2023.09.26 公開
坂崎幸之助、大野真澄、小林啓子らと共に響かすコーラス!「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ、 BUZZ NEXT として再出発のステージへ!

BUZZ NEXT(※提供画像)  画像 1/7

「BUZZ N EXT の新しい相棒を紹介します。百田忠正
日産スカイライン CM ソング「ケンとメリー~愛と風のように~」などの楽曲で知られるアーティスト BUZZ の
メンバーである東郷昌和が新たなメンバー・百田忠正を迎えて結成された BUZZ NEXT が、15 日に「BUZZ
NEXT コンサート」を東京・有楽町 I’M A SHOW にて開催した。

坂崎幸之助、大野真澄、小林啓子らと共に響かすコーラス!「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ、 BUZZ NEXT として再出発のステージへ!BUZZ NEXT(※提供画像)  画像 2/7 坂崎幸之助、大野真澄、小林啓子らと共に響かすコーラス!「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ、 BUZZ NEXT として再出発のステージへ!BUZZ NEXT(※提供画像)  画像 3/7


在りし日の東京の風景を映し出すオープニング映像と共に美しいコーラスのインスト曲「レクイエム I」が会
場を包み込む中、メンバーがステージ上に登場し明転すると、印象的なアコースティック・ギターのイントロか
ら「TOKYO サンバ」を 1 曲目に披露。続いて、「BYE BYE PARTY」を披露し、BUZZ の止まっていた時計の
針が色褪せない演奏・歌唱によって再び動き出し、1970 年代の BUZZ サウンドが観客の目の前で見事に甦った。
東郷は、「どういう形でまた BUZZ の音楽ができるだろう」と思っていたところ、今年の 4 月に百田と一緒に
BUZZ の楽曲を歌うライヴを開催したことがきっかけとなり、BUZZ NEXT の結成、今回のコンサートの開催に
至ったと経緯を話す。新メンバーの百田も「東郷昌和さんと一緒に BUZZ NEXT として活動することになりま
した。百田忠正です。宜しくお願いします。」と深々と頭を下げ、観客から温かい盛大な拍手が送られた。

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3 曲目に披露されたのは、作詞・高橋幸宏、作曲・高橋信之の兄弟による共作「さよなら列車」。同じく幸宏が詞
を書き、東郷が曲をつけた「出来るだけいつものように」を披露し、東郷は『幸宏が詞を書いて、僕がこの曲を
付けた時に、幸宏くんが「ピッタリに曲を付けてくれたね」と言った』とこの楽曲を制作した当時を回想すると
共に、「幸宏と僕の共作も色々ありますが、かなり好きな曲です」と語った。

「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ

BUZZ NEXT として再出発のステージ

坂崎幸之助大野真澄小林啓子らと共に響かすコーラス!

坂崎幸之助、大野真澄、小林啓子らと共に響かすコーラス!「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ、 BUZZ NEXT として再出発のステージへ!BUZZ NEXT(※提供画像)  画像 5/7

ここで本日 1 人目のゲストとなる THE ALFEE の坂崎幸之助が登場。坂崎は、THE ALFEE で BUZZ の楽曲の
カバーをレパートリーとしていたこともあり、その中でも特に好きな楽曲であるという「さらば TOKYO」を
BUZZ NEXT とコラボする形で演奏した。BUZZ の 2 声のコーラスに坂崎が加わることで 3 声コーラスとなり、
BUZZ の楽曲に新たな響きをもたらした。
一度バンドメンバーは退場し、坂崎が MC を務める番組にゲスト出演した際に好評だったという、ビー・ジーズ
の「マサチューセッツ」「ニューヨーク炭鉱の悲劇」「ラヴ・サムバディ」3 曲のメドレーを坂崎のギターでの伴
奏と 3 人のコーラスのみで歌い上げる。
更に本日 2 人目のゲストである元ガロの大野真澄を迎え入れ、大野が東郷、百田それぞれとの初対面のエピソー
ド等を軽快に披露すると会場全体が笑顔と和やかなムードに包まれた。大野、坂崎による 2 人のギター演奏と 4
人のコーラスで披露されたのは「ひとりぼっちのあいつ」「ジス・ボーイ」「恋のアドバイス」のザ・ビートルズ
メドレー。アコースティックの弾き語りで演奏された 2 つの洋楽メドレーは、コーラスが持つ美しさをより一層
堪能することができた。

