ラジオ曲J-WAVEが7月15日(土)・16日(日)に都市フェス「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market-」を、17日(月・祝)に「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market- EXTRA」を国立代々木競技場第一体育館と、渋谷の街中のサテライト会場で開催。
本記事では「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2023 -Best Music & Market-」初日に登場したCoccoのレポートをお届けする。
Cocco(Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>) 画像 2/2
ステージに中心に鎮座するCoccoの姿は黒ドレスを身にまとい、妖艶な雰囲気を醸し出している。「強く儚い者たち」からスタートした初日最後のステージは、冒頭から神々しい彼女の姿と極上のバンドサウンドに陶酔することが決まっていたように思う。我々に訴えかけるよう、体全体を揺らし、手を舞わせながら歌唱するCocco。そのパフォーマンスを助長させるスキルフルな楽器隊。前に出演した4組が温めてきた雰囲気を彼女は一気に掻っ攫っていく。「樹海の糸」へと続き、このままミステリアスな様相を呈するのかと思いきや、ハッピ隊が登場して可愛らしいダンスを披露する「クジラのステージ」へ。「1、2、3、GO!」の掛け声でオーディエンスもともにジャンプ。
衣装の早着替えでは可愛らしいピンクの衣装に早変わり。「誰一人知らないところで歌うと思ってた」と打ち明けた彼女だけれど、会場はすでにCoccoが織りなす音楽の虜だ。儚さを感じる「Raining」、迫力の「花柄」など選曲もさまざまに、Coccoならではのパフォーマンスで魅せていく。最後はお茶目に「元気に行ってみよう!」と掛け声。新曲の「ファンタジー」を演奏し、会場は幸福のクラップに包まれる。Coccoの歌声とそれを支える確かなサウンドの妙で会場はオーディエンスの歓声と笑顔に包まれ、初日は幕を閉じた。
(text by 笹谷淳介/Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>)
【J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023とは】
「ISPIRE TOKYO 2023」はJ-WAVEがおくる都市型カルチャーフェスティバル。2000年より開催してきたJ-WAVE夏の大型ライブイベント「J-WAVE LIVE」を、J-WAVEおすすめアーティストによるライブに加え、東京ならではのオリジナリティ溢れるフードエリアや、マーケットなども併設し、1日中気軽に、楽しく、美味しく過ごすフェスへとパワーアップ。 「MUSIC」「FOOD」「ART」「FASHION」「ETHICAL」など、東京のど真ん中から発信する様々なCULTUREを、日本全国、そして世界にも運んでいく=INSPIREしていく――東京と世界が響き合い、影響しあうフェスティバルを目指してしている。