2022.09.14 公開
高野麻里佳、セカンドライブを豊洲PITで開催

高野麻里佳(※提供写真)  画像 1/6

高野麻里佳 2nd LIVE ~LOVE&MOON~』が豊洲PITで開催された。3rdシングル「LOVE&MOON」の発売前ではあるが、「中秋の名月」が見られる9月10日開催というのも運命的なものも感じる。初の生バンドで、今の高野麻里佳を詰め込んだセットリストとアフタートーク……第一部の模様を中心にレポートする。

開演時間になり客電が落ちるとバンドが配置につく。事前にアナウンスされていたが、今回は生バンドでのライブとなる。バンド・リアジュボーンの演奏が始まると、高野麻里佳が勢いよく登場し、疾走感がある「Oh my future」を歌っていく。曲間も白いペンライトを高く振り上げて応援するファンへ「もっともっと腕を上げてー!」と煽り盛り上げる。落ちサビ後は、会場のテンションに合わせるように、さらに力強い声を響かせていた。

最初のMCで「みんな元気ー?」と問いかけると大きな拍手が起こる。以前ユニットで立ったことがある豊洲PITのステージに、今ソロとして立っていることへの感慨深さ。そして、このライブで自分の歌をさらに好きになってもらいたいと、意気込みを語る。

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続いてはソロデビュー曲「夢みたい、でも夢じゃない」。歌詞に想いを込め、表情豊かに歌っていく。その想いは歌に乗って、確かに観客へと届いていた。ゆらゆらと揺れながら歌ったのは「I tie U」。妖艶なボーカルで、リズムが変わるところも軽やかに乗りこなす。赤や紫やピンクのペンライト、そして照明も鮮やかだった。前向きな歌声を響かせた「New story」では、ステージを左右に移動し、観客に手を振りながらコミュニケーション。この初タイアップ曲では彼女の歌声の力強さを改めて感じられた。

次の「さよなら星空」では、平歌でペンライトを白、サビで青にしてほしい。そして最後のサビでは好きな色を振ってカラフルにしてほしいとお願いをする。ミラーボールも回り、客席と会場いっぱいに星が広がっていく。歌は低い音から始まり、そこからどんどん曲が広がっていき、サビではよく抜ける歌声になるという、1曲の中でもいろんな彼女の表現が感じられるのがいい。そして、落ちサビからラスサビにかけては、客席のカラフルなペンライトが本当にきれいで、忘れられない景色となった。ちなみにこの曲は第一部のみで歌われた楽曲。第二部では「ひとつ」が歌われた。

ステージ上で、サッとジャケットを脱ぎ捨て、スカートがひらひらとかわいらしいピンクのワンピースに早替えをする。これは“LOVE"を意識したデザインということで、とてもキュートだ。ボルテージが上昇する「Ready to Go!」では、生バンドならではの演出として、曲間に振り付けレクチャーを実施。一緒に踊ることで、会場の気持ちもひとつになるし、何と言ってもみんなが笑顔になれる。

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会場を真っ赤に染めた和テイストの「カリソメアワー」はタオル曲になった。1stライブでは歌っていなかったので、待ち望んでいた人も多いのではないだろうか。みんなでサビでタオルを振り回し、高野麻里佳もタオルを振り、ぴょんぴょんとジャンプをしながら一緒に盛り上がっていく。最後は、みんなでジャンプをして曲を締めくくる。「夜更かして、午前2時」はラップ調の楽曲で、高野もクラップを促したりしながら、自由に気持ちよく歌っていたのが印象的だった。

盛り上がったり、心躍ったり、にぎやかな3曲を経ての最後の2曲は、10月12日にリリースする3rdシングルから。まずはカップリング曲「スミレ」。Aメロでは歌詞の情景を優しく歌っていき、Bメロではクラップをしながら楽しみ、サビでは手を左右に振る。何気ない小さな幸せを歌っている曲なのだが、目の前に広がっているスミレ色のペンライトの景色も、幸せのひとつだったのではないだろうか。曲の途中でバンドのメンバー紹介をしたり、クラップで気持ちをひとつにしてから皆で手を振ったり、高野にとっても観客にとってもやること満載だったが、強力なライブ曲が生まれた瞬間だったと思う。この先この曲がライブでどう育っていくのかも楽しみだ。

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「次の曲は大切な曲です」とタイアップ曲を歌う喜びを語ると、TVアニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』のED曲「LOVE&MOON」へ。ミラーボールの光がキラキラと煌く中、エモいサビを、声を張り上げながら歌っていく。アルバム制作のときからあった曲で、いつか歌いたいと取っておいたくらい彼女自身が気に入っている曲で、歌詞も自分に重なるところが多いからこそ、歌にも力が入る。メロディもすごくキャッチーなのだが、どこか切ない成分があるところがいい。この曲もライブでがっつり盛り上がれるので、次のシングルは、ライブでも映える2曲であることがよくわかった。

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感謝の気持を伝えてステージを降りた高野麻里佳。ライブ後はアフタートークも実施。ここでもアレンジされたライブTシャツという新たな衣装で、第一部の感想を話していく。今回は1stライブと違って生バンドでのライブだったということで意識していたことやこだわり、「さよなら星空」のペンライトの演出や「Ready to Go!」の振り付け演出をやってみてどうだったか、「カリソメアワー」をタオル曲にした経緯、さらに3rdシングルについてなどを語っていた。

最後は「また皆さんと元気にお会いできるのを楽しみにしています。本日はありがとうございました」と伝えて第一部を終えた。第二部は夜開催だったので、中秋の名月を眺めながら、ライブのことを思い返すことができるという、帰り道まで忘れられない思い出となった。

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