2023.08.12 公開
内田彩、1年半ぶりのワンマン「真夏の感謝祭」を開催!

内田彩(写真:草刈雅之)  画像 1/5

声優アーティストの内田彩が8月6日(日)に東京・新宿ReNYにて、ワンマンライブ「AYA UCHIDA 真夏の感謝祭 How have you been!」を開催した。2022年1月にアーティスト活動7周年を記念して行われた『AYA UCHIDA 5+2 ANNIVERSARY LIVE 〜And U!!〜』以来、約1年半ぶりのワンマンライブで、昼夜2公演のチケットは即完。ニコニコ生放送での生中継も行われ、8月20日(日)までの期間限定でアーカイブ映像が配信中だ。

内田彩、1年半ぶりのワンマン「真夏の感謝祭」を開催!内田彩(写真:草刈雅之)  画像 2/5

開演時間になると、黒須克彦(Ba、BM)、SHiN(Ds)、櫻田泰啓(Key)、三沢崇篤(Gt)というバンドメンバーに続き、浴衣にプリーツスカートを合わせ、黒のヒールブーツ姿の内田が登場。オープニングを飾ったポップロック「Say Goodbye, Say Hello」からフロアの熱気と勢いは凄まじく、「オイ!オイ!」という声が上がり、サビでは内田の「せーの」という呼びかけに合わせた大音量のコールも実現。続けて、今年5月にリリースした最新シングルで、本人も声優として出演していたTVアニメ「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」のオープニングテーマ「Preview」をライブ初披露。一人から二人、二人からみんなへと広がっていく歌詞の世界を体現するかのようにオーディエンスの一人一人と目を合わせるように歌い、間奏では強靭で激しいバンドサウンドによって、フロアのテンションがさらに引き上げられていった。

最初のMCでは1年半ぶりのライブであることに触れ、「始まる前は戸惑っていたけど、みんなの声が久しぶりに聞けて嬉しかった」と声出し解禁となったライブでの再会を喜び合い、スイートなブギーファンク「Candy Flavor」を挟み、「スニーカーフューチャーガール」「Go! My Crusing」とアグレッシブでヘヴィーなロックナンバーを連発。オーディエンスが両手を上げて盛大なクラップを鳴らすと、内田も拳を上げて呼応し、ライブならではの一体感が生まれた。

内田彩、1年半ぶりのワンマン「真夏の感謝祭」を開催!内田彩(写真:草刈雅之)  画像 3/5

未来をテーマにした楽曲たちをエネルギッシュにパフォーマンスし終えたあと、内田は「ちょっとやりすぎてしまいましたね……」と笑顔で息を切らしながら、この日のライブのタイトルについて「久しぶりだね。何してた?」という意味を込めたと解説。「今年はまだお祭りに行けてないけど、今日はみんなとお祭り気分を楽しめたらいいなと思います」と語り、<浴衣着てきてねの一言が/特別な夏になった>というフレーズが胸に響く夏のラブソング「最後の花火」で憂いを帯びた伸びやかな歌声を響かせ、ピアノのイントロで歓声が上がった「ONE WAY」や有観客ライブでは初披露となる「ANSWER」ではエッジーでラウドなロックサウンドに載せて、心の内に秘めた言えない切実な思いを丁寧に表現。続く、「キリステロ」では内田の「みんな、声出していけますか?」という呼びかけに大合唱が沸き起こり、フロアは更なる一体感を超えた熱狂の渦に包まれた。

そして、「みんなの声を力にして。今だからこそ歌いたいと思います」という言葉に導かれた「声」はピアノの伴奏だけで歌い始めると、やがてバンドの演奏が加わり、オーデェンスも声をあげたところで、内田はその歌声を通して<もう迷わない>と力強く宣言。ステージとフロアの距離を縮めてみせた彼女は、「SUMILE SMILE」で再び大合唱となると、オーディエンスに向けて<愛してる>と満面の笑顔を見せ、TVアニメ「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」の最終話でオンエアされた挿入歌「Endless roll」で<物語は続く 次のページへ>と歌い、「みんなありがとう! はしゃぎまくった内田彩でした!!」と手を振りながらステージを後にした。

内田彩、1年半ぶりのワンマン「真夏の感謝祭」を開催!内田彩(写真:草刈雅之)  画像 4/5

アンコールでは、ライブのパンフレットの表紙をプリントしたTシャツにストライプのスカートに着替え、「本編では“楽しい”と“熱い”と“水飲んだ?”しか話してない」と語り、しばしファンとの和やかなコミュニケーションを楽しむ時間を作った。そして、この日のライブを振り返り、「これがライブだなって感じですね。みんなとコール&レスポンスができるのが、こんなに楽しいんだなって思って。」と感想を述べると、超満員のフロアからは大きな拍手と歓声が上がった。

さらに、「どうしてもやりたかったライブがあって。3年前に企画されたんだけど」と話し始め、日本コロムビアに所属する声優アーティスト7名(悠木碧、内田彩、伊藤美来、村川梨衣、Machico、和氣あず未、富田美憂)が集結するイベントで、2020年6月に開催が予定されていたが、コロナによって中止となった「#コロちゃんフェス」のテーマソング「夏休みが来るまえに」をソロで歌唱。ファンへの感謝の気持ちを込めて歌い、<この続きはまだ今度/元気でいてまたここで会いましょう>というメッセージを届けた。

内田彩、1年半ぶりのワンマン「真夏の感謝祭」を開催!内田彩(写真:草刈雅之)  画像 5/5

夜の部ではここで11月12日に山野ホールでワンマンライブを開催し、今秋には通算5枚目となるニューアルバムをリリースすることを発表。期待と歓びに満ちた歓声と拍手に包まれる中で、「今日は1日、本当に素敵な日になりました。みんなに楽しい、ありがとうという気持ちは伝わりましたでしょうか」という言葉から、最後は「Let it shine」で光り輝く楽しい夏の思い出を刻み、夏の大感謝祭は「今日も浮かれ調子の内田彩でした」という挨拶で締め括られた。多彩なジャンルを横断する彼女だが、オールスタンディングで、ロックバンドを従えた熱いライブパフォーマンスもよく似合う。本公演は期間限定だがアーカイブ配信も見られるので、攻撃的なナンバーでセトリを組んだときの内田彩のライブの熱量の高さやパワフルさ、フロアの一体感を感じてみてほしい。

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