9月14日、男女7人組のパフォーマンスグループAAAがデビュー10周年を迎え『10th Anniversary Live』を国立代々木競技場第一体育館にて開催した。
19時ジャストに10周年を記念したオープニングムービーが壮大に流れ始める。
過去のAAAメンバーの思い出の写真や映像がスクリーンに映し出されるとファンから大歓声が起きる。
「宴(うたげ)行こうか?」と浦田直也が煽り、1曲目『777~We can sing a song!~』が始まった。 白を基調にした衣装で7人のメンバーはふたつのトロッコに分かれて乗り、アリーナ席を一周する。西島隆弘が客席に手を振ると、客席から色とりどりのサイリウムが揺れる。
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「Welcome !already, I'm ready」と日高光啓がラップで煽り、2曲目『PARADISE』が勢い良く続く。
Aメロは西島がメインで力強い歌声を響かせる。Bメロから宇野実彩子 伊藤千晃も加わり、綺麗なハーモニーを奏でる。
サビでは会場中が手を振る一体感が圧巻であった。
「Are You Ready for ShowTime!」の掛け声から始まった3曲目『SHOW TIME』から正面ステージに移動し、激しいパフォーマンスを繰り広げる。 青白い光での中で日高光啓が切れ味鋭いラップで魅せる。
4曲目は2015年発売の7ヶ月連続リリース第1弾シングル『I'll be there』。
紫のライトが点滅する中、ノリノリのダンスパフォーマンスでますます場内はヒートアップしていく。
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ここでスクリーンに第7弾シングルの『LOVER』のMVが流れる。
與真司郎がカメラマンとなり、絵画の中にいるメンバーを撮影するという面白い構図が独特の世界観で面白い。
ハワイでのMVのオフショットが流れると、ほのぼのとしたメンバーの数々のシーンに場内は湧く。
その後『LOVER』のイントロが勢いよく鳴り響き、リズムイン。
赤を基調にした照明に照らされ、派手な柄が入ったカントリー風の衣装にチェンジして、EDMに乗せたアッパーチューンで盛り上げる。
続いても2015年発売のシングルから『ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女』。先ほどまでと打って変わってしっかりとバラードで聴かせる。 Aメロを末吉秀太、與真司郎が切なく歌いあげると、宇野実彩子 伊藤千晃がBメロから華を添えていく。サビでは浦田直也と西島隆弘を中心にした壮大なハーモニーで壮大な世界観を奏でると、オーディエンスもその世界観に心地よく入っていく。
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ここでシンセのイントロからファンキーなリズムが鳴り響き、
次の曲は、感情あらわに歌いあげるラブソング『愛してるのに、愛せない』。
その後、再びアッパーチューンで盛り上げていく。
ここでゲームの効果音がして『GAME OVER?』が始まると思いきや、最初のMCコーナーに。
「みなさん楽しんでますか?AAA無事に10周年迎えることができました!
ありがとうございます!みなさん盛り上がる準備できてますか?
今日は思う存分歌って踊って下さい。」と伊藤千晃が煽る。
ここから先生として抜擢された宇野が『GAME OVER?』のダンスを
教えるとコーナーになり、メンバーが「宇野ちゃんは厳しいよ(笑)」と冗談も交えながら盛り上げる。
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「最後に曲のテンポでやったら始めます!」との伊藤千晃の合図で『GAME OVER?』が勢いよく始まると、色とりどりのサイリウムを 振り回しながら、オーディエンスはジャンプして場内はヒートアップしていく。
サビでは「3(スリー) 2(ツー) 1(ワン)JUMP(ジャンプ)!」の合図でAAAのメンバー全員がステージを上手から下手に移動しながら、盛り上げる。
次にライブでは定番のアッパーチューン『ハリケーン・リリ、ボストン・マリ』。
サビではタオルを振り回す定番のアクションで場内が一斉にジャンプして圧巻の光景が見られた。
ここでシンセの音が綺麗に鳴り響き、2015年第2弾シングル『Lil' Infinity』が始まると、宇野実彩子、伊藤千晃がイントロのサビをしっとり歌い始める。
Aメロでは西島隆弘がメインボーカルでメロディを奏で、 「70億の命の中で運命に出逢えた」というフレーズが心に響くAAA流のラブソングにファンも気持ちを込めて聴く。
間奏では日高光啓がラップでメッセージを伝え、エンディングにむけては厚みのある壮大なコーラスワークでオーディエンスを圧倒した。
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ここでリーダーの浦田直也が
「楽しんでますか!楽しんでますか?今日で10歳を迎えることができました!みなさんお祝いしてくれますか?」とハイテンションで煽る。
伊藤千晃は「10周年当日は今日1日しかないからね。」とコメントすると、
