ここ数年で飛躍的な成長を遂げ、フェスの常連となったダンサブルなオルタナティブロックバンド、THE ORAL CIGARETTESがROCK IN JAPAN FESTIVALに4度目の出演!昨年と同じ土俵となるLAKE STAGEに音合わせから登場すると、さっそく場内がざわめき出す。
ファンの間でも人気の高い「起死回生STRORY」を完成度の高い音合わせで演奏すれば、ライブ前からハンズアップやクラップ!このイレギュラーな盛り上がりに期待が高まるのは言うまでもないだろう。
さぁ、いよいよ本番スタート!山中拓也(Vo/Gt)を筆頭に、あきらかにあきら(Ba/Cho)、 鈴木重伸(Gt)、中西雅哉(Dr)がオーディエンスの前に改めて登場すると、待ってました!と言わんばかりに大歓声と手拍子が沸き起こった。
「かかってこいよ!!」のシャウトから「一本打て!二本打て!!三本打って!!!四本打て!!!!」でライブ開始!軽快なリズムにのせて歌うダンスロック調の「Shala La...」で高揚感を高めていく。
THE ORAL CIGARETTES 画像 2/3
「本気見せてくれ!遊ぼうぜ!!」興奮しながら叫び歌うのは「気づけよBaby」。艶のあるボイスに酔いしれながら場内満場一致でクラップが咲き乱れた。
マイクをクルッと器用に回しながらかましていく「DIP-BAP」では、ロックとヒップホップを融合させたイキの良さを見せる場面も。息をつかせぬまま3、2、1の合図でヘッドバンキングを仕掛けると山中も高ぶる気持ちを隠せない。
「素晴らしいぞ!お前ら!!ちゃんと曲を聞いてほしいし、オーラルを知ってほしい!めちゃめちゃレアな曲やります!」
ライブではあまり聞くことのない貴重な1曲「マナーモード」を歌い終わり一息。「さすがに嬉しいぞ、こんだけ集まってくれたら!!」感謝の言葉を述べると、去年、来年はLAKE STAGEでトリを取ると大口を叩いてしまったにも関わらず、今年トリが取れなくて残念だったことを告白。
さらに、映画化が決定した映画「亜人(東宝)」の主題歌に新曲「BLACK MEMORY」が抜擢されたことを伝え、生ライブで初披露をした。ギターサウンドを利かせた疾走感溢れるサウンドを受け止めながら、拳を握りしめ、渾身の力で歌い上げていく。
自分の目で見て、聞いて、思うように決めろ!と心揺さぶられながら、ボルテージも最高潮!「狂乱Hey Kids!!」のサビ部分「狂ってhey kids!!〜」では、この上ない盛り上がりに「最高だよ!!」と山中も大満足。
「あんたたちが手を伸ばしてくれる限り、手を握っていきたい!」
ラスト曲に選ばれたのはTVアニメ・サラダリセットのエンディングテーマとして起用されている「トナリアウ」。穏やかなサウンドながらも、人の本質が描かれた世界観はTHE ORAL CIGARETTESだからこそ。いつまでも浸っていたい、そんな思いを起こさせるライブとして幕を閉じた。
(取材/文:izumi)
M1 Shala La
M2 気づけよBaby
M3 DIP-BAP
M4 マナーモード
M5 BLACK MEMORY
M6 カンタンナコト
M7 狂乱Hey Kids!!
M8 トナリアウ
https://wws-channel.com/rijf2017
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017公式サイト;
http://rijfes.jp/