コメディ映画「スクール・オブ・ロック」を原作に、アンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュースと音楽で2015年にミュージカル化。ブロードウェイ、ウエストエンドをはじめ世界で大ヒットを記録し、遂に日本版が開幕した。
名門進学校の臨時教師になりすまして生徒たちにバンドを組ませるデューイ・フィン役を、西川貴教と柿澤勇人がWキャストで演じるほか、濱田めぐみ、梶裕貴、太田基裕、はいだしょうこ、宮澤佐江ら魅力溢れるキャストが集結。日本版の翻訳・演出に鴻上尚史、訳詞を高橋亜子が担当。当初は2020年に上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全公演中止となり、今回のために改めて生徒役のオーディションが行われた。
夢を追いかけ続けるデューイのピュアで真っすぐな破天荒な授業によって変わっていく子供たちの姿は、次第に教師や保護者たちの心をも変えていくことになる。ロイドウェバーの沁み渡るメロディと、本作の魅力である生徒たちによる生のバンド演奏は劇場中を熱気に包み、観客たちの魂が揺さぶられる。客席が一体となる一生忘れられない、ご機嫌で最高のミュージカル。あなたも一緒に劇場で心の旅路を体感しよう。
【コメント】
西川貴教(Wキャスト)
この作品に出演しないかとお声がけいただいてからこうして初日を迎えるまで4年ほど待ちました。2020年公演が中止になってしまい、残念ながら出演できなかった生徒役のみんなもいます。その分の思いや、今回のこのチームとして新たなパワーをステージに与えてくれるスタッフやキャストの皆さんが沢山いらっしゃいますので是非ともそれを会場で受け止めにいらしてください。よろしくお願いします。
柿澤勇人(Wキャスト)
先ほどプレスコールをご覧いただきましたが3曲やっただけでも僕の汗が飛び散って水たまりになるくらい、すごいエネルギーが必要な舞台なのでこの夏にピッタリな作品だと思います。3年前にこの作品を立ち上げて、オーディションも受かって、さぁやろうといった時に中止になってしまった生徒役の子どもたちも来てくれると思いますし、彼らが観て「やりたかったな」と思えるような、そして「なんだ私たち/俺たちの方が良かったじゃん」と思われないように一生懸命誠実に取り組みたいと思います。