GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太が11月5日、梅花女子大学の学園祭『小梅祭2022』のトークショーに登場した。
片寄が学園祭のトークゲストとして登壇するのは初ということもあり、一般発売された観覧チケットは約1分で完売したという。「『小梅』カラー」と後に述べた片寄は、ピンクとブルーのチェック柄のトップスでステージに登場。満員の客席からは、大きな拍手が沸き起こった。
まず大学の印象について聞かれた片寄は「茨木市には来たことがなかったので、『こんなところに大学があるんだ』と思いました。しかも女子大の中に入ったのは初めてです。安心しました、男子トイレがあって……(笑)」と会場を和ませる。一方で、初登壇となった学園祭のステージについては、「初めてだから正解がわからないんですよ。こんなことで良いのかな、とドギマギしてます」と慣れない状況に素直な感想も述べた。
続いて学生時代の思い出を聞かれると、「あまりこの話したことないんですけど」という前置きとともに「文化祭でバンドを組んで歌う予定だったんですよ。入学してすぐの頃、友人から誘われて。でもその頃から僕はもう(LDHの)オーディションを受けていて、文化祭の時期にはバンドどころじゃない状況まで進んでいたので、出られませんでした。ただ、僕に感化された同級生たちがなぜか『Choo Choo TRAIN』をやることになって、僕が教えることになって(笑)。当日、僕が歌うのは事務所的にマズいだろうと考えて、袖でハモりだけ担当していました」と、印象的なエピソードを披露した。
なお、GENERATIONSは今月21日にデビュー10周年の記念日を迎える。それについて片寄は「振り返ってみると、普通は10年では足りないと思うような、色々な経験をさせてもらいました。こうして皆さんの前で話す機会があることも含めて、感謝の気持ちでいっぱいです。すごく大きな節目でもありますし、これからもっと皆さんにインパクトを与えられること、皆さんに喜んでもらえることを考えていて……とにかく『目立ちてぇ』と7人全員が思っているので(笑)。ぜひ温かく見守って、応援していただけたらと思います」と意気込みを述べた。
さらに、グループの強みと言えるメンバー同士の仲の良さについて触れられると、「それは昔から変わらない気がしますね。チームメイトというか……みんなで支え合っているグループだと全員で意識しながらここまでやってきたと感じています」と語っていた。
その後、事前に学生から募っていた質問コーナーへ。質問者や質問内容を適度にいじりながら、さほど悩むこともなく回答していく片寄だったが、「夢を諦めそうになった時、片寄さんならどうされますか」という質問に対しては言葉を選びながら、「どうしようかって思いますよね。僕もそういう瞬間は山ほどあるので。自分でできないことがたくさんあって当たり前。ギリギリまで食らいついていける図太さと“しゃあないな”と思える潔さ、その両方を自分の中で鍛えてあげるといいかなと思います。“今”だけを見つめずに2年後とか1年後……1カ月後とかでもいいけど、こうなっていたいという(イメージを)描けたらいいのかな」と真剣に答えた。
その後もテンポよく質問に答え、終演時間が近づいていることを告げられると「早いですね!」と驚きの表情を見せる片寄。初めてのトークショーを終えた感想として「なんか、緩すぎたかなあ……こんな感じでいいですか?」と客席に向かって尋ねた片寄には、気持ちの込もった拍手が客席から返ってきていた。
今後のGENERATIONSの活動について、片寄は「12月までツアーが続きますし、12月3日~4日にはABEMAで『GENERATIONS 24時間テレビ』という番組をさせていただきます。ゲストも驚くような方が出演されますので、24時間は大変かもしれないですけど、ぜひちょこちょこ観てTwitterなどを盛り上げていただけたら。また、11月23日には10周年を経たシングル『愛傷 / My Turn feat.JP THE WAVY』もリリースされますので、今後もGENERATIONSのエンタテインメントをたくさん楽しんでいただけると嬉しいです」と語った。最後に「今日は本当にありがとうございました!」と結ぶと、客席からは改めて盛大な拍手が贈られた。
10周年の記念日を目前に控えたこの日、デビュー前の思い出から近況までの様々なエピソードも交え、和やかに語られるトークショーとなった。会場を訪れたファンにとっても、学生たちにとっても、きっと思い出深い時間となったことだろう。