2017.05.19 公開


5月17日、所属事務所よりYOSHIKIの頚椎人工椎間板置換手術が無事終了したとの発表があった。世界中のメディアで大きく取り扱われた今回の一連のニュース。 YOSHIKIは手術直後から自身のSNSで現在の状況を発信しており、手術成功の喜ばしいニュースと共に、SNSの内容も大きく取り上げられている。



その中には早くも看護師の手を借りリハビリを始めている様子も見られる。しかし、それを見た日本のファンからは「無理はやめてください!」「どうか安静にしてもらいたいです。」「少しは休んで !」と、術後の体を気遣うファンのコメントが殺到し、YOSHIKIを心配する声で溢れかえっている。

確かに術後すぐに動き始めている様子を見ると、大丈夫だろうかと少し不安になるところ。だがそれは日本ならではの考えであり、これまでアメリカからの情報をもとに日本のマネジメントが日本の感覚で解釈して配信したニュースソースに、日米の常識の違いを痛感した。

実は日本で入院が当たり前だと考えられる手術でも、アメリカでは当日退院が常識で、今回のYOSHIKIが受けた手術は、術後数時間でウォーキングなど体を動かし始めるようにと医師からの指導が行われる。今回のように強力な麻酔薬が使用される場合は、特にそれが重要視され、覚醒後すぐに呼吸も含め体の機能を再起させるリハビリの意味も兼ねる。



YOSHIKIがまだ意識が朦朧とする中退院後すぐスタジオに向かったのも、医師の言葉を受けて自分の指が動くかどうかを確かめる為に、早くキーボードに触ったという理由が実のところあったようだ。

手術終了から数時間で1時間毎に10分~20分のウォーキングをするよう医師から指導されている事を考えると、日本の常識ではスパルタな印象かもしれない。しかし、アメリカではそれが当たり前であり、国が変わるとこれほどまでに常識も解釈も異なる。日本のファンの反応に、日米の医療の違いを見た。

大手術後の過酷なリハビリに耐えながらも前に進もうとしているYOSHIKIの今後の動向を見守りたい。なお7月以降に行われるツアーの実施有無は来週発表される予定。

 

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