 

坂崎幸之助、大野真澄、小林啓子らと共に響かすコーラス!「ケンとメリー~愛と風のように~」で知られる BUZZ、 BUZZ NEXT として再出発のステージへ!BUZZ NEXT(※提供画像)  画像 6/7

ラジオの生放送へと向かう坂崎とはここでお別れとなり、BUZZ の 2nd アルバム「レクヰエム・ザ・シティ」の
楽曲と 2 つの洋楽メドレーで構成された BUZZ の初期を再現する第 1 部が終了。再びバンドメンバーがステー
ジに戻り、ここからは活動期間を経て発展していった時期の BUZZ を思わせる第 2 部へ。BUZZ の 2nd シング
ル「朝」を、この楽曲の作詞を手掛けた大野と BUZZ NEXT の 3 人で歌唱するという貴重なコラボ。続いて披
露された「南の街へ」は、BUZZ の相棒である小出博志が作詞・作曲の 1 曲。東郷は小出の作品の中でも大好き
な 1 曲で、この曲を歌った百田の歌声を聴いて「一緒にやろう」と東郷は決意したのだと言う。東郷の 2 人の相
棒への思いが詰まったエピソードであった。

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3 人目のゲストの小林啓子が登場。デビュー当時から BUZZ と交流があり、思い出話に花を咲かせる。小林のメ
インヴォーカルで披露されたのは「誰もいない部屋」。歌詞の内容や空気感を絶妙に体現する小林の歌声に、観客
たちは歌の世界観へと引き込まれていった。続いて「Refrain」、BUZZ のライヴではクライマックスに披露され
ていた「あなたが消えそう」、ピアノの弾き語りで「君を迎えに来たよ」を披露して第 2 ブロックを終えた。

ピアノの弾き語りで歌う「君を迎えに来たよ」

ここからは、BUZZ NEXT がこれから先どんな音楽をやって行くのかを披露する第 3 部。まずは、ジョン・レノ
ンの「オー・マイ・ラヴ」を、バンドメンバーも含めた幾重にも重なるコーラスで演奏。そして、ここで遂に BUZZ
NEXT としての新曲の披露へ。新曲 1 曲目は、「あのビルとビルの間に浮かぶ雲が好きなんです~WORLD
HAPPINESS~」。この楽曲は東郷との幼馴染である高橋幸宏の一節の詩をベースに、幸宏の兄である高橋信之
が作詞・作曲をしたもの。続く新曲 2 曲目は、これまでの BUZZ には無かった激しいロックンロール・ナンバー
「UNFORGETTABLE ROCK’N’ROLL」。新曲 3 曲目は、人生を振り返って今の自分と向き合う男を歌った「振
り返る事ばかり」。歌詞の内容は、今の BUZZ NEXT だからこそ表現できる普遍的な”愛”を歌ったものとなって
おり、これが今後の BUZZ NEXT の 1 つのテーマとなっていくのだろう。そして最後に披露されたのは、年齢
を重ねながらも友と未来への歩みを進めていく決意やメッセージが感じられる新曲「OLD FRIENDS」を歌い上
げ、メンバーはステージを後にした。

BUZZ NEXT の門出となるステージは盛大な拍手で幕を閉じた。

鳴りやまぬ拍手の中、今回のライヴのために製作された BUZZ NEXT の T シャツに身を包んだメンバーが再び
登場。最後に東郷からは、「もっともっと色んな曲を作って、色んな曲を提供し、色んなものを皆さんに聴いてい
ただきたいと思います。本当に今日はありがとうございました。」と今後の活動への意欲も見せる挨拶で締めく
くり、東郷が奏でる優しいピアノの音色に続いて歌われたのは、BUZZ のデビュー曲「ケンとメリー~愛と風の
ように~」。この日最後に披露された1曲は、新曲「ここに一つの」で会場いっぱいにコーラスを響かせ、休憩な
しのノンストップで繰り広げられた 2 時間超のステージを締めくくった。
終演後には、目を赤らめながら会場を後にする BUZZ のファン、当時の BUZZ を知らないであろう若年のファ
ンの姿も見え、これまでの BUZZ と BUZZ NEXT の未来を繋ぐ役割となった今回のライヴ。今後の BUZZ NEXT
の活動にも注目していきたい。

 

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