7月1日、テレビ朝日系のTV番組『musicるTV』が主催のライブイベント『musicるFES 2017 - Summer Edition -』がZepp Tokyoにて開催され、キュウソネコカミが出演した。
7月を迎え、夏真っ盛りといった明るい表情を浮かべながら、ヤマサキ セイヤ(Vo.&Gt)、オカザワ カズマ (Gt.)カワクボ タクロウ(Ba.)、ヨコタ シンノスケ(Vo.Key.)、ソゴウ タイスケ(Dr.)がステージへ登場。待ってましたと言わんばかりに歓声がステージへ贈られる。
『サギグラファー』からライブはスタート。大歓声が響き渡る中「もっと来いや!」とガンガンにオーディエンスを煽っていく。この楽曲は(「修正写真という魔法への賛美と、それでも自身は変わらない虚しさ」)を歌った曲だが、曲中にメンバー全員が写真を撮るポーズでシャッター音がひたすら響き渡るシーンは何とも言えない時間帯だ。思わずオーディエンスからも笑いが起きる。
続く『ファントムヴァイブレーション』では「スマホはもはや俺の臓器」というインパクト抜群のフレーズをオーディエンスの大合唱で響き渡らせると「やれるやないか!」とヤマサキも満足そうな表情を浮かべる。
「8月23日にリリースされる新曲があるんですが、この曲をmusicるTVはオンエアできるのか?」という言葉と共に新曲『NO MORE 劣化実写化』を投下。現在の主流となりつつある漫画の実写映画化に一石を投じる楽曲。
曲中の台詞パートでの様々な実写映画化に対する疑問を「大人の事情」というフレーズでかき消してしまう、キュウソらしい楽曲だ。
更に、ただひたすら「家」というフレーズを連呼し1分もかからないうちにフィニッシュする『家』を披露。歌唱後に「今ので曲覚えたやろ?もっと40秒の本気見せてくれ!」と再び『家』をスタートさせ会場全員で力の限りシャウトした。
「キュウソは今回、唯一お客さんと直接触れ合えるバンドとなっております。」という宣言があり始まった楽曲は『DQNなりたい、40代で死にたい』。この曲の見所はやはり何度も繰り返される「ヤンキー怖い」のコール&レスポンス。
ここで、ステージ前のトークでNICO Touches the Wallsも注目していた筋斗雲が登場。「NICOの皆さんも見たいと言っていた筋斗雲、普段この曲では出ないけど特別に使いたいと思います!」と筋斗雲を会場の中心に配置。そこへ向けてオーディエンスの頭上を越えて進んでいく。そして筋斗雲の上に立ち最高潮の盛り上がりの中「ヤンキー怖い」と響き渡らせるとヤマサキが「ありがとう!」と喜びを爆発させた。
「ラスト1曲暴れる体力はあるか!」と問いかけると即座に大歓声で応えるオーディエンス。ヤマサキがマイクを通さず生声で宣言したラストナンバーは『ビビった』。
爆音を響かせながら変幻自在に様々な要素で盛り上げてくれたキュウソネコカミ。圧巻のパフォーマンスで熱狂の空間を生み出しキュウソステージは幕を閉じた。
(取材/文:山岸一之)
7月1日 musicるFES 2017 - Summer Edition -
キュウソネコカミ セットリスト
M1.サギグラファー
M2.ファントムヴァイブレーション
M3.NO MORE 劣化実写化
M4.家(2回演奏)
M5.DQNなりたい、40代で死にたい
M6.ビビった