6月9日、X JAPAN 日本公演決行発表緊急記者会見が行われ、X JAPANのToshl、PATA、HEATHが登場した。
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Toshlは「YOSHIKIの緊急手術により、ご迷惑、ご心配おかけして申し訳ございませんでした。」と述べ、日本公演については、「今回のコンサートについてどうしようかと関係者、ドクターにも聞きながら話し合って決めました。今回、前向きにやろうとなりました。ただ、手術をしたばかりでYOSHIKIはドラムを叩く事が出来ません。今回はピアノで参加いたします。新しい、今までやってきたことのないアコースティックのコンサートにしようとなりました。」と発表された。
今回のツアータイトルは『X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle〜奇跡の夜〜 6DAYS』。Toshlは「通常の形式ではないが、逆にいえば今の時期だからこそできる最高のパフォーマンスを。ファンの方と素敵な時間を共有したい。初めて行うので、これからワクワクしながらリハに入りたいです。」とツアーへの思いを話す。
PATAは、「来てくれた人に納得できるコンサートを。」HEATHは「どんな状況になってもベストを尽くします。」とそれぞれ意気込みを語った。。
今回スケジュール上参加出来なかったSUGIZOからも「全力を尽くします。全霊でのぞみます。それが、僕の役目だと思っています。」とコメントが届いた。
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そして今回、YOSHIKIが手術後、初めて公の場に電話にて登場。第一声は「Toshl元気?」だった。その呼びかけに思わず「こっちの台詞です!(笑)」とToshlからのツッコミが入った。
YOSHIKI自身、今回の件に関して「今回緊急手術が終わりまして、皆様にご迷惑お掛けしたことを申し訳なく思っています。ツアーについて、自分としては、やはり前に進んで行く、進んでいないと生きていれない。今回の手術は2回目で、首を2回切っているので、なんでこんな人生になったんだろうって思いました。でも、ワガママだけどコンサートをやらせてほしい。今はドラムを叩く事はできない。今後も、もしかしたら出来ないかもしれない。でも、まずピアノで演奏させていただいて、次の目標に向かって行くということをさせてほしいと思っています。」と答えた。
途中、YOSHIKIが感極まって言葉を詰まらせると「YOSHIKIが先に向かうにあたり、想像以上にフィジカル的にも精神的にも痛みが大きくて落ち込んでいた。本人もネガテイブになり、しゃべれない時期も続いていた。」とToshlが代わりに状況を説明。
6DAYS公演についてYOSHIKIが「え、Toshl、6日も大丈夫なの?PATAも病み上がりのくせに大丈夫?」との問いかけに、またメンバーから「お前が言うな!」とつっこまれ、「なんだ、この病人バンド」とYOSHIKIが自虐ネタを言うシーンでは、会場中から笑いがこぼれた。
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年末に開催されるYOSHIKIのプレミアムディナーショーについても、「目標の一つとして今決まっているものは全てこなしたい」と語り、ファンにとっては一安心。
また、今進めているアルバムについては、手術してから2日後にはスタジオに入り製作を再開し始めたという。現在は手術前に既に音源は収録していたため、編集作業を行なっており、痛い時は横になりながらゆっくり製作を進めているとのこと。
7月からスタートする日本公演6DAYS。どんな奇跡を見せてくれるのか楽しみだ。
(取材/文:大類綾:写真:山岸一之)
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