(photo by チェリーマン)
6/15(木)にタワーレコード渋谷店にて、韓国出身のロックバンド・HYUKOH(ヒョゴ)初のフルアルバム発売記念のミニライブが開催された。
韓国ではすでに人気のあるアーティストであるが、2016年 日本でも渋谷duoでのワンマンを即完し、人気急上昇中である。
(photo by チェリーマン)
19時の開演前からすでに、フロアは満員のファンで溢れかえっていた。定刻を5分ほど過ぎ、メンバーがステージに登場すると大歓声がおこる。撮影OKということでカメラを向けるファン達の眼差しは真剣だ。
1曲目は「Comes and Goes」。イントロ部分はハイハットが鳴り、綺麗なクリーンギターに合わせて、ハスキーなボーカルが乗っかり、とても心地よい音のバランスである。そしてドラムとベースのリズム隊が入ってくるとファンキーなリズムで盛り上げていく。時折、コーラスも響かせ高音ボーカルが際立つアレンジも素晴らしい。
(photo by チェリーマン)
続いて、激しいドラミングからキャッチーなフレーズのギターリフで『Tokyo Inn』が演奏されると、「Woh Woh Woh Woh Woh」と耳に残るフレーズが印象的で一気に駆け抜けていく。
ヴォーカル、ギターのオ・ヒョクが「こんばんは!今日はタワーレコードでライブができて嬉しいです。さっきの『Tokyo Inn』は渋谷を歩き回ったときに作った曲です。」と精一杯の日本語でMCをすると大歓声が起こる。
(photo by チェリーマン)
(photo by チェリーマン)
ライブ中盤は、HYUKOHならではのアッパーチューン『Leather Jacket』で次第にヒートアップしていくと、一瞬静かになり、迫力あるスネアの音が重く、そしてゆっくり響き神秘的なイメージの楽曲『Die Aalone』が始まる。
壮大なサビのメロディーにバックのバンドの演奏が絡みあい重厚感あふれるロックバラードで聴かせる。
5曲目の『TOMBOY』では、オ・ヒョクのエモーショナルな歌声でオーディエンスを圧倒する。曲後半はオーディエンスとの息のあったコールアンドレスポンスも見られ、圧巻の盛り上がりをみせた。
(photo by チェリーマン)
(photo by チェリーマン)
ここで「今年もサマーソニックに出演決まりました。8/19レインボーステージに登場します!次はサマーソニックで会いましょう!」とオ・ヒョクから告知があった。
「それでは最後の曲で」と『Wi Ing Wi Ing』がタイトルコールされると、悲鳴にも近い歓声が起こる。
ハイハットの心地良い音からクリーンギターが鳴り、オ・ヒョクのボーカルがオーディエンスとの掛け合いで乗っかり曲が進行していく。独特の語りかけるような歌いまわしが、耳に残り唯一無二の音楽性である。
HYUKOHが一度ステージから去ると、すぐにアンコールが起こり再びステージに登場!
アンコール1曲目はヘビーなギターリフからベースが重低音を刻み、ドラムが鳴り響き『Wanli』が勢いよく始まるとフロアの盛り上がりは凄まじい。
アンコール2曲目『MASITNONSOUL』では、長いインプロヴァイゼーションもあり一体感のあるバンドサウンドで魅了していった。
わずか40分ほどの、ステージであったがHYUKOHは圧巻のライブパフォーマンスでオーディエンスを圧倒した。
(photo by チェリーマン)
終演後にはオリジナルグッズの販売もありファンが長蛇の列を作り盛り上がっていた。
なお、7ヶ月ぶりのライブとなった昨日の模様は7月21日にタワレコTVでの配信も決まっている。
HYUKOHの今後の予定であるが、昨年に引き続き今年もサマソニの出演が決定していて、2017年の夏にむけてさらなる活躍が期待される。
HYUKOH(ヒョゴ)
6/15 タワーレコード渋谷店
セットリスト:
M1:Comes and Goes
M2:Tokyo Inn
M3:Leather Jacket
M4:Die Alone
M5:TOMBOY
M6:Wi Ing Wi Ing
EN1:Wanli
EN2:MASITNONSOUL