水曜日のカンパネラが3日(日)、香港最大の音楽フェスティバル『Clockenflap』に出演した。
Clockenflapは香港の都市部であるセントラル・ハーバーフロントが会場で、
世界中から約60のグループとアーティストが出演する音楽&アートフェスティバル。
日本からは水曜日のカンパネラの他に、YOASOBI、新しい学校のリーダーズなどが出演した。
Clokenflapには、コムアイが主演/歌唱担当だった2017年に出演しており、
2代目の詩羽に代わり、水曜日のカンパネラとしては2度目の出演となる。
スタート前から登場を待ちわびるオーディエンスの歓声が止まず、今か今かと待ち受ける。
ステージが暗転し、1曲目「ティンカーベル」でブルーのライトの中から詩羽が登場。
ステージを左右に飛び跳ねながら歌う詩羽に、更に大きな歓声があがる。
間髪を入れずに、「アリス」、「バッキンガム」と続いていく。
詩羽の「Clap your hands!」「Hands Up!」の声に合わせて、
オーディエンスの手も一斉に挙がった。
MCでは「How about my look?」とオーディエンスに問いかけ、
会場からは「Kawaii~!」と声が上がり、
お馴染みの「かわ?」「いい~」のレスポンスも。
「大家好(意味:こんにちは)」「多謝(意味:ありがとう)」など
広東語に挑戦し、現地のファンたちに感謝を伝えた。
そして続く「ディアブロ」では、ゆらゆらと手と体を揺らす振りで一体感を生み出し、
「赤ずきん」では、おばあさんに扮したオオカミが登場。
オオカミは『Clockenflap』と書かれた布団を持って登場し、詩羽と一緒にダンスを披露する。
水曜日のカンパネラらしい、ユーモア溢れる演出だ。
そして、10月18日にリリースした最新曲の「聖徳太子」では、
ファンクなサウンドと歌声に観客も体を揺らしながら酔いしれていた。
「聖徳太子」が終わると、ステージ上には水曜日のカンパネラの演出ではお馴染みの
ウォーターボールが登場。
詩羽がウォーターボールの中に入り、水曜日のカンパネラの代表曲である
「桃太郎」を歌いながら、観客上へダイブ。
香港の夜景を背景に、ウォーターボールが会場の中に転がっていき、大歓声が起こる。
オーディエンスは「桃太郎」を大合唱し、この日、一番の盛り上がりをみせた。
続けて「マーメイド」では、ブレイクビーツとレゲエがミックスした
水曜日のカンパネラ流のサマーソングが、香港の夜に爽やかな風を吹き込む。
会場が爽やかな空気に包まれると、SNSを中心に大ヒットとなった「エジソン」のイントロが流れる。
観客たちも一緒に歌い、より一層大きな歓声が会場に湧き起こった。
「エジソン」のアップテンポなハウスミュージックに観客たちは体を揺らし、
最後の楽曲「招き猫」へ。
ステージには招き猫の巨大バルーンが登場し、招き猫の手招きするポーズでオーディエンスを煽り、
ラストにふさわしい一体感を生んだ。
10曲のあっという間のライブパフォーマンスは、大成功をおさめた。
水曜日のカンパネラ〈Clockenflap〉写真・横山マサト 画像 2/7 水曜日のカンパネラ〈Clockenflap〉写真・横山マサト 画像 3/7
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今回Clockenflap(香港)、Joyland Festival(インドネシア)などの海外フェスを含め、
アジア公演の7公演を完走し、パワーアップした水曜日のカンパネラ。
2024年はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今後の海外での活躍も期待したい。
また来年3月16日(土)には、詩羽体制になって初の
「日本武道館単独公演〜METEOR SHOWER〜」を開催するので、ぜひチェックしていただきたい。