2022.11.14 公開
【ライブレポート】藍井エイル、10周年の感謝を込めた初の横浜アリーナ単独公演開催

藍井エイル(※提供写真)  画像 1/3

2011年 10月にシングル「MEMORIA」でメジャーデビューし、10周年イヤーを駆け抜ける藍井エイルが、本日、自身初となる「横浜アリーナ」単独公演「Eir Aoi 10th Anniversary Live 2022~KALEIDOSCOPE~History of 2011-2022」を開催。
10/19(水)に「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ」主題歌となるシングル「心臓」を発売し、テレビ朝日系「MUSIC STATION」やTBS系「CD TV ライブ!ライブ!」に生出演するなど精力的に活動する中、絶えず自身の夢として「アリーナ単独公演開催」を追い続けてきたエイルが、遂に10年越しに夢を実現した記念すべきコンサートとなった。当公演は、新型コロナ感染予防対策を徹底の上、約6,000人を集客して開催。


ステージ中央のモニターには、万華鏡(KALEIDOSCOPE)をモチーフにしたミステリアスなオープニング映像が流れると、本人の登場を待ちわびる来場者が、ペンライトを青一色に染め大きな拍手が沸き起こった。オープニングはメジャーデビュー曲「MEMORIA」でスタート。10年間の活動を振り返るかのように、エモーショナルに全身全霊で歌い上げる姿に、観客も思い思いに、藍井エイルの10周年に浸っている姿が非常に印象的であった。続いて、藍井エイルの音楽性を象徴する「AURORA」「シンシアの光」とロック色の強いメロディアスナンバーが続く。「横浜アリーナ『KALEIDOSCOPE』の世界へようこそ。今日は、皆さんを万華鏡の世界に迷い込ませたいと思います。」との本人MCが煽りとなり、早くも、ライブタイトル「KALEDOSCOPE」の世界へ引き込まれ、中盤へ向かって展開していくライブへの期待がさらに高まっていく。

【ライブレポート】藍井エイル、10周年の感謝を込めた初の横浜アリーナ単独公演開催藍井エイル(※提供写真)  画像 2/3
息の合ったバンドメンバーと「KASUMI」「サンビカ」を披露する中で、エイルと観客との距離も徐々に縮まっていく。「コバルト・スカイ」では、タオルをやペンライトを振りまわしながら、ステージ上と会場のお客さんが一体となり熱い熱気に包まれ、「グローアップ」では、本人に操られるかのように、体を左右に揺られながら、客席でもライブを一緒に盛り上げていく。声を出せないご時世ながらも、藍井エイルが作り上げるライブの醍醐味といえる象徴的なパートであった。さらに畳みかけるように、「星が降るユメ」、「GENESIS」を歌い上げ、疾走感あふれる「鼓動」とノンストップで全力パフォーマンスを披露していく。


ライブの中盤では、「劇場版ソードアート・オンライン -プログレッシブ-冥き夕闇のスケルツォ」主題歌の、ヨルシカのn-bunaプロデュースによる話題沸騰中の最新シングル(10月19日発売)「心臓」を披露。伸びやかな高音が会場中に響きわたり、会場はこの日一番の大きな拍手に包まれた。さらに本日ライブ初披露となるハードロックナンバー「ANSWER」(アプリゲーム「ソードアート・オンライン ヴァリアント・ショウダウン」主題歌)、余韻もつかの間、代表曲となる「流星」、会場がこの日初めてが赤一色のペンライトに染まった「シューゲイザー」と『ソードアート・オンライン』関連楽曲を続けて披露し、唯一無二のパフォーマンスで圧倒する。

後半に入ると、白のワンピース衣装で登場し、ハートフルで温かく「虹の音」、「約束」を歌い上げ、会場内の張り詰めていた空気を一転させた。歌詞のフレーズ一つ一つを大切に噛みしめながら歌っている姿が印象的だった。
バンドメンバーの紹介を挟み、Cö shu Nieプロデュースにより今年の2月に発売された「PHOENIX PRAYER」、代表曲「IGNITE」
「INNOCENCE」、本編ラストは、横浜アリーナ単独公演にたどり着いたこの10年を象徴するかのような『願い』をテーマにした「シリウス」を歌い上げ、ほぼMC無しの怒涛の全21曲を披露し本編は終了した。

【ライブレポート】藍井エイル、10周年の感謝を込めた初の横浜アリーナ単独公演開催藍井エイル(※提供写真)  画像 3/3


アンコールの拍手が鳴りやまぬ中、エイルが再登場。
8月にリリースした新曲「HELLO HELLO HELLO」 (TVアニメ「カッコウの許嫁」EDテーマ)を軽やかにPOPにパフォーマンス。総勢52名のダンサーが会場内に登場し花を添え、さらにエイル自身が懇願した「トロッコ」に乗り、大会場を移動しながら、ダンサーとともにサビの「ハロー」のフレーズに合わせたキュートな振り付けで会場を大いに沸かせた。さらに、“日本工学院CMテーマソング”として絶賛O.A中の新曲「YeLL」(未発売) も初披露。当2曲は、「バブリーダンス」で社会現象を巻き越した、アカネキカク(振り付け:Akane)と日本工学院ダンスパフォーマンス科の生徒との奇跡のコラボが実現したスペシャル企画で、大会場ならではの、会場いっぱいを使用した、大迫力のパフォーマンスで魅了した。


「10年かけて、やっとここまで来ることができました。私のこの10年は、得たものばかりの10年でした。皆さんに心から感謝です。
素敵な景色と経験を本当にありがとうございます。そしてこれからも新しい景色をみんなと一緒に見てみたいです。」と、応援し続けてくれたファンそして来場者への精一杯の感謝の想いと、今後の決意を噛みしめ、感動を誘う一場面となった。

アンコールラストは、『夢』をテーマにした「HaNaZaKaRi」、「ラプスラズリ」2曲を披露し、当コンサートを締めくくった。
10周年の軌跡にリンクした歌詞の世界観も相まって、終演後は名残惜しいファンが鳴りやまない拍手を送り続け、ライブ後の余韻に浸っている姿が印象的だった。
さらに終演後には、ステージ上のモニターにて、来年1月11日(水)にアルバム「KALEIDOSCOPE」が発売されることも、サプライズ発表された。
2022年を破竹の勢いで駆け抜け、2023年、年初にはニューアルバムを発売を控え、今なお全力で走り続ける藍井エイルから、今後も目が離せない。

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事