2023.01.18 公開
【ライブレポート】湘南乃風、COUNTDOWN JAPAN 22/23(カウントダウン・ジャパン)を真夏の砂浜に塗り替えパーティー気分で酔いしれる

湘南乃風(写真提供:COUNTDOWN JAPAN 22/23)   画像 1/10

2022年12月28日(水)・29日(木)・30日(金)・31日(土) の4日間、千葉・幕張メッセ国際展示場にて「COUNTDOWN JAPAN 22/23」が開催された。初日となった28日(水)のGALAXY STAGEに湘南乃風が出演した。

【ライブレポート】湘南乃風、COUNTDOWN JAPAN 22/23(カウントダウン・ジャパン)を真夏の砂浜に塗り替えパーティー気分で酔いしれる湘南乃風(写真提供:COUNTDOWN JAPAN 22/23)   画像 2/10 【ライブレポート】湘南乃風、COUNTDOWN JAPAN 22/23(カウントダウン・ジャパン)を真夏の砂浜に塗り替えパーティー気分で酔いしれる湘南乃風(写真提供:COUNTDOWN JAPAN 22/23)   画像 3/10 【ライブレポート】湘南乃風、COUNTDOWN JAPAN 22/23(カウントダウン・ジャパン)を真夏の砂浜に塗り替えパーティー気分で酔いしれる湘南乃風(写真提供:COUNTDOWN JAPAN 22/23)   画像 4/10

ド頭から、祭りの始まりだ。湘南乃風のメンバーらがタオルを振りまわし、思いきり飛び跳ねながら『Born to be WILD』を歌いだした。メンバーらのテンションのボリュームは、最初からフルテン状態だ。その圧に刺激を受けたフロア中の観客たちも、最初からメンバーらと気持ちの温度をガッツリ重ね合わせるように、タオルを振り回しながら思いきり飛び跳ねていた。先に伝えておくと,胸に染み渡る『純恋歌』以外の楽曲中、フロアには、ずっとタオルか拳を振りかざし、その場で跳ね続ける景色が生まれていた。それこそが、湘南乃風のライブのスタンダードなスタイルだと言うように。メンバーらは「Dangerous」と歌い叫んでいた。ただし、この空間に生まれていたのは危険な…というよりも、とても心地好いスリリングさを抱いた景色。大きな会場を埋め尽くした人たちへ向け強い言葉を次々と突きつけ、湘南乃風は刺激的な祭りの場へ観客たちをぐいぐい引き連れてゆく。

上がった熱は、もう冷めることはない。続く『Knock it Down』でも彼らは、観客たちの理性をぶっ壊し、フロア中の人たちの両手を高く掲げて踊り騒がせる。その勢いをさらにジャンプアップするように、湘南乃風は『JUMP AROUND』を突きつけた。「Jump around ぶっとんでみ」の熱い言葉に合わせ、フロア中の人たちが大きく跳ね続ける。変幻するビートとメンバーらのまわすタオルの動きに合わせ、フロア中の人たちがときにゆっくりと。ときに全力でブンブンにタオルを振り回す景色も最高だ。大勢の観客たちが一斉にタオルをまわせば、この巨大な空間の中にだってしっかりと熱風が巻き起こる!!

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どんどん熱を高めながら、演奏は止まることなく『Joker』へ。メンバーらは、熱狂する人たちをバッサバッサとブッた斬る勢いで、次々と言葉をぶつけていた。いや、強い意志を持った思いの数々を浴びせ、観客たちの胸に熱く沸き立つ思いを注ぎ込んでいった。フロア中の人たちが無邪気な笑顔でタオルや拳を振り回す、この景色こそが湘南乃風らしい。

メンバーたちは「立ち上がれ」「走れ」「ぶっ倒れるまで」と熱い言葉を次々と投げかけ、観客たちをさらに鼓舞してゆく。誰もが拳を高く突き上げ、心の中で一緒に声を張り上げていた。いや、彼らと何度も「立ち上がれ」「走れ」と心の中で声を上げるたびに、自然と思いが言葉として漏れ出ていた。拳やタオルを突き上げるたびに、胸の奥から感情が沸き立ち、理性という言葉をどんどん消し去っていく。フロア中がタオルで埋めつくされるというのは、ここに生まれた景色を言うのは間違いない。

「目を閉じれば 幾千の星 一番光るお前がいる」。『純恋歌』では、会場中の照明を落とし、この場を闇で覆い尽くす。彼らは、この空間に星空を作りだそうと観客たちに呼びかけた。その思いに応えた大勢の観客たちがスマホのライトを点灯。HAN-KUNの歌声に合わせて揺らしていた。そこに生まれたのは、満天の星空どころじゃない、無数のまばゆい光が揺れる天の川。いや、そう見えるくらい、本当に数多くの光が寄り添い、歌に合わせ揺れながら、巨大な光の景色を作っていた。誰もが『純恋歌』にずーっと耳と心を傾け、愛しい人へ向けた愛の歌を受け止めていた。

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最後に湘南乃風はこの会場を夏景色に染め上げようと、「レゲエ<砂浜<Big Wave!!」と『睡蓮花』を歌っていた。夏を呼び戻すころか、彼らが登場したときから、この空間は夏に塗り変わっていた。でも、この曲を聞くと、開放的な野外で一緒にタオルを振り回し騒ぎ祭る、あの夏景色が甦る。メンバーらの煽りに刺激を受けて生まれたコール&レスポンスの風景。まさに、真夏の砂浜でみんなとビッグなパーティーを繰り広げている気分だ。この楽しさ、もっともっと感じあっていたい。

 

(文:長澤智典)


COUNTDOWN JAPAN 22/23
今回のCOUNTDOWN JAPANは例年よりも動員数を減らし、EARTH STAGE、GALAXY STAGE、COSMO STAGEの3ステージで開催。また、3年ぶりにカウントダウンアクトが復活し、年越しを行う。ライブエリアは感染症対策を取った上でスタンディングとし、ステージ前方のエリアはアクトごとの事前抽選制となる。

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