2023.10.16 公開
BUDDiiS、幕張メッセイベントホールにて「BUDDiiS vol.06–BRiLLiANT–」を開催!

BUDDiiS、カメラマン:笹森健一 / 小坂茂雄  画像 1/12

BUDDiiS(バディーズ)が、千葉県・幕張メッセイベントホールにて、ワンマンライブ「BUDDiiS vol.06 –BRiLLiANT–」を開催し、最終公演のみU-NEXTでの生配信も行われた。

 

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SNS総フォロワー数220万人を誇るリアル兄弟ユニット「もーリーしゅーと」のMORRIEとSHOOTをはじめ、FUMINORI、KEVIN、SEIYA、YUMA、SHOW、TAKUYA、HARUKI、FUMIYAからなる10人組のダンス&ボーカルグループ・BUDDiiSは、中野サンプラザや横浜武道館、LINE CUBE SHIBUYA、東阪の野外音楽堂などでワンマンライブを開催。

確実にキャパシティーを拡大させてきた彼らにとって、キャリア史上最大規模となる幕張メッセイベントホールでのワンマンライブは、10月14日(土)と15日(日)の2日間にわたり3公演を行い、チケットは全公演でソールドアウトとなっていた。

華やかな輝きを放つダイアモンドを手にしたメンバーが人ずつ映し出されるオープニング映像では、腰の治療により約4ヶ月ぶりのステージとなるKEVINが登場。

 

 

9人のメンバーがKEVINを迎え入れるシーンに歓びと驚きの声が湧き上がるなかで、ステージの2階に発色のいい鮮やかなカラーのスーツに身を包み、ゴールドや真珠のアクセサリーを光らせた10人が姿を現すと、全国から集結したバディ(ファンネーム)は熱狂的な歓声をあげ、KEVINの復帰を盛大に祝福した。

約4ヶ月ぶりとなる10人でのライブは、2021年5月にリリースされた記念すべきデビュー曲「CLICK ME」で幕を開けた。

KEVINのソロパートに拍手と歓声が上がり、初日の公演のMCで「10人で歌えるのが嬉しすぎて、ステージに出る前から泣きそうになった」と明かした。

MORRIEが声を重ね、心のこもったハーモニーを響かせると、リーダーのFUMINORIによる「今日は最高の1日にしていきましょう」という呼びかけと共にオーディエンスの熱気と興奮は一気に上昇。

さらに、これまでにないファルセットヴォイスを駆使した「Magic」、ヴァインパイアレッドに髪を染めたFUMIYAを中心にした新たなダンスパートがフィーチャーされた、ワイルドでアグレッシブな「BEAST2」、レーザー光線と火花が交錯する中でMORRIEがステージに膝をついてハイトーンを放つ「To The Top」と立て続けにパフォーマンスする怒涛の展開で観客のボルテージは加速していった。

最初のMCではメンバーと観客から「おかえり」と声をかけられたKEVINが「ただいまー!元気にしてた?」と絶叫。

初日の昼公演では
「10人で幕張のステージに立てたことが本当に幸せです。みんな待っててくれてありがとう。メンバーもグループを守っててくれてありがとう」
と感謝の気持ちを伝え、ファイナル公演では
「早く会いたかったよ。大好きだよ」
と挨拶。

FUMINORIからはKEVINの体調を考慮した上で、前半だけの参加になることが告げられ、「P.A.R.T.Y」ではゴージャスで華やかな雰囲気の椅子を使った大人っぽいパフォーマンスを提示。

KEVIN作のキュートなラブソング「Th One」での毎公演度に異なるアドリブでの留守電に残すセリフのパートは、初日の昼公演ではKEVINが担当し、センターステージを照れくさそうにぐるぐると回りながら、
「もうね、ずっと言いたかったの。ちゅき」
と打ち明けると、夜公演ではSEIYAが
「今日はみんなに言いたいことがあります。……俺だけを見てろよ」
とロートーンのイケボで言い放ち、最終公演ではFUMINORIが
「みんなのことが頭から離れなくて。だから、1つだけお願いしていい?君が欲しい」
と言った瞬間にマイクとスピーカーがハウリングを起こし、観客の笑いを誘った。

続くブロックは、1曲ごとに全く違った表情を見せ、BUDDiiSというグループの多彩さとポテンシャルの高さを存分に感じさせてくれる時間となっていた。

新衣装であるデニムのセットアップに着替え、10月11日(水)にリリースした1stアルバム『BRiLLiANT』のリード曲「Koi to me」(コイツミ)を9人で初披露。

英語に聴こえる日本語で歌われたシンセポップではFUMIYAのラップとMORRIEのパワフルなロングトーンが交錯し、観客の高揚感を引き上げると、FUMINORI、FUMIYA、SHOW、SEIYAの4人によるドープなヒップホップ「Mr.FREAK OUT」では怪しげなムードを醸し出しながら、SEIYAが高速ラップを繰り出し、<俺らダイヤモンド>というフレーズにたどり着く。

さらに、変則的なビートのアブストラクトなトラックとのシンクロダンスからブレイキンへと移行していくダンスで魅せると、メドレーでは一転して、場内が明るくなり、観客と一緒に歌い、拳を上げ、手を左右に振って盛り上げ、会場の一体感を高めていった。

ここで、FUMINORIが1stアルバム『BRiLLiANT』がデイリーランキングで1位を獲得したことを報告。

「バディの応援が力になってるし、いつも支えになってます。いつも温かい応援をありがとうございます」
と感謝の言葉を送った後、ゆっくりと花道を歩き、センターステージへと移動。

