2017.08.13 公開
【ライブレポート】「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」初日の大トリにB'zが登場。「こんなすごい景色が見られるなら、もっと早く来ればよかった!」

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日本最大の野外音楽フェスイベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」初日の大トリにB'zが登場。約6万人のキャパシティーを誇る会場内最大のGRASS STAGEが、初日からとてつもない大盛況となった。

まずはステージにバックバンドのメンバーとギタリスト松本孝弘が登場。松本のギターとシェーン・ガラースのパワフルなドラムで1曲目『さまよえる蒼い弾丸』のイントロがスタートする。このオープニングだけでも強烈な音圧で会場を圧倒。歌の始まりとともにヴォーカルの稲葉浩志もステージに現れ、いよいよロックインジャパン史上初のB'zのステージが始まった。

2曲目の『Liar! Liar!』では、早々に稲葉が左端、松本が右端とステージ両端にそれぞれ走り、女性ファンのみならず、男性ファンからも叫びに似た歓声があちこちから上がった。サウンドの厚みにパンチのあるヴォーカル。日本のロック界を支えてきたB'zのサウンドは理屈抜きで人を圧倒するパワーがある。

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「Hoo〜!ロックインジャパンにようこそー!」初出演にもかかわらず歓迎の挨拶でMCを始めるところもさすがの貫禄。とはいえ、そこに違和感を感じさせず、しっかりオーディエンスのパッションをわしづかみしてしまうあたりは感心させられた。さらに続く『有頂天』ではイントロから稲葉がマラカスを振り、それに応えるように松本はギターにエフェクトをかけまくり、じっくりとテクニックを楽しませてくれた。

「わーお!なんて素敵な景色。こんな素晴らしい景色が見られるなら、もっと早く来ればよかった」満面の笑みを浮かべる稲葉。続いては「みんなの声、聴かせてくれますか?」と会場に声をかけ、約6万人のコーラスから始まった『裸足の女神』。この壮大な光景をじっくり味わうかのように、稲葉は曲の間ステージ左右の最端までゆっくりと移動し会場を見下ろした。

松本が笑顔で雄大なイントロを奏で、それをバンドが追いかける形で始まったのが『Still Alive』。松本のフィンガーテクニックが冴えわたり、稲葉はステージに膝まづきながら噛みしめるように歌を届ける。しびれるような曲の締めくくりに会場からは一斉にため息が漏れ拍手が沸き起こった。

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「後ろ、どこまであんのかな? まだまだ元気ありますかー!このまま進みますよ!Are you ready!」さらにオーディエンスのテンションを上げて始まったのは、ヒットシングル『衝動』。曲の出だしから会場には大合唱がこだまし、まるでその声に陶酔するかのようにステージ端の柵にもたれる稲葉。会場中が一体となって、演じる側も観る側も幸せに満ちた瞬間となった。

さらに間髪入れずに次の曲『juice』が始まると、稲葉がステージ上を猛ダッシュ。松本もギターを弾きながら縦横無尽に移動しつつ、それぞれがステージの端へ行き、ビッグステージならではのパフォーマンスを展開。端から端までステージをフルに動くことで、彼らもこのイベントを身体中で満喫しているのが伝わってくる。

『みなさんまだまだやれますか!元気ありますか!じゃあロックインジャパンの底力見せてもらいましょう!僕は初めてですが(みんなの底力がどれだけのものか)魅せつけてください!』ラストソングは6万人がタオルを振り回す壮大な光景の中での『ギリギリchop』。タオルを振り回す光景はフェスならではの風物詩だが、後方が霞んで見えないほどの人がタオルを回す様子は、B'zにしか作れない壮大な光景となった。

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ひたすらエキサイティングで楽しい時間は、ここまでではなかった。どよめきのように空に響くアンコールに応えて再登場した彼らが選んだ曲は『ultra soul』。これを聴かなきゃ帰れないと言わんばかりのオーディエンスは文字通り大興奮!サビではオーディエンスの絶叫とともに爆竹が鳴り響き、すっかり更けた夜空にいくつものタオルが高く鮮やかに舞った。

「みなさんの底無しのエネルギー、いっぱいいただきました!最高!30年近くもやってきたけど、さらに新しい気持ちになれました。また絶対会いましょう!バイバイ!」そう残して去った稲葉。彼の口から出た「絶対に会いましょう」の意味はきっと来年の夏、同じ夜空の下でわかることだろう。

(取材/文:バッキー☆大坂)


【特集】ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017

https://wws-channel.com/rijf2017

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017公式サイト;
http://rijfes.jp/

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