【ライブレポート】野外フェス「人間交差点2017」のヘッドライナーにRHYMESTERが登場。怒涛のごとく新曲を披露し、まさに攻めまくりのクライマックス！

2017.05.26 公開

【ライブレポート】野外フェス「人間交差点2017」のヘッドライナーにRHYMESTERが登場。怒涛のごとく新曲を披露し、まさに攻めまくりのクライマックス！

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photo : cherry chill will

日本を代表するヒップホップグループ、RHYMESTERが主催する野外フェス「人間交差点2017」。今年で3年目となるイベントが例年同様、お台場の野外特設会場にて開催された。

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日もとっぷりと暮れ、イベントもいよいよクライマックス。ラストを飾るヘッドライナーはもちろんRHYMESTERだ。いつものように、まずはDJ JINがターンテーブルにスタンバイし、さっそく1曲目がスタート。

今、放送中のドラマ「SRサイタマノラッパー」の主題歌となっている『マイクの細道』だ。「まだまだ新曲続けるぜー」宇多丸の掛け声とともにさらに新曲『STYLE WARS』へ。ニューアルバムの制作がささやかれている中、いきなり2曲続けての新曲というセットリストで攻めて会場を沸かせた。

続いては、自身はもちろん、このイベントに出演したアーティストたちの今に至るまでの経緯に想いを込めて、スローナンバーの『グラキャビ』を披露。歌い終わると宇多丸は、ツアーの途中にスケジュールを空けて参加してくれたアーティスト、そして遠くからこの会場に集まったオーディエンスにも改めて感謝を告げた。

さらに「リリースしていないのに最近一番盛り上がる曲」だという『Back＆Forth』へ。この曲はマイク2本の可能性を追求した曲。宇多丸とMummy-Dの2人のアカペラから始まり、シンプルでありながら力強いメッセージが伝わってくる。そのまま昔からのファンにはたまらない『B-BOYイズム』へとなだれ込み、会場のテンションはたちまちピークへ。

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「さて、ここで一回引っ込んでアンコールを待つ予定だったのですが…」実はこの日、スケジュールが押してしまい、ステージはアンコールを待たずに続行。ここでスペシャルゲストとして、RHYMESTERの前にステージに登場したクレイジーケンバンドのギタリスト、小野瀬雅生が登場。『サマーアンセム』を披露する。小野瀬が参加しているオリジナル音源同様に激しく熱い夏のサウンドを繰り広げた。

そしてここでさらに新曲が登場。宇多丸曰く「ジャンルを形容する言葉は“FUNK”しかない」という『爆発的 feat. サイプレス上野』なるタイトルの曲を初披露。イントロでゲスト、サイプレス上野が登場し、リハーサルをしていなかったとは思えない息のあったパフォーマンスを展開した。

ラストチューンは、たくさんの新曲が生み出そうとしている今のRHYMESTERのシチュエーションにピッタリの『ラストヴァース』。これから先も挑戦を続けていく宣言とも言える、この曲でステージを締めくくった。

じっくり時間をかけてニューアルバムを制作しているという彼らだが、自身の主催するフェスのヘッドライナーとして、堂々と多くの新曲を披露し、現在進行形のスタンスをアピール。まずは6月14日に発売されるニューシングル「マイクの細道」に期待が高まる。

（取材/文：バッキー☆大坂）