2023.04.27 公開
【ライブレポート】GENIC、終始パワフルに攻めた姿勢で歌い踊る<BREAK OUT祭 2023>

GENIC(※提供写真)  画像 1/1

4月15日、テレビ朝日系音楽番組「BREAK OUT」による音楽イベント「BREAK OUT祭 2023」が、TOKYO DOME CITY HALLにて開催された。これまで毎年開催されていた「BREAK OUT祭」だが、有観客での開催は2019年以来4年ぶりとなる。本記事では男女7人組ダンス&ボーカルグループ・GENICのライブレポートをお届けする。

何かとんでもないことが起きそうだ。そんな予感を覚えさせるように、GENICのライブは『Aventure』からスタート。一人一人がまるで役者のように、歌詞の一つ一つに豊かな表情をつけて届けてきた。いや、歌詞の姿に成りきって、思いきり感情を剥きだしにぶつけていた。とてもパワフルだ。男女混合という魅力を生かした男女の掛け合いも生かしながら、GENICは終始攻めた姿勢で歌い踊っていた。

続く『Flavor』では、HIP HOPの要素を強めに、メンバー自身も気持ちが荒ぶるままに凛々しく攻めていた。とても挑戦的で、挑発的だ。強烈なリズム以上に、彼ら彼女らの歌声も強烈な色を放ちながら観客たちのハートに突き刺さる。パワフルなんて言葉では表現しきれない攻撃的かつ強烈な存在感をGENICのライブに覚えていた。

GENICは、この空間にひと足早く夏を連れだすように『夏の聲』をパフォーマンス。とても爽やかな、まさに夏の野外のライブで聴きたくなる楽曲だ。サビでは大勢の観客たちが手にしたタオルを振りながら、この空間に熱い夏の風を巻き起こしていた。この曲に触れている間中、ずっと野外の夏フェス気分を味わっていた。そんな風に気持ちを染めあげてくれるのが嬉しい。メンバーらと一緒にタオルを振りまわすたび、ここに夏がやってくる。

最後にGENICは、観客たちと熱いコール&レスポンスを実施。その場に生まれた一体化した熱気。そこへGENICは、爽やかな歌の風を吹かせるように『FUTURES』を歌いだした。凛々しく攻めるGENICもカッコいいが、観客たちと温かい思いを交わしながら、ハートフルでエモーショナルな雰囲気に染めあげる姿も、GENICに欠かせない嬉しい魅力。その誘いを受け、ほんと一緒に飛び跳ねたい気分だった。


(文:長澤智典)

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