I Don’t Like Mondays. (#アイドラ) の2022年第6弾配信シングル「ロンリーゾンビーワンダーランド」が昨日8月8日(月)に配信リリースされた。さらにミュージックビデオが本日8月9日(火)22:00にYouTubeプレミア公開される。
I Don't Like Mondays.『ロンリーゾンビーワンダーランド』MVより(※提供写真) 画像 2/3 I Don't Like Mondays.『ロンリーゾンビーワンダーランド』ジャケット(※提供写真) 画像 3/3
「ロンリーゾンビーワンダーランド」は、心をズタズタに傷付けられた男の全身全霊ネガティブ恋愛ソング。まっすぐでストレートな歌詞表現を好まないアイドラの失恋歌となる本楽曲は、傷付き自暴自棄になった男を『ゾンビ』に比喩させ物語は進んでいく。終始ネガティブなワードを紡いだ詞世界でありながら、中毒性のあるテンポ感に乗せられたラップパート、象徴的なホーンやゴスペルセクションも相まり、聴くものをどこかポジティブな空間へと誘ってくれるまさにアイドラらしいトリッキーな一曲。
ミュージックビデオは、先月彼らが南米最大級のアニメフェス「Anime Friends 2022」出演で訪れたブラジルの地で撮影。サンパウロのストリートを練り歩くロケーションと楽曲とが見事にシンクロした映像作品に仕上がっているとのことだ。
【メンバー・コメント】
YU (Vo.) :
ここしばらくは悩み切って作詞した楽曲が続いていたので、今作は作曲も作詞もとにかく自由に、そして直感を大事に制作してみようと考えました。メロディーを何度か聴いている中で、サビの語尾部分にゾンビーというワードがふと聴こえてきました。そこから直ぐに「ゾンビのように歩く」という "walking like a zombie" のフレーズが産まれました。そこがストーリー着想の軸となり、なぜ主人公はゾンビのように街を歩かなければならなかったのか?と展開していきました。正直なところ、詩の中で主人公が最後までこれといった希望を見出さないまま終わる楽曲は、僕の作品の中では割と珍しいかなと思います。ただ楽曲として、ブラスやゴスペルのサウンドアプローチを散りばめることで、絶妙なバランスで、楽曲全体を通して主人公の心情を表現でき、聴き終わる頃にはなんだか不思議とすっきりした気持ちになる作品に仕上がったのかなと思っています。また、ラップ調のメロディー展開というこで、ライムするフレーズを作っていくことに重きを置いて作詞しました。全体を通してここまで韻を踏んだのは初めてだと思います。その辺りの語呂も含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。
CHOJI (Gt.) :
すごい面白い楽曲になったなと思っています。ギターのカッティングは派手すぎず地味すぎず、キース・リチャーズ氏のような気分で隙間を狙ってオブリをちょこちょこと挟んでみました。ブラスセクションが華やかさとポップさを注いでくれているので、その分自由奔放に、ロックに振り切ってやれた気がします。Bメロの目が回るような不思議な世界観や、間奏のゴスペルとアーシーなブルースロックがとても面白くて、この先ライブでもどんどん進化を遂げていきそうな楽曲だなと。各々が懸命に自分の持ち回りを洗練させていくことこそが、ひとつの素晴らしい作品を作り上げるということを改めて再認識した楽曲でした。
KENJI (Ba.) :
今回はやりたいことをやりたいだけぶつけることができた楽曲で、その分ベースフレーズは過去一番悩んだかもしれません。フックのある粘り気の強いフレーズができ上がり、個人的には非常に自信作です。全国ツアーを回る上で、どのような楽曲があればアクセントになるのかを考えて作った一曲なので、これを引っ提げてツアーを回れることが今から楽しみです。ツアー観に行くよという方は、ぜひ沢山聴いてもらって、ライブで思う存分に踊ってもらえたら嬉しいです。
SHUKI (Dr.) :
アレンジは泣きそうになるくらい過去一番の作業量でしたが、お陰で自信作ができました。やりたいことを全部詰め込んだ、ある意味、これまでで一番わがままな楽曲かもしれません。アナログ、デジタル、ソウル、ヒップホップ、ダブ、ボサノヴァ、R&B、ゴスペル、ロック、ファンク、ポップス全ての要素を詰め込んだ一曲。実に僕たちらしいと思います。今回は生でブラスも入れましたしゴスペルも入れました。とにかく遊び心を大切にしました。楽曲の事を考え過ぎて、完成したばかりの時はこの楽曲が頭の中でエンドレスリピート。眠れない夜が数日続いたゾンビー状態でした。みなさんにもそうなって欲しい。ぜひたくさん聴いてください。