6月20日、X JAPANリーダーであるYOSHIKIが急遽帰国し緊急記者会見を行った。YOSHIKIは9日に行われた、X JAPAN 日本公演決行発表緊急記者会見では電話で思いを語ったが、今回は手術後初の公の場となり、自らの口からその思いを語った。
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MCの奥浜レイラの進行で会見は進み、集まった報道陣からの質疑応答なども行われた。
先日開催が決定した『X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle〜奇跡の夜〜 6DAYS』についてYOSHIKIは「ウェンブリーアリーナとカーネギーホールの公演が印象に残っていて、2つを合体したようなイメージを考えている」と語った。
またToshlとも話し合い「昔の曲をやったら」と提案を受けたようで、『ROSE OF PAIN』や『 UNFINISHED 』などの楽曲名をあげ「どこまで出来るか解らないがサプライズ的なコンサートになると思う。」と演奏曲についても構想を明かしてくれた。
体調についてを聞かれると「あまり良くはないです。まだ首の右半分に感覚が無く左手は、しびれっぱなしです。」と現状を話したが、前に進むという事が今のYOSHIKIの原動力になっており、痛みとも前向きに向き合っているようであった。
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また手術前後、Toshlとはよく前向きな会話をしたと話した後「15年前とかであれば考えられないような、まさかToshlにここまで励まされるとは・・・人生って解らないですよね。彼もいろんな意味で辛い経験をしてきて戻って来て・・・僕もまた戻れたらな。Toshlにも喋ったんですけど、X JAPANが再結成していなかったら僕は首を2回切っていない。再結成によって過ごせた素敵な時間は痛みは伴ってはるけど後悔はしていない。」と、語るその姿はToshlとの強い絆を感じさせるものであった。
そんな感動的な空気の中、ここで突然YOSHIKIが「ヘッドバンギングって良くないと思います。」と話すと会場は大爆笑。
「今更って感じなんですけど。やはり考えた方が良いと思います今後。僕に限らず、たしかに体の表現としては盛り上げられるし・・・けど確実に健康に悪い。」と話したが「ヘッドバンギング禁止法とかできなければやってしまうのかな。」と、やはり激しいステージへの意欲は捨てていない様子であった。
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全世界が待ち望んでいるアルバムリリースについて聞かれると「アルバムを出してツアーをしたい」と語り、アルバム完成時期については「僕が何言っても信じてくれないでしょう(笑)。出ない物を出るとは言わないと思うので多分出ると思うんですけど・・・もう言うのやめました!納品するまで誰も信じないと思うので、次話すときは「納品しました」って言葉にしようと思っています。」と話した。
今回まだ体調が良くないと話すものの公の場に姿を現し様々な事を語ってくれた事で多くのファンがホッとしたことであろう。
これから『X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle〜奇跡の夜〜 6DAYS』の開催へ向けてYOSHIKIの体調が少しでも良くなる事を願うばかりだ。
(取材/文/写真:山岸一之)
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