2月4日、大阪発5人組ロック・バンド・Novelbright(ノーベルブライト)のヴォーカル・竹中雄大が、初の口笛コンサートを開催。メンバーも客席で見守る中、全15曲を披露した。
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竹中は3歳の頃から友達の影響により口笛を吹き始め、小学6年生の時に口笛の全国大会をテレビで見て知り、初参加でいきなり3位に入賞した。それを機に日々練習を重ね、中学1年生で全国大会に優勝し、アメリカで開催された世界大会では2位に。翌年も全国大会で優勝し、ジュニアの部で出場した世界大会で見事優勝を果たした。高校3年生の時にも世界大会優勝の実績をもち、口笛の演奏会などにも出演。バンドデビュー前から口笛の演奏はしていたが、口笛のみのコンサートは今回が初となり、竹中の地元の姫路公演(1月)とこの日の東京公演の2公演を開催した。
「今日は口笛奏者の竹中雄大です。よろしくお願いいたします」と、世界大会で優勝した時のパフォーマンス曲「チャルダッシュ」、「Back to the future」など5曲を次々に披露。
満員御礼の客席のほとんどが口笛コンサートを観るのは初めてという中、「口笛コンサートって、シュールです。クラシックもあったりして、眠くなっちゃう瞬間もあるかと思いますが、眠ることを許します(笑)。思いのままに楽しんでください」と呼びかけ、和やかなムードの中、コンサートは進んでいく。
後半には、ピアノとカルテット(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)に加え、「デヴィ夫人と同居する女子大生」として有名になった加藤万里奈がゲスト出演。実は、竹中が優勝した口笛の世界大会の女子部の方で優勝したという実力をもち、煌びやかな衣装で「ホールニューワールド」、「ツキミソウ」の2曲を、情感たっぷりにデュエットしました。
終盤、竹中はピアノとカルテットをバックに「First Love」を、繊細な表現力で演奏。口笛のパフォーマンスで一部披露することも多い「情熱大陸」が始まると客席から自然と手拍子が起こり、スタンディングオベーションで本編は幕を閉じた。
アンコールでは、Novelbrightでドラムを担当する ねぎが客席からステージに上がり、口笛パフォーマンスにトライして客席を盛り上げる。竹中は、「今日は口笛というもので皆さんと通じ合っている日でしたが、僕にとっても素晴らしい、いい人生経験になったなと思います。僕自身も、そして皆さんもこの口笛っていうものに出会えたことが自分にとっても一番の財産だなと思いますし、皆さんとこうして音楽を通じて素晴らしい空間を共有できたことを本当に感謝しています。本当にありがとうございます」と笑顔で話し、「千本桜」で全15曲の口笛コンサートを締めくくった。
【竹中雄大・コメント】
今日は、皆さんが日々抱えている疲れとかストレスをこの音楽で癒せたら一番だなと思っています。
この曲の時寝てるなとか結構見えるんですけど、結構それが嬉しいというか。やっぱりそれくらいリラックスできているということだと思うんで、
この口笛で少しでも皆さんの日々の疲れが取れて、明日からもっともっと毎日を明るく過ごしてもらえたらうれしいなと思うので、またいつになるかわかりませんがこういう活動も今後やっていけたらいいなと思います。
バンドのライブにしても、口笛のライブにしても、皆さんの前でこうして自分がパフォーマンスできるのは、本当に僕にとってのかけがえのないものというか、生き甲斐なんだなと改めて感じさせてもらっています。今年も始まってまだ間もないですが、プライベートで落ち込んじゃうこととかもあったりしたんですが、やっぱり皆さんの顔を見るとそういうことを全部忘れられるし、僕たちの音楽を聴きにきてくれる皆さんのキラキラした目を見て、頑張ろうって心の底から思わせてもらっています。
なので、今日は口笛というもので皆さんと通じ合っている日でしたが、僕にとっても素晴らしい、いい人生経験になったなと思います。僕自身も、そして皆さんもこの口笛っていうものに出会えたことが自分にとっても一番の財産だなと思いますし、皆さんとこうして音楽を通じて素晴らしい空間を共有できたことを本当に感謝しています。本当にありがとうございます。