【動画】川嶋あいが5曲入りミニアルバム『Document』への思いを語る!「光だけではない悲しみのある陰の部分を書きました」
シンガーソングライター・川嶋あいのミニアルバム「Document」が6月23日(金)に配信リリースされた。路上ライブ時代に販売していた手売りCDをモチーフにして作られた作品は、切なさ、憂い、悲しさといった陰の部分に焦点を当てている。そんなDocumentへの思いをWWSチャンネルがインタビューでお届けする。
Q:5曲入りのミニアルバム「Document」をリリースしますが、タイトルの意味合いは?
川嶋:今回は5曲を通して、それぞれの楽曲に生きている主人公がいます。その主人公の感情を包み隠さずひとつひとつ丁寧に切り取ったフィルムのような作品だなと思ったので「Document」というタイトルにしました。
Q:光よりも隠の部分に焦点を当てたテーマですが、過去にこのような作品はありましたか?
川嶋:アルバムを作るときは、いつも大まかなテーマを直感的に考えます。今回は、なぜか前向きな「光」より、どちらかといえば切なさとか憂い、悲しさといった「陰」の部分に焦点を当てて作品作りをしてみたいなと思ったんですよね。楽曲もメロディとかアレンジの世界観はアップからバラードまでいろいろな表情がありますけど、歌詞に関してはDocumentにもつながります。生きている中で生まれていく、光だけではない悲しみのある陰の部分を中心に書いてみたいと思いました。
Q:今回の5曲はすべて新たに作られた楽曲でしょうか?
川嶋:昨年から楽曲作りを始め、今回のために新しく作りました。路上ライブ時代に販売していた手売りのCDをモチーフにして作って。カラフルな曲たちが閉じ込められている、そういうイメージで楽曲を制作しました。
Q:楽曲ごとに音作りでこだわった点はありますか?
川嶋:そうですね。1曲目はアルバムの中でもあまり試みのない、ピアノとストリングスのみの世界観。かなり痺れる楽曲だと思います。緊張感が漂っているという意味で、すごく新しい世界観になったと思います。
Q:音楽的に明るい曲調やロックな雰囲気でありながらも、歌詞は暗い世界観で対照的なものはありますか?
川嶋:ありましたね。一曲目はシンプルなピアノとストリングスだけの世界観ですけど、他は楽器もかなり多くてバンドサウンド。ライブで盛り上がることもあったりします。それを怒りのエネルギーに変えている歌詞とか、心の中で呻きのように持っている感情とか。そういうものが、他の楽曲にはけっこうあったりします。
Q:どんな人に聞いてほしいアルバムでしょうか?
川嶋:私がもうすぐ40代に入るので、同世代の方に聞いていただいて共鳴してほしいです。「この部分って自分もすごく感じるかも」と思うところが少しでもあれば、すごく嬉しいなと思います。
Q:失恋ソングもありますが、男女問わず共感できる内容でしょうか?
川崎:そうだと思います。レコーディングしている時、同い年の男性スタッフがいたのですが、同じ思いを感じたということを言ってくれたりして。男女問わず聞いていただける世界観にしたかったです。
Q:今回の5曲は披露されてない楽曲になるのでしょうか?
川嶋:そうです、披露はしていないです。
Q:ライブで披露すると、どんな気持ちになるのでしょうか?
川嶋:ドキドキワクワクするところなんですけど、新作を届けるときは、目の前のお客さんやファンの方がどんな風にこの曲を受け取ってくれるのかな……と不安や戸惑いを感じながら歌っています。今回の世界観が「陰」に焦点を当てているので、それぞれ自分の人生とか自分の気持ちに重ね合わせてじっくり聞いてもらえるといいなと思います。
Q:動画を見ている方にメッセージをお願いします。
川嶋:新しい作品「Document」が完成しました。15歳のときにストリートライブに立ってから20年以上経ったのですが、原点を思い返す気持ちで新たに5曲の制作をしてみました。それぞれ表情豊かでカラフルな楽曲たちが収録されています。ぜひ皆さん楽しみながら、じっくり聞いてください。