YouTubeやTikTokを中心に活動する日韓ミックスのネオシンガーソングライター・SG(読み:エスジー)が、11月13日(月)にデジタルシングル「Palette」でメジャーデビュー。同楽曲のリリースに先駆け、10月6日(金)に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにてメディア向けショーケースが開催された。
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日本語と韓国語を織り交ぜて歌う独自のカバースタイルで人気を博し、活動開始からわずか2年でTikTokフォロワー86万人、YouTube登録者数42万人、総再生数4億 回を突破するなど、メジャーデビュー前から注目を集めたSG。
2021年4月リリースの3rdシングル『僕らまた』は「令和の卒業ソング」として話題となり、LINE MUSICチャート最高1位、Spotify「バイラルトップ50(日本)」、iTunes「総合トップソング(日本)」など各種音楽チャートにランクイン。今年3月には、LDH Recordsとタッグを組み自主レーベル「SUPERGENIUS Entertainment」を設立し、さらなる飛躍に期待が寄せられていた。
SG(C)WWSチャンネル 画像 5/11この日のショーケースは、SGのパフォーマンスに、放送作家/演出家のオークラによるインタビュー映像、MC USKとのトークを交え進行。開演時間になると、ヴィジュアル系バンドへの憧れや、「なんでもできるマルチなクリエイターになりたい」とビジョンを語るインタビュー映像に続いて、いよいよライブがスタートした。
1曲目は、SNSで話題沸騰中の「僕らまた」。金髪のヘアースタイルにもよく合った上下白の衣装で登場したSGは、生バンドの演奏が生み出すグループを巧みに乗りこなし、伸びやかな声を会場中に響かせる。
そのままの勢いで流れ込んだ「ひとくちのキス」では、2名のダンサーが登場し一変して妖艶な雰囲気に。続く3曲目の「君に会いたいと願ったって」では、疾走感あふれるサウンドに乗せ爽やかなハイトーンボイスを聴かせるなど、まったく毛色の異なる3曲で多面的な魅力を表現してみせる。
ここで本日初めてのMC。現在の率直な気持ちを問われたSGは、「すごく緊張してます」「今朝は悪夢で目覚めました」と冗談混じりに語り、会場を和ませた。
「親の還暦祝いにプレゼントとして車を贈った時に、少しでも恩返しができたことが嬉しくて出来た曲」というエピソードに続いて歌唱された「死んでもいいや」は、キーボードのみのシンプルな伴奏とともに披露。温かみのある歌声とほのかにランプが灯るステージ演出が相まって、客席は感動的なムードに包まれる。
SG(C)WWSチャンネル 画像 8/11SG(C)WWSチャンネル 画像 9/115曲目の「Way Back Home」では、ゲストとしてRepezen FoxxのDJ GINTAが登場。SGとは対照的な黒基調の衣装で現れたDJ GINTAは、熱いラップで楽曲を盛り上げる。曲中、ステージ上で2人が固い握手を交わすシーンも印象に残った。
ショーケース終盤に放映されたインタビュー映像では、「これから色んな曲を出して色んな人に会うことでドラマを増やしたい」「そこで得られる刺激を財産にしたい。それがいまの原動力」と語り、今後の活動への意欲を明らかにしたSG。
そんな未来の第一歩となるメジャーデビュー曲「Palette」が、ショーケースの締めくくりとしてお披露目に。自身がどん底に沈んでいた時に綴ったという同楽曲は、前向きなメロディーが空高く広がっていくようなポップナンバー。「人生はなから退屈さ」「それでも愛を歌うんだ あなたからもらった鮮やかな世界で」と、リスナーの背中を強く押すような言葉が胸に突き刺さる。オーディエンスによる合唱を想定したであろうコーラスのパートもあり、今後ライブでも強い魅力を放つに違いない一曲だった。
全6曲のパフォーマンスでその世界観を存分に示したSGは、「『今まで過ごしてきた人生を絵の具だとしたら、その色で新しい第二の人生を彩っていきたい』という思いを、メジャーデビュー曲『Palette』に込めました」「これからも末永くよろしくお願いいたします」という挨拶とともに深々と頭を下げ、記念すべきメジャーデビューショーケースの幕を閉じた。
自身が綴る等身大の歌詞と、その言葉と絶妙にマッチした儚くも力強い歌声を響かせたSG。メジャーデビューを機にさらにスケールアップしていくであろう彼の活躍に、これからも目が離せない。