2023.07.17 公開
【ライブレポート】OWV、現実を忘れ楽しさだけで埋めつくパフォーマンス!ラジオブースでは即席の公開収録風の遊び心も<J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023>

OWV(Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>)  画像 1/15

ラジオ曲J-WAVEが7月15日(土)・16日(日)に都市フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market-」を、17日(月・祝)に「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA」を国立代々木競技場第一体育館と、渋谷の街中のサテライト会場で開催した。

本記事では3日目に行われた「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA」よりOWVのレポートをお届けする。

オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」に出演した元練習生4名により誕生したのが、ボーイズグループのOWV

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OWVのライブは、甘い声で歌いだした『Last scene』からスタート。曲が進むにつれメンバーの気持ちが上がってゆくのが、歌いパフォーマンスする姿からしっかりと伝わってきた。その熱へ呼応するように、観客たちも手やペンライトを振りながら、4人と感情の波長をあわせだす。なんか、ドキドキする始まりだ。

荒々しい音を合図に、4人は『Sound the Alarm』に乗せ、雄々しい歌声とダンスでせまりだす。曲の表情にあわせ多彩な面を見せるOWVらしさが、早くも発揮されていた。場内中にいる人たちを煽動するような姿にも見えていたのは、それだけ彼らが揺るがぬ思い(信念)を持って歌っていたからだ。広いステージなのに、4人とは思えない強烈な存在感を発揮する歌声とパフォーマンスに、早くもハートが射抜かれていた。

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続く『UBA UBA』でも、低音の効いたリズムに乗せ、彼らは「叫びな、ほら!!」と観客たちを、熱いビートとパワフルな歌声の虜にしてゆく。魂を熱く騒がせるヒップなダンスミュージックの洗礼を受けたせいだろう、身体が勝手に揺れ動いていた。序盤から、攻め続けるOWVのライブに触れ、熱くなる気持ちを止められない。


ビートを止めることなく、ライブは『Time Jackerz』へ。メンバーたちは、ラップや、煽るような歌声を魅力に。もちろん、アタックの強いビートに乗せ、この場にいる人たちを現実から引き剥がし、熱情した世界へと導き出す。細かいながらも切れ味鋭いダンスも強く目を惹いた。

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この日はJ-WAVEが主催ということからOWVは、ステージの上にラジオ番組用のブースを設置。MCを、ラジオの公開放送風に変えてゆく遊び心がくすぐったい。実際にラジオ番組へ出演した形で、自分たちの紹介をしてきたところはさすがだ。しかも、出演者たちからいただいた質問にも答えてゆく。MAZZELから「好きな食べ物は何ですか?」と質問。「キュウリ」や「焼き肉」と。BALLISTIK BOYZから届いた「尊敬するアーティストは?」に、「BA LLISTIK BOYZ」のみならず、「吉本坂46」や「ダウンタウン」と答えていた。BE:FIRSTからは、「朝、食べたものは?」「好きな屋台は?」の質問。それについて「プロテイン」「キュウリ」「屋台のパイナップルとから揚げ」、「スマートボール」「籤を引くやつ」「りんご飴」など、素直に答えていた。

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続く『Get Away』を、ラジオ番組のリクエスト曲を流す形で届けてきたところも、冴えた演出た。彼らは、この空間に爽やかな夏風を呼び込むように、でも、一緒にパーティーを楽しもうかと誘いかけるように、しっかりと熱を込めた声で歌っていた。「GO! GO!~」と煽るパートでは、観客たちと一体化した景色も作りあげていた。場内中の人たちが無邪気に手を降る様も、ほんと夏のパーティーを楽しんでいる姿そのものだった。

夏曲の『Summer Days』では、メンバーと観客たちが手にしたタオルを大きく振りまわし、夏フェスらしい景色を作りあげていた。気持ちをアゲる楽曲と、メンバーらのテンション高い歌声に誘われ、一緒に頭上高く掲げたタオルを振りまわす。その瞬間瞬間が、忘れたくない思い出に変わっていく。

一度上げたテンションを、OWVはけっして落とすことはない。『What you waitin' for』では、心地好い横ノリのリズムと力強くパワフルな縦ノリのビートを巧みにクロスオーバーしながら、OWV流の祭りの中へとグイグイ引き込んでゆく。アガる気持ちが止まらない。このまま熱狂の虜にしてくれ。そんな気分だ。

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そのまま止まることなくライブは、『Tararam』へ。OWVはノンストップで、しかも、晴れた気持ちに染めあげたまま、熱狂の祭りの中へ観客たちを引き込み続ける。巧みに転調しながら、でも、一度揺らした身体の動きを、彼らは止めるどころか、さらに熱く熱く揺さぶっていた。どんどん頭の中から現実が消え去り、楽しさだけで埋めつくされる。でも、それこそがOWVのライブじゃない。

「一緒に声出していきましょう」の誘いを受け、メンバーらと観客たちによる熱いコール&レスポンスも誕生。最後にOWVは、明るく華やかな、一緒に歌いたくなる『Gamer』を通して、一人一人のハートを虜にしていった。いつの間にか場内中の人たちが、大きく手を振り、エネルギッシュなパフォーマンスを見せる4人に熱いエールを送っていた。



J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023とは】
「ISPIRE TOKYO 2023」はJ-WAVEがおくる都市型カルチャーフェスティバル。2000年より開催してきたJ-WAVE夏の大型ライブイベント「J-WAVE LIVE」を、J-WAVEおすすめアーティストによるライブに加え、東京ならではのオリジナリティ溢れるフードエリアや、マーケットなども併設し、1日中気軽に、楽しく、美味しく過ごすフェスへとパワーアップ。 「MUSIC」「FOOD」「ART」「FASHION」「ETHICAL」など、東京のど真ん中から発信する様々なCULTUREを、日本全国、そして世界にも運んでいく=INSPIREしていく――東京と世界が響き合い、影響しあうフェスティバルを目指してしている。

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