燃えこれ学園が毎月、有観客で行なっている「ライブ配信」。
12月5日(火)に初台DOORSで行ったのが「成田麻穂生誕祭」。
ライブは、「過去の成田麻穂生誕祭の模様を映しだした映像も含む、この日の生誕祭の概要を伝えるメニュー映像」からスタート。
「12/5は、1番の笑顔をあなたに」の文字が嬉しい。
お馴染み、始まりのチャイムの音。
成田麻穂の「なりーは何年経っても弱くて、とてもへなちょこなんですけど。この曲で、なりーの居場所はここなんだって強く思えた曲です」の言葉を合図に歌ったのが、12月19日にCDを発売する『procyon』。
「君と描いてく夢色ストーリー」と歌いだしたメンバーたちは、『procyon』の歌詞に込めた想いをしっかりと胸の奥で噛みしめながら、言葉の一言一言を大切に届けていた。
彼女たちが心の中で大切に育んでいる想いが、力強い歌声を通して胸に響いてきた。
この日は、主役の成田麻穂がセットリストを構成。
先に生まれた切ない想いを一気に吹き飛ばすように、彼女たちは満面の笑顔で『夏恋♡LOVE』を愛らしく歌唱。
無邪気にはしゃぐ彼女たちの姿へ触れるたび、見ている側まで笑顔や元気になれる。
次に歌ったのが、成田麻穂もメンバーの一員として参加している先輩's(熊野はる・佐々木千咲子・成田麻穂・蒼音舞・仲川つむぎ)による『Melodious Revolution』。
最近の定期公演でもよく先輩'sとしても歌っているように、広報委員(ファン)たちにはお馴染みの楽曲。
凛々しい表情と歌声でせまる様も、先輩'sの5人に似合う格好いい姿だ。
『夢幻華』でも彼女たちは凛々しく、でも、艶やかな声色も加えながら、夜空の下で舞い踊る桜の花びらのような様でパフォーマンス。
美しく舞う姿の中から見えてくる力強い想いに、気持が熱く揺さぶられる。
冬の季節/クリスマスシーズンが似合う『オルゴール』が流れだした。
この曲へ触れるたび、気持ちがキュッと鳴る。
切ない物語に涙を覚えつつ、メンバーらの温かい歌声にずっと抱かれ続けていたい。
自己紹介では,一人一人が「この日にあった『はっぴーまっぽーMAX』な出来事」を語っていた。
熊野はるが「今日も元気に生きている」と言えば、佐々木千咲子は「ダテ眼鏡がガチ眼鏡になったこと」を、仲川つむぎは「今日もチーズがおいチーズ」と駄洒落を飛ばしていた。
成田麻穂は、お馴染み「ぜんぶ~」と回答。
高未悠加は「(喉が直り)この美声をみなさんに聴かせていること」など、メンバーそれぞれが、この日の「はっぴーまっぽーMAX」な出来事を述べていた。
次のブロックは、この会場を明るく華やかに彩るように『ミラクる☆妄想がーる』からスタート。
舞台の上に咲いた彼女たちの笑顔の花を見るたびに、気持ちが華やぎだす。
お馴染み、虎虎MIXも曲中に登場。
この歌に触れている間中ずっと、ドキドキとときめきが止まらなかった。
ふたたび先輩'sが登場。
歌ったのが、『タイムレシーバー』。
笑顔を浮かべながら、軽やかにステップを踏む彼女たちの姿が眩しい。
歌唱力の高いメンバー揃いという理由もあり、お馴染み「届いて」の声が胸を嬉しく奮わせた。
落ちサビの「届いて」を歌う先頭を成田麻穂が担当。
それも、嬉しい見どころになっていた。
成田麻穂のバレエダンスも印象的な『0(zero)』では、メンバーたちが心に秘めた想いを言葉にして伝えるように、温かい歌声を響かせていた。
歌のバトンは、後輩's(三浦千鶴・稲森のあ・高未悠加・山田みつき・青山明日香)へ。
明るくチャーミングな表情が似合う彼女たちは、『恋の魔法』を通し、見ている人たちに心をときめかせる恋の魔法をかけていった。
佐々木千咲子の美しい歌声を合図に始まったのが、『星の記憶が降る夜に。』。
この曲で彼女たちは、この場にいる人たちを、切ないけど、でも、ロマンチックな心模様に染め上げていった。
途中から、ピンクのドレス姿に着替えた成田麻穂が登場。
その姿に、みんなの視線が一気に注がれだしたのも印象的だった。
ここからは、成田麻穂の生誕祭コーナーへ。
まずは、大好きなみんなへ向けた手紙を読み始めた。
それが、以下になる。
