2022年9月17日(土)〜19日(月・祝)の3日間、氣志團主催のフェス「氣志團万博2022 ~房総魂~」が千葉・袖ケ浦海浜公園で開催されている。今年は10周年・10回目のアニバーサリーイヤーを記念して3DAYSで開催。今年は3年ぶりに有観客で実施される。
本記事では初日となる17日(土)に出演した藤井フミヤのステージをレポートする。
藤井フミヤ<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:上山陽介) 画像 2/5
今回「氣志團万博」に初出演となった藤井フミヤ。YASSAI STAGEに登場すると、オーディエンスから満場の拍手で迎えられた。「ちょっと雲がかかってきたので、涼みながら聴いてください」と、早速『TRUE LOVE』からライブをスタート。アコースティックギターから奏でられる優しい音色と、藤井の甘い歌声で会場のオーディエンスは早くも酔いしれる。
MCでは、「初めて氣志團万博に出させてもらいます。翔やん(綾小路 翔)からはいつも『出てください!』って言われてても、なかなかタイミングが合わなくて。今日なんとか出れたって感じです」とこれまで綾小路 翔からのラブコールがあったことを明かした。
「翔やんの心のリクエストに応えてセットリストを考えてきました」と笑みを浮かべ、弟の藤井尚之をステージへ呼び込み、そのまま二人で作詞・作曲を担当した猿岩石のデビューシングル『白い雲のように』を披露。サビを歌う二人のハモリが心地よく、オーディエンスは揃って耳を傾けた。
「ここからは翔やんの心のリクエストに応えていきます」と、ここからはチェッカーズの楽曲を歌うブロックへ。綾小路 翔も歌詞の一節である「Periodの向こうへ」を引用するほどのお気に入りの楽曲である『Jim&Janeの伝説』や、名曲『星屑のステージ』を立て続けに歌唱した。
藤井フミヤとコラボする綾小路 翔<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:上山陽介) 画像 3/5
「それではここで翔やんの子供の頃の夢を叶えたいと思います」と、藤井はステージに綾小路 翔を呼び込んだ。赤いチェック柄の衣装を着用した綾小路 翔に、「気合入ってるな」と笑顔を向けた藤井。綾小路 翔は「すごく張り切ってしまいました。小学生の頃、俺にチェッカーズを教えてくれたいとこのお姉さんも来てます」と照れ笑い。続いては藤井と綾小路 翔のコラボステージに。歌唱を前にリードボーカルを譲られた綾小路 翔は、緊張しながらも「ありがとうみんな。ちょっと夢叶えてみる」とつぶやき、そのままチェッカーズのデビューシングル『ギザギザハートの子守唄』をコラボ。曲のラストではセンターステージに向かって藤井と並走しながら、サングラス越しに笑みをこぼした。最後は藤井とハイタッチを交わした綾小路 翔。「ありがとうございました。みんなのおかげで夢が叶いました!」と感謝を述べ、ステージを後にした。
藤井フミヤ<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:上山陽介) 画像 4/5 藤井フミヤ<氣志團万博2022 ~房総魂~>(写真:上山陽介) 画像 5/5
藤井の氣志團万博でのステージも終盤戦へ。「それでは盛り上がったところでバラード歌います」と『Another Orion』をしっとりと歌い、「最後は氣志團もカバーした楽曲で、筒美京平先生に書いていただいた楽曲を歌います」と振り、『タイムマシーン』を披露。「天国にいる筒美京平に届けるように歌います」と想いを歌声に乗せ、ミディアムのロックサウンドを会場に響かせた。藤井フミヤと藤井尚之の2人が揃い、チェッカーズ の楽曲まで披露した初の「氣志團万博」でのステージを、オーディエンスは最後まで楽しんだ。
(取材・テキスト:安藤龍之介)
9月17日(土) 氣志團万博2022 ~房総魂~ / 藤井フミヤ セットリスト
01.TRUE LOVE
02.白い雲のように
03.Jim&Janeの伝説
04.星屑のステージ
05.ギザギザハートの子守唄
06.Another Orion
07.タイムマシーン