©Metrock 2017 Photo by 本田裕二
5月20日、東京・若洲公園にてTOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017(通称:メトロック)が開催され、沖縄県石垣市出身の3人組アコースティックバンド・BEGINが出演した。
さざ波の爽やかな音が響きわたるSEASIDE PARK。強い日差しも和らいできた頃に、比嘉栄昇、島袋優、上地等がステージへ登場。
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「皆さんもご存知だと思いますが、来年は日本からブラジルへ移民の方が行って110周年でございます。」と比嘉が話すと上地が「誰も知らないね」とツッコミを入れ会場の笑いを誘う。
BEGINはブラジルでライブをする事も多く、ブラジルでは日本人がとても感謝、尊敬されていることを語る。ブラジルへの思いを伝えながらBEGINステージは展開していく。
まずは『アサイーボウル』『国道508号線』と披露。激しいロックフェスの中でもここだけは別世界。和やかな空気の中、オーディエンスは心地良く体を揺らし音楽に身をゆだねる。ここでボーカルを島袋へ移し、CMソングとしても多くの人に馴染みの深い『海の声』が披露される。青空の下、響き渡る美声が心を癒してくれる。
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「ブラジルにはマルシャというリズムがあります。」と比嘉が語りだす。このリズムで日本の歌を歌ったら絶対に合うと助言され、マルシャのリズムで歌う事を始めたと話し「これからマルシャメドレーをやりたいと思います。」と宣言。そしてスペシャルゲストとしてブラジルのサンバーカーニバルでも活躍している宮城姉妹を呼び込み演奏をスタート。
『上を向いて歩こう』『また逢う日まで』『月がとっても青いから』『いつでも夢を』『およげ!たいやきくん』『オジー自慢のオリオンビール』『笑顔のまんま』日本の誇る名曲、島唄をマルシャのリズムに乗せて披露した。その音楽に乗せてステップを踏み、手拍子を響かせ会場は温かい空気に満ちあふれ、歓喜の声をあげた。
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「俺ら『島人ぬ宝』っていう曲があるけどさ、あれはその当時中学2年生の子供たちから言葉をもらって作った歌なんだけど、彼らは今年30歳。『島人ぬ宝』が出来て15年ということで石垣島でお祝いします。最後にこの『島人ぬ宝』を歌って終わります。今日はありがとうございました!」
祝福の拍手が響き、夕日がステージを照らす中、ラストナンバー『島人ぬ宝』で締めくくられたBEGINステージ。優しく心に染み渡るサウンドに会場全員が癒された極上の空間を生み出してくれたBEGINに感謝の気持ちが込められた拍手と声援が贈られた。
(取材/文:山岸一之)
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5月20日 TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017
BEGIN セットリスト
M1.アサイーボウル
M2.国道508号線
M3.海の声
M4.マルシャメドレー
(上を向いて歩こう~また逢う日まで~月がとっても青いから~いつでも夢を~およげ!たいやきくん~オジー自慢のオリオンビール~笑顔のまんま)
M5.島人ぬ宝