「2023年度になり、燃えこれ学園が大きく大きく変化して、メンバーがすごくキラキラして、レベルアップしてる中、なりーは何も変わってなくて、ソロパートも減ってしまって、先輩なのにすごく情けなくて、悔しくて…。メンバーにも、誰にも話してなかったけど,世代交代を感じてしまって、「なりーはもうここにはいないほうがいいのかな?」って卒業を考えていました。でも、はるさんやちっさがたくさんたくさん話を聞いてくれて、なりーのこといっぱい抱きしめてくれて、理事長先生と今後について話す日、はる先生とお話していなかったら、なりー本当はいっぱい頑張りたいのに、メンバーのこと大好きなのに、なりーは本当にこの場所に、もういなかったと思います。でも、ここで頑張ると決めたからには、なりーもっとアイドルになりたいです。みんなのアイドルになりたい。歌って踊るの、大好き。みんなのこと、大好きです。自分の気持に素直になって、みんなに「大好き」っていっぱい伝えたいです。そして、はるさんと、メンバーと、燃えこれ学園と、わたしと出会ってくれたみんなと、素敵な景色をいっぱい見ていきたいです。もっと魅了できる人になって、そして、武道館さんへ連れていける人になりたいです。どんなわたしも、愛してくれてありがとう」
手紙の朗読に続き、成田麻穂自身の気持を映像化。
そこには、メンバーそれぞれに向けた「大好き」のメッセージや、成田麻穂らしい「人を大好き」な想いが、いろんな言葉や動画になって映し出されていた。そして…。
流れだした『Re-START』のMV。
そこから、ライブは『Re-START』へ。
いろんな人たちの想いを背負いながらここからふたたび始めるのではなく、その想いを、これからも積み重ねながら進むからと伝えるように、彼女たちは『Re-START』を歌っていた。
同時に、『Re-START』に記した歌詞が、今の成田麻穂自身の想いとしても胸に響いてきた。
ここからは、成田麻穂のソロ曲のコーナーへ。
彼女は、『Happy♡Merry-go-rund』を通して、この空間を「まほまほの森」へ染め上げる。
フロア中に、たくさんのピンクのサイリウムの輝きが揺れている。
彼女が歌い始めると、この空間がファンタジックでドリーミーな世界に染め上がる。
途中、広報委員が上げたコールの声と、コール表に書かれた「華麗でかわいく美しい まほまほの森のお姫様 時間(とき)を忘れるパーティタイム 僕らの心ははっぴーMAX!」の文字を見て感激し、涙声になる場面も見せていた。
たくさんのハートのバルーンが舞い踊る空間と、胸をワクワクときめかせる成田麻穂の歌声へ導かれるように、終盤には、ピンクのトナカイ姿の熊野はるを筆頭に、メンバーらが舞台へ姿を現した。
成田麻穂は、立て続けに『くるくるバター』を愛らしく歌唱。
メンバーたちも、「まほまほの森バレエ団」の一員となって、手にした花のアーチを高く翳しながら「くるくる回って」の歌詞に合わせてくるくると回っていた。
そこには、とてもとてもファンタジックな景色が広がっていた。
ここからは、主役の成田麻穂をみんなで祝うように『お誕生日おめでとう』を歌唱。
「君がいるから笑顔になるよ」の歌詞は、成田麻穂にとても似合う言葉。
この曲に触れている間中、この会場自体が「はっぴーまっぽーMAX」な世界へ染め上がっていた。
だからみんな、自然と笑顔を浮かべて彼女たちを見つめていた。
この楽しさをもっともっと大きく膨らませるよう、成田麻穂の「あーよっしゃいくぞー」の声を合図に『風と君と虹と僕』を歌唱。
舞台の上でメンバーどうしが絡み合う姿も、とても微笑ましい。
「走り出せ 風になれ」と歌いながら、メンバーが手にしたタオルをくるくると振り回す姿も眩しい。
この楽しさ、10人の歌声の風に乗って、どこまでも飛んでいけ!!!!!!!!!!
「これからもアイドル頑張るので、応援よろしくお願いします」の成田麻穂の言葉を受け、最後にメンバーと会場中の人たちが、生声で『校歌』を斉唱。
みんが笑顔のままにライブの幕を閉じていった。
次回は、12月19日(火)新宿アルタKeyStudioを舞台にした「procyonレコ発&クリスマスSP」。
この中には、「10月度つうしんぼユニットSP」も加わるように、次回は本当にてんこ盛りの内容だ。
ライター:長澤智典