1月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間、世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会
「TOKYO AUTO SALON 2024」(東京オートサロン)が千葉県・幕張メッセ国際展示場で開催されている。
13日(土)、14日(日)には「AUTO SALON SPECIAL LIVE」と題した音楽イベントが開催され、
ジャンルや世代を超えた豪華アーティストが集結。熱いステージを繰り広げた。
本記事では、FLYING KIDSのライブの模様をレポートする。
アラビアンなBGMに導かれてメンバーが登場すると、麦わら帽子を被った浜崎貴司(Vo)が
「みなさんこんにちは、FLYING KIDSです!東京オートサロン、盛り上がっていこう!」とシャウトし、
「セクシー・フレンド・シックスティーナイン」からライブはスタート。
FLYING KIDS<東京オートサロン2024>(※提供画像) 画像 2/3
どっしりとした重みを湛えた円熟味たっぷりのファンキーなグルーヴに、自然と身体が揺れてしまう。
丸山史朗(Gt)と加藤英彦(Gt)による空間を切り裂くようなカッティングギター、
宇賀まり(Sax)による狂おしいパッションがほとばしるサックスソロなど、
大所帯ながら誰の存在も埋もれさせない個々のテクニックもお見事だ。
グイグイと突き進むダンスビートと都会的なアンサンブルがクールな「ディスカバリー」を終えると、
浜崎は「Yeah!Yeah!」とコールアンドレスポンスを促す。
「車が好きなのかライブが好きなのかわからないみなさんですけれど、来てくれてありがとうございます。
みなさんの幸せを祈って、次の曲を送ります」と語り届けられたのは、
1990年にリリースされたメジャーデビューシングル「幸せであるように」。
メロウなサウンドに乗せられた「幸せであるように 心で祈ってる」のフレーズが胸に沁みる。
FLYING KIDS<東京オートサロン2024>(※提供画像) 画像 3/3
心地良い演奏に身を任せていたら、あっという間に最後の曲になってしまった。
エンディングを飾ったのは「風の吹き抜ける場所」。
ラストサビでは、「最後はみんなで!」と浜崎がマイクをフロアに預ける。
貫禄を感じさせるアンサンブルも相まって、会場をひとつにしてみせたFLYING KIDSだった。
FLYING KIDSは、今月1月27日の愛知県・名古屋TOKUZO公演を皮切りに、
ツアー「FunKでしか言えない本当の事がある」をスタート。
4月7日の東京都・吉祥寺 STAR PINE’S CAFE公演でツアーファイナルを迎える。
(取材/テキスト:サイトウマサヒロ)