新たにダンスパートを加えたアーバンR&B「ON&ON」、SHOOTをMORRIEが背中から抱きしめるR&Bバラード「Lack」では、観客は切なくてやるせない歌声にじっくりと耳を澄ませ、ゆったりとしたグルーブに心地よく体を揺らした。

後のMCでFUMINORIが「僕たちとバディを繋げる曲になってます」と解説した「BUD」からは、カジュアルな衣装に着替えてトロッコに乗り込み、場内を周回。

 

 

<GoGoバディGO>というフレーズに合わせて、タオルとペンライトを回して盛り上がったあと、FUMINORIと合流したMORRIEが喜びのあまりにFUMINORIのほっぺにキスをお見舞い。

続く、「ALRIGHT」では、クラップを鳴らし、観客全員でジャンプする中で、トロッコからハンドスモークが勢いよく噴射され、あちらこちらで大騒ぎとなった。

そして、共に<光のその先>に向かって駆け上がっていこうというエールを込めた「WE HIGH」では、SEIYAとSHOWに加えて、TAKUYAがサビの歌唱を担当し、爽やかで抜けのいい歌声でBUDDiiSの新たな魅力を発揮。

FUMINORIが
「みんなの可愛い笑顔を見せてください」
と呼びかけた「SM:)LE」では、場内が明るくなる中でクラップが鳴り響き、会場全体に笑顔が広がり、温かいムードで包まれた。

YUMAとHARUKIが<ALRIGHT!>と声を上げるローファイヒップホップ「Glow Gold」、FUMINORIが「みなさんが僕たちの光です」と語り、スクリーンに2020年9月に結成当時から現在に至るライブの写真やオフショットが映し出された「SUNSHINE」と、アルバムタイトルと通じるテーマにした楽曲を連発すると、最後はFUMINORIが「これからも輝かしい日々にしていきましょう!」と呼びかけ、1stアルバムの通常盤リード曲「Brightness」で<十人十色>で<カラフルでいいんじゃない>というフレーズを体現。

金テープが発射される中で<自分が自分でいられる場所>が心を輝かせるというメッセージを観客の一人一人の胸に届けて本編を締めくくった。

アンコールではKEVINも参加し、「Under The Sea」でトロッコに乗りこんで観客に近く付くと、会場中が熱気と大歓声に包み込まれ熱量が上昇していった。

SHOOTが空中にハートを描き、ウィンクしたのを合図に場内が青いペンライトで一色に染まった「OZ」では、KEVINが不在中はバディが変わりに歌っていたパートでKAVINと観客が一緒に歌声を響かせ、大合唱になる感動的な光景が広がった。

そして、ファイナル公演では、2024年には、パシフィコ横浜国立大ホールでの2デイズ公演を含む、全国9都市3万人動員のホールツアーの開催を発表。

場内からは大きな歓声が上がるなかで、FUMINORIが
「この先もBUDDiiSは止まることなく、いろんなエンターテインメントをみなさんにこれからも届けていきますので、応援してくれたら嬉しいなと思います」
と挨拶。

そして、昨年の夏に配信リリースされたKEVIN作詞作曲の「Brighter」で<未来へ輝く僕たちの道>を突き進んでいく姿勢を示し、満員の観客に煌めく光を届けて、最高のエンディングを迎えた。

 

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終演後にはメンバー一人一人が3公演を振り返り、
「10人揃って幕張のステージに立てたことが何より嬉しい」
と口を揃えると、SHOOTは
「いろんな困難を乗り越えてみんなとライブができるのは幸せだなと毎回思います」
と話したあと、目に涙を溜めながら
「この仕事をしていると辛いこともあるし、頑張らないといけないこともあったり。でも、大好きなメンバーと大好きなファンの皆さんと、友達や家族、みんなが支えてくれるから、僕はステージに立てます。だから、後ろを振り向かず、前に進んでいくので、これからも応援よろしくお願いします」
と言葉を送ると、場内から温かい拍手が湧き上がった。

続くFUMIYAも

「約2時間のライブ、本当にこの時間に人生を賭けてます。これからもこの時間に全力を注いでいきます」
と涙ながらに宣言。

SHOWも結成からの3年間を振り返り、
「よく考えるんです、1つの選択をしてなかったらBUDDiiSになってない。このメンバーと出会えたことが奇跡でしかない。みんなに出会えて、ライブに来てもらえてるのも奇跡だと思い、BUDDiiSになってよかったです」
と涙ながらに自分の思いを伝えると、いつも変顔でふざけてばかりのMORRIEまでが急に涙を流し、自分が歌うきっかけになった音楽好きの父親と
「ドームに立つまで死ねないって約束しました。両親に綺麗な景色を見せたいし、素敵なバディのみんなを紹介したい。それが恩返しだと思ってるので、今後も10人でいっぱい努力して精進していきたい」
と力強く約束。

最後にリーダーのFUMINORIも涙腺が崩壊。

来年に20代最後の1年を迎えることに触れ、
「第2の人生を僕は考えてません。ずっとBUDDiiSで最高の人生を送っていきたいです。30歳になっても、最年長として、リーダーとして、この船が沈まないように、何かがあったら絶対に俺がなんとかします。みんなもついてきてくれたら嬉しいです」
と泣きながら決意を表明。

最後に、FUMINORIは
「こういう世の中ですから、嫌なことだったり、ネガティブになってしまう時もあるかと思いますが、そんな時はどうか、今日のこのライブを思い出して、少しでも笑顔になってくれたら嬉しいなと思っております」
と伝え、感動の涙が広がる中でライブは幕を下した。

 

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