7月11日、大阪城ホールにて「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle〜奇跡の夜〜6DAYS」初日が開催された。
WWSチャンネルでは、序盤のシーンをダイジェストでお届する。
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18時17分、少し遅れて開場のアナウンスがあり、灼熱の日差しの中、昼間から外で行列を作っていたファンが次々と入場を始める。
YOSHIKIの囲み取材が開演前に報道陣向けに行われたあと、まさにX JAPANらしい展開というのか、1時間遅れで19時10分から映画「WE ARE X」が上映され、場内のボルテージは上がっていく。
スクリーンが上がったと同時に20時10分過ぎからいよいよライブ開始。
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紫色のライティングを浴びて『Forever Love』の一音一音を
噛み締めながら、切ないフレーズをピアノで奏でるYOSHIKIに拍手が起こる。
重厚なストリングス隊とも絡み合い、壮大な空間を作り出す。
後半からToshlのハイトーンボーカルも加わり、圧巻のフィナーレへ。
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白のタキシードで笑顔をみせるYOSHIKIに、大歓声が起こると、
Toshlが「会いたかったぜ!」とオーディエンスに定番の挨拶。
YOSHIKIは「今日は集まってくれて、みんなありがとう。
本当だったらドラムセットがあるはずでしたが・・・コンサート出来ること感謝してます。
いつもとは違った意味で感動与えるのでよろしくお願いします!」と盛り上げる。
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続いて、Toshlの伸びやかな歌声が響き渡り、『HERO』が始まる。
サビでは、いつもとは違って静かなコールアンドレスポンスもあり、オーディエンスも参加して歌う。
YOSHIKIがToshlに
「どうToshl体調は?」と無邪気な笑顔で問いかけると、
「貴方に言われたくないよ(笑)」と2人の絶妙な間合いのトークで爆笑モードに。
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Toshlは今回のアコースティックコンサート開催の経緯に関して
「何よりもコンサートをやることでYOSHIKIが前に進む糧になって、
生きていけると思ったのでライブを勧めました。」と熱く語る。
そして、今回のコンサートのために再アレンジされた壮大なイントロから名曲『Tears』がスタート。
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1992年、紅白歌合戦のテーマ曲にもなったこの楽曲、
感情露わに歌いあげるToshlにオーディエンスはゆっくりと身体を揺らしながら聴き入る。
曲の途中からは、ギターのパワーコードも加わり、ロック色を増していく。
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ソロでは、PATAとSUGIZOがメロディアスかつヘビーなギターのハモリを響かせ、エンディングではストリングスの壮大なオーケストラアレンジも施され、まさに進化した2017年版の『Tears』でオーディエンスを魅了した。
その盛り上がりの中、SUGIZOの荘厳なバイオリンからファン参加型の新曲『Kiss the Sky』がスタート。
YOSHIKIのピアノも加わると、「Woh Woh Woh Woh」と
場内から大合唱が起こり、大阪城ホール全体が一体となった。
ここでToshlが一言、「ありがとー」とお礼を伝える。
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その後は、ベースのHEATHやギターのSUGIZOのソロコーナーなども挟みながら、
中盤では『KURENAI』『Silent Jealousy』など今回のために再アレンジされたオーケストラバージョンが披露され、盛り上がりを増していく。
さらにアンコールでは近年ではほとんど披露されていない楽曲『Rose of Pain』『Voiceless Screaming』なども含み、ラストの『Endless Rain』まで全22曲、2時間超えのライブパフォーマンスであった。
開演前の囲み取材で、YOSHIKIは言っていた「年内にはドラムを触り始めたい」と。
大阪城ホールに集まった1万人のファンは、またYOSHIKIが本来の姿を取り戻し、
唯一無二のロックバンド・X JAPANならではの激しいパフォーマンスを見たいと思ったに違いない。
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X JAPANは、2017年、映画『WE ARE X』の世界的な成功から始まり、3月にはロンドン公演を成功させる。
そしてYOSHIKIの首の手術後、バンド初となるアコースティックコンサートをワールドツアーの日本公演として大阪で決行した。
これまでも波瀾万丈のストーリーを持つバンドであるが、
X JAPANでしかなし得ない未知なる可能性を信じて、20年ぶりのアルバムリリースや今後のさらなるライブ活動など期待していきたい。