2023.11.22 公開
【ライブレポート】家入レオ、敏感な感情に熱をガツンと描き加え歌う姿が、気持ちを嬉しく奮い立てた。<ARTISTS LEAGUE Presents... MUSIC TRIBE>

家入レオ<ARTISTS LEAGUE Presents... MUSIC TRIBE>(C)WWSチャンネル  画像 1/5

「世界をひっくり返してみないか?」をテーマに、 次世代アーティストの日本一を決める国内最大のアーティストバトル大会として催された「アーティストリーグ」。同大会の決勝ステージとなるイベント「MUSIC TRIBE」が、11月22日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた。アーティストリーグの優勝者の岸洋佑のライブを筆頭に、ゲストで優里・AKB48・家入レオ・OCTPATH・KEYTALKも参加。当日の模様の中から、家入レオのライブの模様をお伝えしたい。

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伸びやかな、 でも、どこか秘めた哀切さを持った歌声が響き渡る。家入レオのライブは、惑う気持ちの揺れを、心の声に乗せて響かせるように歌う『未完成』から幕を開けた。舞台の上に凛々しい姿で立ちながら、彼女は歌詞に綴った惑う気持ちのままに。でも、心を自由な世界へ解き放つように歌っていた。



ミドルメロウな『君がくれた夏』でも家入レオは、言葉の一言一言をしっかり噛みしめるように,マイクをギュッと握りしめて歌っていた。歌詞に記した感情や情景へみずからの気持ちを重ねあわせ、自身が体現するように歌声を響かせる。ありし日の思い出に身を染めながら想いを紡ぐように歌う姿を、視線はずっと追いかけていた。

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MCでは、「音楽っていいなと改めて思いました」と、このイベントに参加した喜びを語っていた。「距離感ゼロで歌を届けたい」という言葉も、嬉しいじゃない。

ザクザクとしたギターの音と熱を持って駆けだした演奏に乗せて飛びだしたのが、最新曲の『BINKAN』。荒ぶるロックな演奏の上で、家入レオ自身も、高らかに、いや、雄々しく声を響かせ、沸き立つ熱情を歌に乗せてぶつけていた。彼女自身が、とても敏感で心優しい人。だからこそ、その歌に生きた感情を覚える。

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軽快に走り出した『僕たちの未来』では、家入レオの歌声へ寄り添うように、フロア中で温かいクラップが起きる。互いに気持ちと気持ちのチューニングをあわせ、一緒に未来を見つめていた。弾む感情を一緒に分かちながら,このまま眩しい未来へ向かって進み続けたい。後半には,家入レオと場内中の人たちが一緒に歌う場面も登場。時間は関係ない、その想いや楽しさが伝われば、自然と声を張り上げてしまうんだ。

「ドキドキワクワクするほうへ行くこと。自分の好きなほうに歩けばいい」の声を合図に、家入レオは最後に『Shine』を歌ってくれた。その歌声は,確かに眩しい光となって一人一人の心を照らしていた。その光が、未来へと向かう道を照らしてゆく。エレキギターを掻き鳴らし歌う彼女の姿も格好いい。とても躍動した、眩しい輝きと力を携えた歌声と演奏に触れ続け、いつしか笑顔で舞台を見つめていた。

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『未完成』
『君がくれた夏』
MC
『BINKAN』
『僕たちの未来』
『Shine』

 

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