末吉秀太は「僕らはデビュー前にストリートやってたの知らない人いる?今日はストリート時代から応援してくれてる人もいると思う。 『BLOOD on FIRE』持ってる人もいるかな。」と過去を振り返る。 ここでトロッコに再び乗り、またメンバーは場内を一周しながらのファンサービスで、手を振りながらファンの歓声に笑顔で応える。 メドレー方式でアッパーチューン『Friday Party』から次々に思い出の楽曲がテンポ良く披露されると、場内はますますヒートアップしていく。
バラード曲『出逢いのチカラ』では、宇野実彩子が感情を込めて歌っている一方で、伊藤千晃が西島隆弘の後ろで 自撮り棒で記念撮影していてお茶目なところをアピール。
メドレーの後半は、激しいアッパーチューン『Let it beat !』から、『Climax Jump』、ファンキーなリズムが印象的な『Dragon Fire』までノンストップで披露される。
浦田直也が「代々木まだまだ元気ですか?ラストはAAAが始まったこの曲で!」とアナウンスし、
本編ラストにデビューシングル『BLOOD on FIRE』が勢い良く始まった。
スピード感溢れるフレーズを日高がラップに乗せてスパイスを加え、サビではEDMの王道のリズムに乗せて、場内は大盛り上がり。
「どうもありがとうございました!」とお礼を言って、いったん照明が消えると、AAAメンバーは退場する。
当然のごとく「AAA(トリエー)、AAA(トリエー)」とファンによるアンコールが始まる。
ここで『Birthday song』がBGMで流れ、「Happy birthday to you おめでとう」と
スクリーンに文字が映しだされ、AAA10周年を会場中が祝うモード満開に。
末吉秀太が一瞬歌に詰まる憎い演出もあったが、AAAメンバー全員がこの曲を綺麗なハーモニーで歌いあげて盛り上げる。
「本当にどうもありがとう!」
リーダー浦田直也が感謝の気持ちを伝えると、ステージ上にメンバーの可愛らしいキャラクターが載ったチョコレートケーキが出される。
「せっかくなので代々木のみなさんと一緒に写真撮りましょう!」
浦田直也の掛け声にステージ前から会場全体に向けての撮影タイムが始まると、AAAフラッグを持ったファン達が写真に映り込もうと飛び跳ねる。
「アンコールどうもありがとう!10歳も御祝いしていだいてありがとう。
なかなか10年続けてきた実感が湧かなかったけど、今日を迎えてやっと感じました。」浦田直也は気持ちを伝える。
日高光啓は「7ヶ月もCDを買ってもらって今日も平日なのに大変だったでしょう。
みんなすいません(笑)」とファンに気遣いを見せると会場のファンは爆笑モードに。
さらに日高光啓は続ける。
「今年から応援してくれてる人とかいるのかな?ありがとうございます。この距離で話しかけられると恥ずかしい。
富士急とかさ、武道館みたいな派手なライブって印象はないけど、10周年ライブ来たけど、良くなかったねとか言われなくて良かった」と場内の盛り上がりに満足。
伊藤千晃は「今日はアットホームであったかい雰囲気でいいね。」と笑顔でファンに視線を送る。
浦田直也は「これからのAAAはどうなっていくのでしょうか?
みなさんがいる限りAAAは続いていきます。みなさんこれからも変わらず応援よろしくお願いします!」と 熱く語るとオーディエンスは大歓声で応える。
「楽しい時間はあっという間でして、残り二曲にあっという間になりました。」
紙テープが飛び散る演出があり、AAAの人気曲『Wake up!』が披露される。
白いキャップを被ったボーイッシュなイメージの宇野実彩子 伊藤千晃に、西島隆弘ら白いTシャツで爽やかなイメージの男性メンバー。
カジュアルな衣装にチェンジし、凄まじい勢いでラストまで突っ走る。日高光啓はもはや定番のラップパートでさらに盛り上げる。
「今日はどうもありがとうございました!決して楽しいことでなく辛いことも沢山ありましたが、今日を迎えられて本当に良かったです。
最後にこの曲を聞いて下さい!」と浦田直也のコメントに続いてバラード曲『夢ノカケラ』が静かに歌われてフィーナーレを迎えた。
「今日はどうもありがとうございました!」とメンバー全員が生声で挨拶した。 「スタンドの端のほうまでありがとうね!」と日高光啓は最後まで気遣いを見せ、温かい雰囲気に場内が包まれる。
「2015年9月14日で10年目を迎えました。ライブ会場の階段降りたら明日から11年目がスタートします。 これからもAAAは、もっと素敵な歌とライブを届けていきたいと思います!これからもよろしくお願いします」
とリーダーの浦田直也が最後に大勢のファンに向けてメッセージを送った。
10周年ライブを大成功させたAAA。
11年目もまた新たな伝説を作ってくれるに違いない。
2015年9月14日 AAA
10th Anniversary Live
セットリスト:
M1:777~We can sing a song!~
M2:PARADISE
M3:SHOW TIME
M4:I'll be there
M5:LOVER
M6:ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女
M7;愛してるのに、愛せない
M8:GAME OVER?
M9:ハリケーン・リリ、ボストン・マリ
M10:Lil' Infinity
M11:メドレー
Friday Party
きれいな空
チューインガム
Shalala キボウの歌
Samurai Heart
a piece of my world
出逢いのチカラ
Let it beat!
最強Babe
Climax Jump
Dragon Fire
BLOOD on FIRE
EN1:Birthday song
EN2:Wake up!
EN3:夢ノカケラ