日本赤十字社(東京都・港区)は、若年層に献血を呼び掛ける無料 ライブ『LOVE in Action Meeting(LIVE)』を、6月6日(火)、東京国際フォーラム ホールAにて開催した。

Little Glee Monsterからバトンを受け取り、2組目のアーティストとして登場したのはKANA-BOONだ。Little Glee Monster（以下、リトグリ）の横に並んだボーカルの谷口は思わず「リトグリと身長がほぼ一緒で、ひたすらへこんでる…。」と会場の笑いを誘った。それに続けて「身長は小っちゃいですけど、ステージでは大きく」、さらにベースの飯田は「目は小さいですけど、ライブでは大きく」と意気込みを語った。

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「みなさん元気ですかー！」と、谷口の掛け声で勢い良く始まったヒット曲『フルドライブ』。えんじ色のトップスを着た谷口を中心としたステージ。KANA-BOONらしい、繊細かつ、力強いバンドサウンドが印象的なこの楽曲で、会場はKANA-BOONの世界に染まってゆく。

2曲目『ウォーリーヒーロー』は、緑のライトとステージに飾られた赤いハートの色が混ざって、怪しげな雰囲気で始まった。軽快なビートが繰り出され、それに合わせて会場の赤いサイリウムは動き続ける。白いライトがチカチカと高速でフラッシュしながらメンバーを照らすことで、まるでコマ送りの動画を見ているかのような演出がされていた。

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「優しさについてとか、人のために何かしたいとかが、当たり前になったらいいのにな。自分も含め、当たり前にできる人になれたらいいなと、そういう気持ちを歌った歌。」と紹介したのは『君を浮かべて』。今年の「はたちの献血」キャンペーンソングとして書き下ろした楽曲だ。ゆったりとしたテンポが印象的で、KANA-BOONが歌詞に込めたメッセージが、会場にじんわりと染み渡るようだった。

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「もう少し聴いてほしい曲があるんですけどいいですか。」と前置きし、新曲『バトンロード』を披露。続けて、最後の曲『シルエット』のイントロが始まると、会場からは「待ってました！」と言わんばかりの歓声が聞こえた。同じワードがリフレインするKANA-BOONの楽曲は、初めて聴く人も思わず口ずさんでしまうようなキャッチーなものが多い。『LOVE in Action Meeting（LIVE）』の帰り道の鼻歌はKANA-BOONだったオーディエンスもいたことだろう。

(取材/文：村松美紀 写真：仲西一成)

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LOVE in Action Meeting（LIVE)
KANA-BOON セットリスト：

M1:フルドライブ
M2:ウォーリーヒーロー
M3:君を浮かべて
M4:バトンロード
M5:シルエット