11月12日、広島マリーナホップ第二駐車場にて、
平和を願う音楽の祭典「PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023」(ピースストック78)が開催された。
SUGIZOの「みんな、踊りましょう。祈りを込めて。」という言葉とともに『DO-FUNK-DANCE』の演奏がスタート。サポートバンドが重低音を響かせ、そこにSUGIZOがメロディアスなギターサウンドを絡めていく。まさに唯一無二のハードな音世界でオーディエンスを圧倒した。
トランペットの麗しい響きとともに、女性ボーカルの声が重なり合う。途中、SUGIZOは空に向かって祈りを捧げ、観客たちの心を打った。さらにスピード感溢れるサイケデリックな映像演出も素晴らしく、ステージを華やかに見せていた。
SUGIZO〈PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023〉(※提供写真) 画像 2/5
続けて披露した『Neo Cosmoscape』では、会場にハンドクラップの軽快なサウンドが鳴り響く。モニターには水の波動のような映像が映し出され、ボンゴとSUGIZOのギターが重なり合う様を見事に表現している。会場にいる観客たちが、SUGIZOの創り出す世界に引き込まれていった。
SUGIZO〈PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023〉(※提供写真) 画像 3/5
SUGIZO〈PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023〉(※提供写真) 画像 4/5「最後の曲です。皆さん、アゲアゲでいきましょう」とSUGIZOがいうと、観客席からは盛大なる拍手と歓声が巻き起こる。
ラストに披露された『TELL ME WHY』はでは、ボーカルとSUGIZOが至近距離で向かい合いながら演奏。終盤に近づくほど徐々にクレッシェンドがかかっていき、最後はギターの余韻が残る中、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。
【PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023とは】
PEACE STOCK 78’ HIROSHIMA 2023とは平和を願う音楽の祭典であり、「平和感の共有、戦後継続している平和継続年数の共有」を目的として立ち上げたイベントである。ロゴ内に表記されている「78’」は戦後78年目という平和継続年数を周知することを目的として付けられている。
また、同イベントは、広島から世界に向けて平和を発信していくことを目的として立ち上がったイベントであり、広島から世界に向けて『平和の輪』が広がっていくことを目指していく。
会場内に設置される大型ビジョンには、発起人の島谷ひとみやHIPPYと繋がりのある著名人やアーティストなどのショートコメントが映し出され、会場内だけにとどまらずSNSなどで発信し全国を巻き込む展開になっている。イベント名の「PEACE STOCK」は「平和感の備蓄」という意味が込められており、「平和で過ごすことの蓄積が人間の幸福感を育てていく」という思いが込められている。