シンガーソングライターの川嶋あいが、8月20日(日)にLINE CUBE SHIBUYAにて最後の8月20日公演を行った。
川嶋あい(※提供画像) 画像 2/7
川嶋は5月に喉の不調により、デビューから20年間育ての母の命日に開催してきた8月20日公演を最後にすることを発表していた。
昨年声帯の手術をするも状態が戻らず、この決断に踏み切った。
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最後の820を見届けたいというファンが集まり、機材席を含む全ての席がソールドアウトとなり、超満員のLINE CUBE SHIBUYAでのコンサート開催となった。
今回のステージは、たくさんのキャンドルやランタンで彩られ、1曲目「スーツケース」のサビと共に、ステージ上にちりばめられたたくさんのキャンドルが灯っていく幻想的でロマンチックな演出から開幕した。
「一つ一つのキャンドル=これまで手がけてきた楽曲たち」というコンセプトとなっており、大切な楽曲たちに灯が灯っていくという意味がこめられている。
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MCでは、「16歳のときからずっと大切な8月20日。この先も変わらない大切な日に想いの集大成を見せたいです。かけがえのない最高の時間を過ごしましょう!」と会場を盛り上げた。
ライブ後半では「見えない翼」や「MyLove」をはじめとした、川嶋あいの時代を彩ってきた楽曲のメドレーを披露。
ブルーのコンサートタオルを回して、会場全体が川嶋の好きなブルーに染まり、本日一番の盛り上がりを見せた。
その後のMCパートでは、
最後の8月20日公演という節目の日に、新たな輝かしい明日を信じて扉を開こうという希望に満ちた朗読から、IWiSHの大ヒット曲である「明日への扉」が始まり、川嶋の透き通った声で読まれた感動的な言葉に目を潤ませるファンの姿も見られた。
アンコールの際には「12個の季節~4度目の春~」を会場全員が合唱するファンからのサプライズが行われ、サプライズにもかかわらずバンドメンバーが即興で伴奏に入り、感動的なアンコールとなった。
衣装チェンジを終え、ステージに立った川嶋はファンの歌声に
「胸が熱くなりすぎました。どれだけありがとうと伝えても足りないです。」と感謝を伝えた。
これが最後となる8月20日公演。
ファンはもちろん、路上時代から苦楽を共にしてきたスタッフ、そして最愛の育ての母に歌で想いを届けた。
「1年に一度の大切なコンサートを最後にすると決断をしたとき、これまで支えてくれた方、そしてお母さんに本当に本当にごめんなさいと思いました。
20年間8月20日を生きがいにして音楽人生を歩んできたことは間違いなくて、ファンの皆さんと過ごす820を母はきっと喜んでいるはずだと思っていたので、私の決断でラスト公演を迎えることを、本当にごめんなさいと思います。
ですが、それ以上に強く思うのは、目の前の皆さんと出会う道筋を作ってくれて本当にありがとうということです。母との出会いで私の人生が動きだして音楽と出会ってたった一つの夢が見つかって今があります。」
「今日私の大好きだった820が幕を閉じ、区切りを迎えます。20年間最高でした。」
と語った。
終演後の取材では、「今日は最後の820に立ち会っていただき本当にありがとうございました。この20年間本当に幸せでした。引き続き見守って応援していただきたいです。今日は最高の820ライブにしていただき本当にありがとうございました。」とファンへの想いを語っていた。
8月20日公演は最後となるが、シンガーソングライター川嶋あいとしての活動は形を変えて続けていく。今後の新たな川嶋あいにも期待だ。
▼川嶋あいプロフィール
1986年、福岡県生まれ
2003年に I WiSHのaiとして、人気番組のフジテレビ系「あいのり」の主題歌『明日への扉』でデビュー。2006 年から本格的にソロ活動をスタート。
代表曲としては、『My Love』『compass』『大丈夫だよ』『とびら』などがあり、特に『旅立ちの日に・・・』は、卒業ソングの定番曲として大人気を誇る1曲である。
個人のライフワークとして、ボランティア活動などにも積極的に参加し、海外に学校建設を
行ったり、東日本大震災の復興支援としてTattonプロジェクトにも参加。
そして、今年、デビュー20周年というアニバーサリーイヤーを迎えた。