「おとなりさん」(文化放送)のゲストコーナー「10時のおとなりさん」の9月13日のゲストに、アーティストの龍玄とし さんが登場! 様々な楽曲のカバーも人気を集める龍玄としさんが、カバー曲のこだわりや歌手を目指したきっかけを語った。
鈴木おさむ 「『Mステ』の人気企画のとし3択って、当日歌う一曲を3択から決めますが、3曲ともリハーサルもしてるんですよね?」
龍玄とし 「もちろんです!」
鈴木 「やっぱテレビの人ってひどいですよね(笑)」
とし 「いえいえ、色んな挑戦を与えてくれて、ありがたく思います!」
鈴木 「としさんがカバーした曲の中から、僕が3曲選びました。中島みゆきさん「糸」、尾崎豊さん「OH MY LITTLE GILR」、安室奈美恵さん「Hero」。この3曲、どれが難しかったですか?」
とし 「どれも難しいですよね。「Hero」は特にリズムが早くて、言葉のエッジ感というか入れ具合が、どのように歌うか模索しました」
鈴木 「ど素人の質問したいんですけど、中島みゆき「糸」みたいなのって、色々な人が歌ってるし、念が強いじゃないですか? みんな色んな思いを乗せて、みんなのストーリーがあるじゃないですか。そういう曲をカバーするときのポイントってどうしてるんですか?」
とし 「曲そのもの、歌っている方、作詞作曲された方、その曲のファンの方に失礼が無いように、ってのが大前提なんです。だからものすごく聞きこんで、向かい合って、納得いくまで自分のなかに曲を入れる作業からやります。リスペクトを持って取り組んでいくのが僕のポリシーです」
鈴木 「曲を選ぶ時点で、色々考えるじゃないですか? 例えば、すごくカリスマ的な尾崎豊さんの曲って思った時に、それを歌うかどうか悩むと思うんですけど、どうやって選ぶんですか?」
とし 「その時々ですけど、アルバムのコンセプトを決めて、自分が本当に歌いたい曲から並べていきます」
鈴木 「尾崎豊さん、会ったことありますか?」
とし 「尾崎豊さんは、デビューは尾崎さんが先ですけど、当時のレコード会社が一緒で。ソニーのリハーサルスタジオの隣が尾崎さんで、グランドピアノの上に乗って歌ってたり(笑)リハーサルですよ?」
鈴木 「えー!」
とし 「プロってすごいんだな~って思いました」
鈴木 「イメージを壊してないですよね(笑)」
とし 「壊してないです!さすが尾崎!って(笑)」
そして、鈴木おさむと同郷の龍玄とし さんが、少年時代に歌手を志したきっかけは・・・
鈴木 「としさんは私の大先輩ですから! 同じ高校出身で、『おとなりさん』木曜日の高山一実さんや、マンボウやしろ さんなど、安房高校っていう田舎の小さな学校なのに、なぜか個性あふれる人がいっぱい出ますね」
とし 「大御所はおさむさんですから。おさむ大後輩!」
鈴木 「いやいやいや(笑)」
とし 「僕は安房高校で、バンドばっかりやっていたから叱られるタイプだったんですけど、最後の文化祭でライブをやったとき担任の先生がすごい拍手をしてのってくれたんですよ。その後あれはオリジナル曲なのか? なかなか良かったぞって褒めてくれたんです。それでプロになろうと思ったんです」
鈴木 「すごいねー! 僕は高校二年生のときに放送作家になりたいって思ったけど、こんな田舎から無理かなーって思ったんです。そんなとき、としさんたちのバンドのアルバムがオリコンで1位になったんです。それを友達が教室に持ってきて、こんな田舎からオリコン1位の人たちが出るんだ!と思って、あの瞬間に夢を諦めないようにしようと思いました! 先輩の行動とか先生の一言とか大きいですよね」
とし 「先生が体育館の一番後ろで手拍子してる姿は、今でも焼き付いてますね」