メンバーの還暦を祝うワンマンライブを開催したロックバンド・ユニコーンが、
約2年ぶりとなるオリジナルアルバムの発売と、全国ツアーの開催を発表。更にデータ「ええ愛のメモリ」の配信リリースも発表されている。
昨年デビュー35周年を迎え、今なおシーンの第一線を走り続けるロックバンド・ユニコーン。メンバー・手島いさむの60歳の誕生日である8月27日に開催されたワンマンライブ「手島いさむ還暦祭『ちょうはつすることてしがごとし』」の終演後、オリジナルアルバムの発売や、全国ツアーの開催など、今後が楽しみになる展開が突如、発表された。
戦国時代さながらの鬨の声があがる中、ステージに登場したユニコーンの5人。武田信玄を彷彿とさせる真っ赤な甲冑に身を包み、騎馬に跨って颯爽と登場した手島とは対照的に、足軽を思わせる黒い甲冑のメンバー達には、ライブが進行するに連れて次々と矢が刺さっていくなど、彼等らしい遊び心に溢れたワンマンライブ「手島いさむ還暦祭『ちょうはつすることてしがごとし』」。
「ユニコーン35周年イヤーなんですが、新しい曲も、古い曲も、とにかく沢山曲があって、選ぶのが大変で…(手島)」との言葉通り、様々な時代にリリースされた楽曲を約20曲に渡って披露したユニコーン。途中、頭に矢が3本刺さっているABEDONに対し、川西幸一が「サンフレッチェ(「3本の矢」がチーム名の起源)になっとる!」と突っ込むなど、広島公演ならではのやり取りも繰り広げられた。
アンコールではサプライズでステージにケーキが登場。自身が手掛けたサンフレッチェ広島のクラブアンセム「SANFRECCE ANTHEM」が流れる中、蝋燭の火を消した手島は「30代の頃と違って、この年になっていろんなことが出来るようになったので、まだまだトライし続けたい。もちろんバンド活動もしっかりやります!」と抱負を語った。また最後にABEDON・EBI・奥田民生・川西幸一が手島を胴上げしようとするなど、ステージは終始、還暦を祝う温かいムードに包まれた。