DEEP SQUADのNew Single「Gimme Gimme」(ヨミ:ギミギミ)がリリースされた。
本作は、4月8日(金)劇場公開の映画、赤楚衛二(主演)・町田啓太 『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』の挿入歌で、同ドラマのエンディングテーマに起用された「Good Love Your Love」のグラユラに続きギミギミという言葉遊びが印象的な、作品の世界観に寄り添い主人公のふたりのピュアな恋愛観を描いた爽快なポップナンバーとなっている。
カップリングには、YUICHIRO作詞による"未完成な男"が不器用にも大切な人を守りたい、愛し続けたい…というリアルな想いをストレートに書き下ろしたラヴソング『ヒトリゴト』を収録。
表題曲の「Gimme Gimme」は8日の先行配信以来、スイス、台湾、香港のJ-Popチャートで1位獲得し、アジアを中心にヨーロッパも含め海外5つの地域でTOP10入りを達成。また、14日に公開されたミュージックビデオには海外のファンからのコメントが殺到するなど、今世界中から注目を集めているDEEP SQUADのオフィシャルインタビューをお届けする。
ーー表題曲「Gimme Gimme」は映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』の挿入歌ということで、ドラマ版の エンディングテーマ「Good Love Your Love」と同じく世界的に人気となりそうですね。
TAKA:ありがたいですね。試写会でも実際に観たのですが、いい場面で流していただいてハマってました。恋愛のワクワクやドキドキが歌詞に組み込まれているので、ときめきをリアルにイメージできるかなと。ぜひ自分の恋愛観と照らし合わせてもらいたいです。
KEISEI:僕は台本を読んだ時に「恋っていいな」と思いましたね。恋愛によって人が頑張ろうと思えたり、秘めているパワーが引き出されたりする。それによって生活や仕事など、人生が豊かになるんだなと。
比嘉涼樹(以下、比嘉):純粋な恋愛を歌っているので、恋をしたい方や付き合いたてのカップルにも聴いてほしいですね。
ーー制作の経緯についても教えてください。
TAKA:楽曲自体はドラマに引き続き作品に寄り添って作っていって、監督さんたちとディスカッションを重ねました。
杉山亮司(以下、杉山):自分たちの色と映画の世界観を落とし込むために細かい部分にもこだわっています。
YUICHIRO:挿入歌なので冒頭から印象に残るような曲にしようという方向性で。
杉山:イントロはデモの段階だと、ギターのフレーズだけだったのですが、シンセを足すことで冒頭からDEEP SQUADのイメージになるようにしています。劇中で流れた瞬間に狙い通りの効果が出ましたよ。
YUICHIRO:あとは〈Gimme Gimme Gimme〉というサビはキャッチーですが、可愛くなりすぎないように歌いました。音楽的なトレンドも入れたかったので、そのせめぎ合いもありましたね。結果として僕たちらしいサウンドに仕上がったかなと。
ーー歌い出しはDEEP SQUADの「Aメロ職人」こと、比嘉さんですね。
比嘉:そうです(笑)。爽やかでポップな印象付けが大事だと思っていたので、言葉の表情や語尾を意識しながらレコーディングしました。跳ねるイメージで歌っています。
宇原雄飛(以下、宇原):僕もリズムを意識して歌いました。この曲のバックコーラスは、特にメロディもカッコいいラインで入っていたり、DEEP SQUADらしさが分かりやすく出ていると思います。
KEISEI:リズムが跳ねている(16分音符でスウィングしている)ので難しいんです。平坦にやると合わない。UHとかAHだけでもキラキラさせないといけないし(笑)。
YUICHIRO:コーラスもDEEPの3人と新メンバー3人とで前後半で分けています。
杉山:曲の1コーラス目(1番)は新メンバーが主メロを歌っているので、お三方にバックに回ってもらいました。2番はそれを逆にして。
YUICHIRO:難しいこともいろいろやっていますからね。DEEP SQUADを舐めてもらっちゃ困りますよ(笑)。
比嘉:シングルに収録されるMain Less(インストとコーラスのみのバージョン)と聴き比べても楽しいと思います。
杉山:トラックもカッコいいのでそちらもチェックしてもらいたいですね。
ーーまたカップリングの「ヒトリゴト」はYUICHIROさんが作詞されたということで、リード曲とは対照的に切ない歌詞が特徴的でした。こちらについてはいかがでしょう?
