんな親を想う子の気持ちや、子を想う親の気持ち。さまざまな“愛の形”をイメージしながら楽曲を書き上げました。
映画公開を待つファンへのメッセージ
きっとこの映画を観終わったとき、多くの方が自分の原風景や親への想い、また子への想いが湧き上がると思います。そのとき皆さんの心に、この「風信子」がそっと寄り添えられればいいなと心から願っています。ゆずとしても、今年開催するコンサートの中でも披露する機会があると思います。ファンの皆さんも、是非楽しみにしていてください。
【阿部寛・コメント】
映画のエンドロールにゆずのお二人が作ってくださった「風信子」が流れたとき、自然と穏やかな温かい気持ちに包まれました。子を想う親、親を想う子、普遍的な親子の原風景を描いた「とんび」に、「風信子」という素敵な花を添えて頂き、とても嬉しく思っております。
【北村匠海・コメント】
「ゆず」のお二人に、映画主題歌を担当していただき、嬉しいです。「風信子」には「とんび」に描かれている不器用な愛情、特に父からみる息子への温かさが滲んでいるように感じられました。そして、ゆずのお二人の声が作品全体を優しく包んでくれているようで、どこまでも飛んでゆくトンビの親子を想いました。