1月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間、世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会
「TOKYO AUTO SALON 2024」(東京オートサロン)が千葉県・幕張メッセ国際展示場で開催されている。
13日(土)、14日(日)には「AUTO SALON SPECIAL LIVE」と題した音楽イベントが開催され、
ジャンルや世代を超えた豪華アーティスト集結。熱いステージを繰り広げた。
本記事では、SARD UNDERGROUNDのライブの模様をレポートする。
ZARDのプロデューサーである長戸大幸に見出され、ZARDの作品を後世に伝える存在として
2019年に活動をスタートさせたトリビュートバンド・SARD UNDERGROUND。
数々の名曲を令和の現代に蘇らせながら、 2021年からはオリジナル楽曲も発表するなど活動の幅を広げている。
白いシャツで統一された衣装に身を包みステージに現れた彼女たちは、「揺れる思い」からライブをスタート。
神野友亜(Vo)による、ZARD・坂井泉水を思い起こさせる透明感あふれる力強い歌声が会場を包み込む。
SARD UNDERGROUND<東京オートサロン2024>(※提供画像) 画像 2/2
神野の「皆さんに出会えたことを嬉しく思いながら最後まで楽しんでいきます」というMCから披露されたのは、
アニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマにも起用されたオリジナル楽曲「空っぽの心」。
シャープなサウンドがどこか艶やかなロックチューンで、ZARDを再現するのみならず、
その遺伝子を受け継ぎ独自に進化させるSARD UNDERGROUNDならではの力強さを感じさせてくれた。
続く「マイフレンド」のラストサビでは、会場中が手拍子でその演奏に応える。
この日最後のMCでは、神野が「この後も素敵なアーティストさんが出演されますので最後まで楽しんでいってください」と語り、オーディエンスに感謝を伝えた。
終盤戦は、坂井泉水が作詞したFIELD OF VIEW「DAN DAN 心魅かれてく」、
そして押しも押されぬZARD最大のヒット曲「負けないで」で大団円!メンバーは観客ひとりひとりを見つめ、
一音一音を噛み締めるようにアンサンブルを紡ぎ合わせていく。
オーディエンスにさまざまな思い出を去来させながら時代を越えるメロディーを響かせたSARD UNDERGROUNDに、会場からは惜しみない拍手が送られた。
SARD UNDERGROUNDは、3月20日に結成5周年を記念したアルバム『ZARD tribute Best Selection』をリリース。1月14日から3月にかけて、全国各地でリリース記念イベントの開催が予定されている。
(取材/テキスト:サイトウマサヒロ)