YUICHIRO:歌詞にでてくる〈182.5日〉というのは365日の半分なので、恋人と付き合って半年の話になっているんですよ。ポジティブな「Gimme Gimme」に比べたらネガティブな要素も入っていますね。その半年という長いのか短いのか分からない期間、相手を信じ切れていない心情を表現しました。サビでは「人生の旅」という意味で〈航海〉というワードを入れていますが、曲の流れだと「後悔」に聴こえるなど工夫も入ってますね。
―ーこのようなインスピレーションはどういう時に浮かぶんですか。
YUICHIRO:僕は恋愛するたびに歌詞を書き残すようにしているのですが、この歌詞はそれをそのまま落とし込んだものです。だからリアルなんですよね。ただ今回は曲にしていくなかで、(杉山)亮司に相談もしました。
杉山:相談してくださるので真剣に考えましたよ。たまに細かいニュアンスから若干のジェネレーションギャップを感じたり。
YUICHIRO:感じないでくれ(笑)。
杉山:(笑)。〈既読〉とか。
YUICHIRO:僕は「既読にならず」にしたんですよ。
杉山:やっぱり自然な話し言葉なら〈既読つかず〉の方がいいかなと思ったので直しました。
TAKA:それにしても、もともとのデモは英語だったので、よくここまで原曲のメロディを崩さずに日本語を当てられたなと思いますよ。
ーー他のみなさんは歌詞を実際に歌ってみていかがでした?
宇原:男性が共感できる歌詞。口にしないけど思っている人は多いと思うので、歌でそれを代弁しているように感じました。
KEISEI:僕は嫉妬心が散りばめられていて、YUICHIROらしいなと(笑)。やっぱり恋愛って生々しいものですから。僕たちの曲はきれいなバラードも多いですが、これくらい切実な感じもR&Bらしいかなと思いました。
TAKA:想いが乗せやすいキーと歌詞でした。最近は細かい情景や心情を表現する楽曲が溢れていますが、「ヒトリゴト」は比喩や深いフレーズが多い。そこに世代を感じます。
比嘉:キーをどこに設定するかという問題もありましたよね。1回下げたものもレコーディングしたのですが、キラキラ感が減ってしまうというか。
YUICHIRO:壮大さがなくなっちゃったよね。だから結局もとのキーに戻しました。
KEISEI:余裕があると聴く人に届かないのかも。やっぱりギリギリだからいいのかもしれません。
ーー初の有観客ツアー『DEEP SQUAD LIVE TOUR 2022D’PARTURE ~Episode 0~』ツアーファイナルのMCで、TAKAさんが「まだまだ夢半ば」と話していました。先日、EXPG高等学院の入学式でEXILE TETSUYAさんも「夢」について新入生にスピーチをしていたんですけど、高校生たちも夢半ば、DEEP SQUADも夢半ば、だとしたら夢はいつ終わるのでしょう?
TAKA:ひとつ叶えると次、また次となるのが夢ですね。だから僕らにとってもゴールがないのかなと思います。
YUICHIRO:深いですよね。寝ている時に見るものも「夢」ですし、将来の夢も「夢」。
TAKA:でも、やっぱり何かに「夢中」かどうかじゃないですか。「夢中」という文字はよくできているなと思いますよ。僕は40歳ですけど、そういう意味ではずっと夢半ばなのかもしれません。
・リリース情報
DEEP SQUAD
New Single「Gimme Gimme」
2022/4/13(wed)Release!!
【ミュージックビデオ】
https://youtu.be/8mXmz3GxzMs
【配信リンクファイア】
https://smar.lnk.to/Qy7YHB
【購入はこちらから】
https://smar.lnk.to/XVr2L1
■初回生産限定盤(CD+DVD+蛇腹折ポスター、三方背)
AICL-4212~4213 ¥1,500(税込)
■通常盤(CD)AICL-4214 ¥1,000(税込)