グループ・個人のSNSフォロワー総数が950万人を超えるグループ「BLACK DIAMOND」が初のショーケースライブをZeppHanedaで行なった。5人揃って立つZeppのステージ。しかし、初めてとは思えないほどのパフォーマンスを見せつけた。
ショーケースは映像からスタート。五人揃ったメンバーが車に乗り込み、いざZepp Hanedaへ!
車中ではこれから始まるライブに向けて意気込みを語る五人のコメントが流れる。そして会場に到着すると、ステージの大きさに驚きと喜びを隠せないメンバー。
ステージ前の座席に座りながら、L.Vは「最善列の人たちは私たちをこんな風に見てるんだということをイメージして挑みたいと思います」とコメントした。
映像はメンバーが楽屋に戻り一旦終了かと思いきや、本番直前の楽屋にいるメンバーが映し出された。メンバーがコメントする中、ARISは「私にはANRIさんからもらったリップがあるのでそれを塗って頑張りたいと思います」と話す。ステージ手前で円陣を組むメンバー。「BLACK DIAMOND Let’s Go!」と声を出し、ステージに向かっていった。
会場のスクリーンでは「BLACK DIAMOND」のロゴが映し出され、「OVERTURE」からスタート。厳かな雰囲気から始まりながらも、露出度の高いジーンズの衣装や一人一人の特徴を生かしたダンス。今日がステージデビューとは思えない振る舞いをする「BLACK DIAMOND」に会場の期待感がぐっと上がるのを感じた。
一曲目は彼女たちのデビュー曲「Super Duper」。まさに「Super Duper=超すごい!」の一言に尽きる一曲。歌もダンスも振る舞いも、もはや半年前にオーディションで選ばれ、組まれたグループとは思えない!!
MCでは全世界に配信されている今回のショーケース。各メンバーが英語・中国語・韓国語で挨拶する場面も見られた。まさに世界をターゲットにするグループ。グローバルな印象を意識づける瞬間でもあった。
続く曲は「I’ll Shine」。メンバーANRIの全編英詞による未発表の楽曲だ。ミドルテンポの楽曲ながらダンスも特にL.V、ARIS!のダンスが特徴的な一曲。五人が輝く星になっていくことを連想させる1曲でリリースがすでに待ち遠しい。
メンバーがステージを去り映像がスタート。メンバーのコメントが流れ始めた。このプロジェクトがスタートした頃の言葉だろうか。プロデューサーを含めた打ち合わせ、オーディション、アーティスト写真の撮影、レコーディングなどレア映像などが流れていく。まさに彼女たちのオーディションから『今』までを凝縮した映像になっていて、外には見えない彼女たちの活動がわかった瞬間であった。
暗転しステージではL.VとARISが登場。2人を中心とした圧倒的なダンスパフォーマンスが繰り広げられた。躍動的な動きの中に“セクシー”が随所に散りばめられたこのパート。これから行われるであろうライブでも見れるということなので楽しみにして欲しい。
MC中にはYOUTUBEのコメントも紹介!各国からのコメント数に圧倒されるメンバー。
その中で急に大きな音とともに重大告知が!
なんと、このBLACK DIAMONDの追加メンバーオーディションを行うことが決まったとの事。初ステージが「Zepp Haneda」というこのグループ。スタートから大舞台を経験できるチャンスがあるオーディションなので、こちらも注目度が高くなりそうだ。
続く曲は「hungry spider」。
後ろのLEDには蜘蛛の巣を模した映像が流れ、曲の妖艶さを演出していく。会場に来ている人たちにも彼女たちが垂らした「蜘蛛の糸」は届き、どんどんボルテージが上がっていくのを感じる。
曲が終わり、映像は前日のリハーサル映像に。ギリギリまで調整していた彼女たちの頑張りが映し出された。繰り返すがわずか半年前にオーディションが行われ、結成されたグループとは思えない『光景』がここにあると感じてしまう。
そして、17日、このショーケースに合わせてリリースされた「SING YOUR DREAM」のミュージックビデオが会場で初公開された(現在はオフィシャルYouTubeで公開中)。白い衣装を纏った彼女たちの美しく、強い絆を感じるビデオに心奪われていく。
ミュージックビデオが終わり、ステージは同じ衣装の「BLACK DIAMOND」が、初ミュージックビデオに続き「SING YOUR DREAM」の生歌唱もこのステージで初披露された。
この曲も全編英語詞。全員日本人でここまで英語詞が似合うグループも珍しいと感じる。
「黒と白」を華麗に行き来する彼女たち。グループのテーマに「女性のエンパワーメント」というワードがあるが、まさに彼女たちの存在自体が「勇気・力を与えてくれる」存在だと感じてしまう。
そしてこの歌の歌詞には「Never Say Our GoodBye (私たちにさよならなんてないから)」という一節があるが、この言葉から、「寄り添い」「力を与えてくれる」、まさに彼女たちの存在自体が唯一無二のものだと会場全体で感じた瞬間だった。
この曲が終わり最後のMCへ。
最年少のMIIROは「まだまだBLACK DIAMONDははじまったばかりなので、これからたくさん素敵な景色をメンバーと皆さんと見に行けたらなと思います」と、MARYは中国語と日本語で「歌もダンスも初心者みたいな中で、大人になってこんなに本気になれたのって今までなかった。デビューからこんなに多くの人に来てもらえて幸せです」とこの環境を作ってたスタッフ・メンバー、そして集まってみてくれた多くの方に感謝の言葉を残した。
最後にANRIは「きちんと世界で活躍できるようなアーティストになっていきたいので、この最初の段階から応援していただいた皆様が『あの時から見てる!』と言ってもらえるような存在になっていきますので、これからもよろしくお願いいたします」と強い決意を語った。
最後にみんなで手を繋ぎ、大きく「ありがとうございます」と伝えたBLACK DIAMOND。そして、エンディングへ。
フォーメンションが組まれ最後のダンスを披露。凛とした美しさの中にある華麗かつセクシーなダンスは最後まで見ている人を飽きさせない。
日本語はもちろん、英語でも表現できるパフォーマンス力。完成度の高いパフォーマンス。そして、950万人を超える総フォロワー数をもつ彼女たち。「BLACK DIAMOND」とても目が離せない存在だ。