日本最大の野外音楽フェスイベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」。会場内で最大のキャパシティーを誇るGRASS STAGEのオープニングにゴールデンボンバーが登場。ここ数年すっかり恒例といった感のあるゴールデンボンバーのトップバッターでの登場に、朝一番から会場は大いに盛り上がった。
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1曲目は最新シングル『#CDが売れないこんな世の中じゃ』。さっそく会場一帯にタオルが舞うテンションの高いオープニングに「よくこんな朝から元気ですねー。トリのB'zさんまで冷静に考えたらあと8時間あるぞー!とはいえみなさんよく来てくれた。ありがとう土下座っ」曲が終わるとMCとともにいきなり土下座をする鬼龍院 翔(Vo-karu)。
続いてはメンバー紹介。喜矢武 豊(Gita-)はこの日のヘッドライナーとして登場するB'zと同じステージに立てたことを喜び、B'zの松本孝弘のギターパフォーマンスに憧れているといったトークを展開。
続く歌広場 淳(Be-su)はV系バンドのウイークポイントは紫外線と午前中であり、今のステージはその両方が重なっていると文句を言いだす。そんな中、会場内に微妙な空気を感じた鬼龍院がすかさず「あ、『女々しくて』は最後にやるんでちょっと待っててくださいね」と笑いをとる。
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そしてもうひとりのメンバー、樽美酒 研二(Doramu)は、今日が楽しみで前日は一睡もできず、正直とても眠たいですと、相変わらずのとぼけたご挨拶。とはいえ、このメンバー紹介時のMCは、次の曲でのパフォーマンスの前振りなのだ。
というわけで、次の曲『抱きしめてシュヴァルツ』では、前振りのとおり、喜矢武はB'zのパフォーマンスを模してギターの先端から思い切り火花を飛ばし、その後ろでベッドと毛布まで用意して寝ている樽美酒に向かって一気に放出。
跳び起きた樽美酒は、ステージ端に置かれていたサーキュレーターの風で火花の風向きを変えて対抗する。もちろん会場は爆笑の渦だ。
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さらに『ICE BOX』では、氷菓子のICE BOXにいろいろな食べ方があるとの前振りから、喜矢武が大盛りのご飯の上にICE BOXをかけて喰らうというパフォーマンスを披露。相変わらずの体を張った芸を今回も思い切り楽しませてくれた。
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その後も『毒グモ女(萌え燃え編)』では、楽器そっちのけでメンバー揃っての振り付けで盛り上がり、『まさし』では歌広場がステージで500mlのペットボトルの水を一気飲みして歓声を浴びる。歌広場に続いて樽美酒も一気飲みを真似るが、思い切り噴き出して大失敗。さらに続いて鬼龍院はなぜか股間に水を掛けるなど、彼らならではのパフォーマンスはまだまだ続く。
『†ザ・V系っぽい曲†』では、前列のオーディエンスのヘッドバンキングがお約束。ステージ上では喜屋武のエアギターに続いて歌広場も参戦。さらにドラム担当の樽美酒までもエアギターで3人並んだところに、鬼龍院はエアバイオリンで登場し盛り上げた。
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そんな中、今回のステージの最大の盛り上がりとなったのはB'zの代表曲で『ultra soul』のカバー。曲が始まると本人らしきヴォーカルが響き、まさか本人?と思いきや登場したのは稲葉浩志のモノマネ芸人・中村素也。本人としか思えない声と、全然違う見た目のギャップはゴールデンボンバーのパフォーマンスを軽く飛び越えるほどのインパクトがあり、会場からも笑いとともに歓声が上がった。
そしてラストはゴールデンボンバー最大のヒットナンバー『女々しくて』。鬼龍院とB'z稲葉…ではなくモノマネ芸人の中村素也のデュエットで、いつもよりちょっぴりゴージャスなツインボーカルが実現。盛大なエンディングとなった。
(取材/文:バッキー☆大坂)
M1.#CDが売れないこんな世の中じゃ
M2.綺麗になりたくて
M3.抱きしめてシュヴァルツ
M4.ICE BOX
M5.毒グモ女(萌え燃え編)
M6.まさし
M7.†ザ・V系っぽい曲†
M8.ultra soul
M9.女々しくて
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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017公式サイト;
http://rijfes.jp/