4人組女性ボーカルグループ・et-アンド-が、全国5か所10公演開催してきた「et-アンド- glow tour 2023」が11日、東京・SHIBUYA DIVEにてツアーファイナルを迎えた。
今回のツアーは6月11日の大阪公演を皮切りに、各会場とも1部は、ゲスト・アーティストを招いての対バンLIVE、2部はet-アンド-のワンマンLIVEというスタイル。この日の1部はIDOLATERと対バンで、先月リリースしたばかりの新曲「祭歳」をはじめ、「夏海月」、「Eenie, meenie, miney」など全10曲を披露した。
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2部は、いよいよ2ケ月間続いたツアーのファイナルとなるワンマンLIVE。オープニングSE後、未発表の新曲「ディソナンス」で始まり、「花心」、「宵宵」、「#tokyo」と、et-アンド-のクールな魅力が際立つシングル楽曲を次々にパフォーマンスしていく。中盤には、Every Little Thingの「fragile」、SPEEDの「White Love」のカバーで息の合ったハーモニーを響かせ、客席から大きな拍手が送られた。今回はメンバーの出身地の各会場で、それぞれがソロでカバーを披露。香川ではモラレスきあらがDAOKOの「水星」、名古屋では野島樺乃が宇多田ヒカルの「First Love」、札幌では山崎カノンがカヒミ・カリィの「ハミングがきこえる」を歌唱してきた。東京では、栗本優音がAdoの「新時代」を披露し、「一人でステージに立つのは中学生の時以来で、超緊張したー!」とほっとした笑顔で会場中を和ませた。終盤は、「恋のせい、」、「僕は君が好きだ」など、ステージと客席が一体になれる曲が続き、一気にヒートアップ。「Holoholo」ではタオルを振り回し、メンバー4人も心から楽しそうな表情を見せ盛り上がった。
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2部では、アンコール含め、全18曲を披露。モラレスは芯のあるクッキリした輪郭の声でラップも担当、野島はファルセットも美しい優しい歌声、栗本は透き通った高音がどこまでも伸び、山崎は湿り気を帯びた儚い歌声と、四者四様の特徴ある歌声で、成長した姿を見せたステージとなった。リーダーの野島は「大きな目標はいろいろありますが、まずはZeppツアーを目指したいです!」と力強く宣言し、ツアーを締めくくった。
なお、et-アンド-は9月17日(日)には初のファンクラブ会員限定イベント「Posteros Vol.3~andy room meeting~」を渋谷GRITで開催する。
モラレスきあら(C)2023 Zest, Inc. / AEI 画像 7/10
【モラレスきあら・コメント】
このツアーで香川も札幌も東名阪も行かせていただいて。こうやって私の地元やのん(山崎カノン)の地元とか皆のところに行けるって、しかも皆も(各地に)来てくれて。何より皆さんが来てくださってのライブなので。いつもいつも足を運んでくださってる皆さんには本当に感謝しています、ありがとうございます。感謝してもしきれなくて、スタッフさん、メンバー…全員に本当に感謝しています。「glow tour」本当にありがとうございました!
栗本優音(C)2023 Zest, Inc. / AEI 画像 8/10
【栗本優音・コメント】
今日はとてもとても緊張していたんですけれども…(ソロで披露した)「新時代」では、カバーすること自体が初めてでさらにステージでひとりでパフォーマンスをするのが中学校3年生ぶりで。本番前その頃のことを思い出して泣きそうになっちゃって。心臓がバクバクだったんですけど、ファンの皆さんが温かい目で見てくれたり、初っ端からコールしてくれたりして。安心感のなかでパフォーマンスができたので本当に嬉しかったです。そしてこのツアーを通して思ったのは、私はステージの上で、皆の前で、歌って踊ることが一番好きなんだなって。一番ワクワクするんです。et-アンド-に入ってから、そしてこのツアーを通してキラキラできたり、成長できたり、初めての経験をしたり…。私にとって本当に大切なツアーになりました!
山崎カノン(C)2023 Zest, Inc. / AEI 画像 9/10
【山崎カノン・コメント】
3ヶ月間本当にあっという間で、もう今日で終わっちゃうんだ…っていう気持ちで。MCでずっと喋ってもういっそのこと終わらないようにしようかなとか考えてたくらい(笑)。それくらい寂しい気持ちでいっぱいなんですけれど。メンバー皆で各地に行って、五大(?)都市をまわれて(笑)。すごく充実していて、すごく楽しかったですし、いい思い出ができたなって思います!今回のグッズTシャツの背中にはまわった5都市をのせてあるんだけど。これから先ツアーがまたできたときには、背中がいっぱいの地方で埋まるくらいたくさんの場所に行ってet-アンド-のことをたくさんの人に知っていただけるようにもっともっと頑張ろうって思いました。今日は来てくださって本当にありがとうございました!
野島樺乃(C)2023 Zest, Inc. / AEI 画像 10/10
【野島樺乃・コメント】
私たちはデビューして2年経ちまして、このツアー中に2周年を迎えました。最初は新宿のKeyStudioから始まって。懐かしいなって思うんですけど、あの時私たちはコロナ禍だったので、いろいろと制限されているなかで自分たちがどうライブで皆にパフォーマンスをすればエネルギーを伝えられるかすごく悩みました。MCや煽れないことが苦しかったですし、もどかしかったです。そんななかでも、ファンの方々は逆に“歌に集中して聴けていいね”っていうふうに言ってくださる方もいて。そんなファンの方々にいつもいつも支えてもらったからこそ、今私たちにはこのステージがあるなと思います。ツアータイトルにもあるように『輝く』そして『成長する』。自分たちはきっとこのツアーを通して、自分たちで言うのはあれかもしれないですけれど、まずは自分たちに「成長したな」と言ってあげたいです。皆さんがいるからこそ私たちはここで輝けますし、ステージから皆さんにエネルギーを届けることができます。皆さん、たくさんの声援を届けてくださり本当にありがとうございました!