氣志團主催の奇跡の対戦型フェスイベント『THE GREAT ROCK'N'ROLL SEKIGAHARA 2017』2日目、フェスも終わりが近づいているのをどこか感じていると、まだまだここからだと言わんばかりのステージは赤いライトで照らされた。光に包まれて赤いサテンのブルゾンの光沢が眩しい。赤い拡声器を持って登場したのは、金髪のオールバックでキメたHYDEだ。
流れるように『INSIDE OF ME』、『LIPS』を2曲続けてパフォーマンスし、「幕張ー!」と会場を煽ると、観客は一斉にヘッドバンキングを始めると、”寸止め投げキッス”で会場を魅了した。
3曲目『DEVIL SIDE』では、テンポが早めの手拍子でリズムを刻んだ。自らカメラに寄り手をかけて、挑発的な目つきで見た人を釘付けにし、かと思えば可愛らしく両手を振って心を鷲掴みにした。
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1日目は氣志團とVAMPSが音楽バトルを繰り広げた。2日目の今日は、VAMPSは「氣志團リーグ」として参戦している。氣志團の綾小路 翔は自身のツイッターで、同じチームとしてパフォーマンスをすることに関して、「昨日の敵は今日の友という言葉もあるけれど、ここまで心強い味方がつくとは…」と絶賛していた。
HYDEのMCでも「”昨日の敵は今日のなんたら”って言うよね。まさにそれだなって思います。」と尊敬しあう仲であることと、アーティスト間の友情をうかがわせる一言を放った。
スカルの模様が入った海賊船の帆をイメージさせる布がはためくスタンドマイクで歌う『IN THIS HELL』、続けて『UNDERWORLD』。ブルゾンの裾をなびかせ、こめかみを押さえて歌う姿は、VAMPSらしい色気を醸し出していた。
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「幕張ー!アガっていこうぜー!もっとスイッチ入れてくれー!全員でピリオドの向こう側に行こうぜー!」
掛け声とともに始まった『AHEAD』では、上下とも黒い服に、アクセントの黒いバンダナがおしゃれなK.A.Zと、HYDEは、台に飛び乗りギターをかき鳴らすパフォーマンスで会場を沸かせた。
ラストの曲『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』では、「come on!」という掛け声で会場はラストに向けてヒートアップ。一回ごとにシャウトする声が大きくなり、メンバーと会場が一体になった。
(取材/文:村松美紀)
4月16日 THE GREAT ROCK'N'ROLL SEKIGAHARA 2017
VAMPS セットリスト:
M1:INSIDE OF ME
M2:LIPS
M3:DEVIL SIDE
M4:CALLING
M5:IN THIS HELL
M6:UNDERWORLD
M7:AHEAD
M8:SEX BLOOD ROCK N' ROLL