2022年12月28日(水)・29日(木)・30日(金)・31日(土) の4日間、千葉・幕張メッセ国際展示場1〜8ホール・イベントホールにて「COUNTDOWN JAPAN 22/23」が開催された。場内では新型コロナウイルス対策が施され、 人と人との間隔を保った上でのスタンディング形式でライブステージが作られている。初日となった28日(水)のGALAXY STAGEにSKY-HIが出演した。
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ダンサーを引き連れ登場したSKY-HIは『Happy Boss Day』からライブをスタート。『Mr. Psycho』、『Dramatic』と徐々にパフォーマンスを加速させ、GALAXY STAGEの雰囲気を一気にフロアへと変貌させていく。「後ろの方も盛り上がってるか!?」という煽りに、オーディエンスも右腕を上げ肩を揺らし応える。
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ノンストップで駆け抜けていくSKY-HI。『何様 – From THE FIRST TAKE』では繰り出されるリリックの情報量と、放たれる熱量に圧倒される。「誰か一人でもいい。寅年がいたらなー」と呟くと、ステージに寅年生まれのAile The Shotaがゲストで登場。2人で『Tiger Style feat. Aile The Shota』をパフォーマンスした。熱唱後、「最高だぜボス」とステージの感想を話すAile The Shotaと視線を交わしたSKY-HIは、「最高じゃん。寅年の節目にふさわしいぜ。みんないい寅年だった?」と、寅年を締めくくるコラボに笑顔を見せた。
パフォーマンスを開始して30分ノンストップで歌い続けたSKY-HI。「Thank you. Thank you. I love you. 千葉から来ましたSKY-HIです!」とテンション高く挨拶すると、「久しぶりなんだよこの景色。休みなしでここまで歌い続けてきてしまいました!」と詰め掛けたオーディエンスがいる光景に歓喜しシャウト。
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ここで終盤のブロックに差し掛かってることをオーディエンスに告げると、「大人になって色々社会と向き合ってきて、社会に対して向き合うこともあれば、メッセージをもらうこともあってさ。きっとみんなそうだと思うんだよね。会社とか家庭とか色々あるじゃん。それで折り合いをどうしてもつけなきゃいけないときってあるじゃん!グレーみたいなことっていっぱいあるんだよ。それはもうしょうがない。世の中、人と人が生きてる以上はしょうがないよ」と、誰もが抱えるモヤモヤとした悩みを代弁するかのように訴えかけるSKY-HI。
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「でもね、だからこそ、ミュージシャンが音楽使ってたまに白でも黒でも割り切れない気持ちをどっちかに振り切ってやる瞬間って作ってやってもいいと思うんだよね。心の逃げ場所があってもいいと思うわけ。大事だと思うんだよね、本当に。最高にハッピーだなと思う奴は、俺と一緒にハッピーに踊ろう!世の中生きててモヤモヤすることもあると思う。だけど、そう言う時にちょっとでいいから、俺、音楽はいつでも鳴らしておくから、一緒に中指立てて、心の中指を立てて『うるさいなバカ I don’t give a fuck』お前には関係ねぇだろって言ってやっていいと思うよ。俺は君のそういうモヤモヤした気持ちを尊重するし、応援するし、そういう気持ちを解き放つ音楽を絶対に作っていくから」というメッセージを、最後の楽曲『The Debut』のパフォーマンスに投影した。
「心からの中指と、人差し指を出してピースを。SKY-HIでした。ありがとう!また会おうね!!バイバイ」と挨拶し、ステージを去ったSKY-HI。リリックに乗せられ届けられた熱量と想いは、集まったオーディエンスの心のよりどころになったことだろう。
【COUNTDOWN JAPAN 22/23】
今回のCOUNTDOWN JAPANは例年よりも動員数を減らし、EARTH STAGE、GALAXY STAGE、COSMO STAGEの3ステージで開催。また、3年ぶりにカウントダウンアクトが復活し、年越しを行う。ライブエリアは感染症対策を取った上でスタンディングとし、ステージ前方のエリアはアクトごとの事前抽選制となる。