コブクロが、2020年にリリースしたシングル「卒業」MVの第3弾が公開された。
2020年に公開した第1弾の「卒業」MVでは、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」にて学生を中心に卒業に関連した思い出投稿を募り、コラボMVを作成した。
2021年に公開した第2弾ではTWICEのSANAとのコラボレーションで「大人が振り返る卒業」をテーマに掲げ、「卒業 (Special Version) [with SANA]」を公開し、話題となった。
そして、2022年「卒業」第3弾のMVでは、コブクロの代表曲「蕾」のMVでも影絵の担当をした『劇団かかし座』とのコラボレーションで織りなす、影絵の新境地が散りばめられた作品となった。
コブクロ(※提供写真) 画像 2/4 画像 3/4 画像 4/4
『劇団かかし座』は、日本初の現代影絵の専門劇団であり、1952年の創立以来独自の手法で影絵の世界を拓き、多くの作品を生み出してきた劇団である。
『劇団かかし座』の手影絵パフォーマンスにより表現される様々な動植物は、生き生きとした生命力を感じさせ、見る者にハッと息を呑むほどの魅力を伝える。
MVでは実際に学生生活の思い出を切り取ったシチュエーション撮影も行われ、教室や屋上で過ごした時間、登下校の思い出の数々が、6面の大型スクリーンに投影されていく。
『劇団かかし座』の切り絵と手影絵により、学生生活の様々な情景を、情緒たっぷりに表現し、学生時代における色褪せぬ思い出の数々を『劇団かかし座』が誇る影絵の魅力と、ドローンカメラを駆使した撮影方法が組み合わさり昇華され、より新しい影絵の表現方法と、より新しい「卒業」MV の世界観を広げていく事が実現した。
【劇団かかし座・コメント】
名曲「蕾」に続き、再びコブクロさんのミュージックビデオに参加させていただいたのは大変に光栄なことだと思います。演劇や音楽等、ジャンルを問わずエンターテイメント業界が軒並み厳しい状況を迎えている現在、卒業という人生における一大イベントを情感豊かに彩る「卒業」の楽曲は、私たちが進むべく未来を照らす灯火のように、温もりと希望を与えてくれます。今回の撮影では、手影絵パフォーマンスと、背景となる影絵美術を担当させていただき、主人公が振り返る学生生活の様々な情景を表現しました。劇団かかし座も創立以来、最も厳しい状況を迎えていますが、今回のコラボレーションを励みに、未来へと前進していく所存です。
劇団かかし座 代表
後藤 圭
【佐伯 雄一郎監督・コメント】
今回、コブクロと劇団かかし座さんの影絵との再コラボレーションを図ったミュージックビデオ制作にあたりかかし座さんと打合せを重ねました。
友人達と共にした学校生活での数々の記憶を辿りながら、郷愁と希望の気持ちを込めて踊る女子高生を6面のスクリーンに浮かぶ様々な情景や影絵が彩っていきます。
劇団かかし座さんの影絵とコンテンポラリーダンスの生き生きとした表現力をご覧いただければと思います。