2022年8月6日(土)・7日(日)、11日(木・祝)・12日(金)・13日(土)の5日間、株式会社ロッキング・オン・ジャパン主催の日本を代表する野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」が開催されている。入場ゲートでは手指消毒・検温を実施するなど、感染症対策に万全の対応を取りつつ実施されている。
2020年と2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により2年連続中止。2022年は3年ぶりの開催となる。また、今年から会場を千葉市蘇我スポーツ公園に移転し、都市型フェスとしてのスタートを切っている。
本記事では、初日となる8月6日(土)、GRASS STAGEに出演したORANGE RANGEのライブレポートをお届けする。
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リズミカルな沖縄民謡のリミックスサウンドとともにメンバーが両手を振りながらスGRASS STAGEに登場。「今日はYAMATOが欠席ですが、一番くやしいのは本人です。沖縄で泣いてます」この日、コロナ感染のためステージに出場できなかったYAMATOへの思いが開口一番、RYOから綴られた。1曲目は『以心電信』。RYOは歌いながらステージの端まで移動し「沖縄で泣いてるYAMATOに届けー!」とシャウトした。
「ROCK IN JAPAN盛り上がってる人どれくらいいるかー?後ろの人も前の人も、誰も置いていきません!」そのままの勢いで曲は『ロコローション』へ。曲に合わせて手拍子が響く会場。「このイントロ、わかる人いるよねぇ」いたずらっぽく笑うRYOの横で、HIROKIがYAMATOの分まで歌い始める。
「もう一段階、アゲていこうか!さぁ飛び跳ねろー!」RYOの掛け声でさらにヒートアップするGRASS STAGE。「みなさんのそのノリが我々に勇気を与えてくれます。やっぱりフェスは最高だなって思う人ー!フェスを止めちゃいけないって思う人ー!」その声に会場中から手が上がる。
「これで快晴だったら言うことなかったんだけどなぁ。そんな曲があった気がします!」と始まったのは『上海ハニー』。RYOとHIROKIがお互いステージの最端まで移動し、会場中をあおる。この曲中では沖縄のダンス・カチャーシーで盛り上げる一幕もあった。「日本からフェスがなくなっちゃいけないと思ってる人!」RYOの声に再び会場中に観客が腕を上げた。
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続いては、9月に4年ぶりのオリジナルアルバムをリリースするとのことで新曲『Pantyna feat.ソイソース』も披露。新曲ながらもタオル回しに手拍子など、会場のノリはバッチリだ。「まだ太陽は出ませんが、でもこのまま行きますよー!」と始まったのは『イケナイ太陽』。曲中、空を見上げてもどかしい顔をする愛嬌たっぷりのRYOの姿が会場を和ませた。
ラストを飾った曲は『キリキリマイ』。ドラムソロから始まり、HIROKIからRYOへライミングがリレーする。さらにステージ中央へYOHが飛び出しベースを唸らせ、NAOTOも負けじとハイトーンのギター音を響かせる。「OK、何度でも言うぞ。ロックフェスを止めるなよ!」RYOは最後に改めてフェスへの思いをシャウトしてORANGE RANGEのステージは締め括られた。
(取材・テキスト:バッキー大坂)
8月6日 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022 / ORANGE RANGE セットリスト
M01:以心電信
M02:ロコローション
M03:Ryukyu Wind
M04:キリサイテ 風
M05:上海ハニー
M06:Pantyna feat.ソイソース
M07:イケナイ太陽
M08:キリキリマイ